小学生は教科書レベルをきちんと理解することが大切です。そして、家庭学習は、毎日の学習習慣をつけることを目標とし、必ずしも高い知識の習得は小学生時点では必要ないのではないかと思っています。ここでは、中学受験をしない小学生についてお伝えいたします。
こんにちは!たこあんどわさびです。
小学生が家庭学習をする場合には、教科書をしっかりと理解する力を身につけて、毎日少しずつ家で学習の時間をとることを意識しましょう。学校だけで、教科書を理解できているようであれば、家庭学習の時間はそんなに必要ありません。
でも、全く勉強しないようでは、中学生になって、急に勉強に順位がつくようになると驚いてしまうかもしれません。いずれ中学生になるときのために、少しずつ家庭学習をする習慣を身につけていきましょう。
毎日少しずつ学習に取り組むコツと家庭学習におすすめの通信教育についてお伝えいたします。
小学生の家庭学習の目標は?
小学生の家庭学習では、学校の宿題をすることと学習習慣を身につけることをを目標にしましょう。
そして、教科書を理解して、教科書レベルの問題を解けるようにしましょう。
宿題は提出することが目標です。内容よりも、きちんと提出する!宿題は必ずして提出するものだという常識を身につけましょう。中学生以上になるとレポートなど時間のかかる提出物も増えてきます。そして、レポートなど提出物が評定に直結してしまうので、必ず提出するという常識がかなり役立ちます。
中学受験をしない場合には、小学生レベルを小学生のうちに理解しておけば十分です。中学生レベルの勉強は中学生で理解すれば大丈夫です。だから、本人にとって難しすぎる問題を解く必要はありません。
1日にそんなに時間をかけずにクリアできる問題を毎日続けていきましょう。続けることが大切で、小学生時代に学習の習慣を身につけておくことで、勉強が必要となる中学生以上になって、無理なく勉強時間を確保できるようになるからです。
小学生の家庭学習が短時間で良い理由!
小学生の家庭学習の時間は短くて大丈夫です。毎日!のほうが大切です。1週間に1回5時間勉強するよりも、1日30分で毎日続けるほうが効果的です。
なぜ、短時間で良いのか?というと、小学生の勉強は基本的に学校でしっかり授業を聞いていれば大体理解できる場合が多いからです。学校で習う勉強量を家で復習してもそんなに時間がかかりません。教科書準拠でまとめられている教材を使えば、あっという間に終わる量のはずです。
また、小学生が先取り学習で難しい問題に取り組もうとしても、まだ勉強をする意味が理解できていなかったり、難しい勉強を理解するための能力が育っていなかったりします。
時間をかけて難しい問題を理解するよりは、難しい問題が理解できるまで、時を待つほうがいいと思うのです。小学生のうちに勉強はしたくない、面白くないものだという思いを抱えてしまうと実際に勉強が必要な中学生・高校生で勉強は難しくてできないと思い込んでしまい、頑張れなくなってしまうからです。
長時間の勉強を目標にしてしまうと毎日することは難しくなってしまいます。毎日今日もできなかった・・・明日もできる気がしない・・・という否定的な気持ちばかりになると勉強は自分にはできないと思ってしまいます。
小学生のうちは短い時間でもその日にやることをクリアするという達成感を味わいながら、勉強の習慣を身につけていくことを大切にしてください。
短時間で取り組めるおすすめ通信教材5選!
小学生は長時間勉強しなければ超えられないような高い壁をたまに突破するよりも、低い壁を何度も超えて自分はできるんだ!という自己肯定感を育てていきましょう!
子どもの時間は大人よりもはるかにゆっくり過ぎていきます。子どもの頃の夏休みはずっと続くと感じていたことはなかったでしょうか?人生経験の少ない子どもにとって毎日は新しいことの連続でとても長く感じるものです。
同じ教材をずっと使い続けるのは飽きてしまうことがあります。その点、1ヶ月に1回送られてくる通信教育は、1ヶ月の学習量を調節するにも、子どもの飽きにも対応できるのでおすすめです。
最近の通信教育はタブレットを使った勉強法が多くなってきています。確かに丸つけをすぐにしてくれる、やる気さえあればいくらでも問題に取り組めるなどさまざまな利点があります。
しかし、私はできれば紙ベースの教材をおすすめします。丸つけを子どもがすることは難しいので親がすることになりますが、これによって子どもの得意不得意を把握することができます。さらに紙ベースならば自分が今までに取り組んできたページの積み重ねを直接的に感じることができるからです。
いくらでも問題に取り組める・・・となるとたくさんの問題に取り組んでほしくなるのが親の気持ちです。子どもが最低限の取り組みだけをしていると何となく不満が残ってしまいあまり良い状況にならないことが多いと感じています。紙ならば、全てのページが埋まってしまえば、親はかなり満足ですよね!
ただし、子どもによっては視覚的に紙で勉強するよりも聴覚を使って勉強するほうが合っているという場合があります。子どもの様子に合わせて教材を選んであげることができるのは親ならでは!ではないでしょうか?
Z会:高い難易度の問題を解きたい場合には!
学校の勉強は物足りない・・・という理解力の高い子には、Z会がおすすめです。
英語を含めた5教科の教材を1ヶ月(26日)で全てクリアするために、3~4年生は30分、5~6年生は40分です。理解力が高く、すらすらと問題を解ける子ならば、かなり力をつけることができる教材となっています。
教科書レベルの問題、教科書に+αの問題、さらに応用問題(オプション)を学ぶことで高い学力を目指す教材となっています。教科書準拠ではないので、教科書と同じ内容ではありませんが、さまざまな問題に取り組むことができるでしょう。
5教科全てを必ず受講するというのではなく、1科からの受講も可能ですので、いろいろな問題に触れておきたい数学だけ、理解力を高めるために国語だけなど1科目から受講できるのはZ会の良いところです。1科目ならば、1日の勉強時間は10分程度ですから、無理なく取り組めるでしょう。
添削課題は5教科全てにあります。毎月の添削課題に全ての教科で取り組めるのもZ会のいいところですね。プログラミング教材は付属してきますので、2020年度からのプログラミング教育にも対応できます。
進研ゼミ小学講座:教科書準拠で教科書をきちんと理解する!
5教科全てがセットになっている進研ゼミの小学講座は、教科書を楽しく学んでいくのにとてもよい教材です。
教科書レベルを理解していくためには、教科書準拠の教材がいいでしょう。オールカラーのワークブックは1日15分程度の学習で1ヶ月分5教科を終わらせることができます。
漫画で学べる歴史教材や自由研究などの付録もいろいろとついてくるので、飽きることなく少しずつ学習していくことができます。ワークは、理解を深めてくれるイラストがたくさん使われているので、キャラクターに話しかけられているように勧めていくことができるでしょう。子どもの気持ちをくすぐる仕掛けが毎月考えられている教材です。
添削課題を提出することで1ヶ月の学習の区切りとして活用できます。
月間ポピー:教科書準拠で余計な付録はなしのシンプル教材!
教科書準拠で、シンプルに教材だけをお得に学習していけるのがポピーです。
ポピーは付録がつかない通信教育です。付録は来た当初は楽しむのですが、役には立つのでなんとなく捨てにくくてどんどんたまっていってしまうという特徴もありますよね。部屋が片付かないので付録がついていない教材だけが欲しい場合にいいですね。
その分受講料もお得になっています。
月間ポピーを作っている新学社は学校で使っているドリルを作っている会社でもあります。教材は学校のテストやワークと同じような形式でシンプルにつくられているので、学校の勉強と同じように取り組めるでしょう。
スタディサプリ:映像学習で先取り学習までカバーする!
映像教材での学習が向いている場合には、スタディサプリがおすすめです。
分からない単元の講義を聞いたり、1日1本講義を見るなどで学習ペースを作っていけるといいですね。講義1本15分なので、学習の習慣を作るにはいい時間ですね。
スタディサプリは小4~高3までの教材が使い放題なので、分からなくなったところまで戻って復習したり、先取り学習をすることができます。紙ベースの教材では、初めて習うところを自分で理解していくのは難しくなりますが、映像授業ならば学校で習うのと同じように学習を進めていくことができますね。
今習っているところより少し先の映像授業を受けておくことで授業のときにはそれを復習として活用できるという使い方もできるのがスタディサプリのいいところです。学校の授業よりも分かりやすい映像が満載されていますので、苦手な分野を一緒に視聴して理解につなげるのもいいですね。
ワンダーボックス:低学年におすすめ!地頭を鍛えよう!
低学年の場合には、国語や算数を学ぶいわゆる学習よりも、思考力を高める楽しい教材で地頭を鍛えていくワンダーボックスもおすすめです。
やりたい!と思える教材をクリアしていくことで自己肯定感と思考力を育てていきます。漢字の練習や算数の計算はできませんが、空間認識能力・プログラミング・創造力などさまざまな能力を使っていくことができるでしょう。
1ヶ月に1度アプリが配信され、キットが送られてきます。創造力を働かせて、楽しく学習する時間に夢中になるのではないでしょうか?むしろ、時間を制限して使ってもらわないといけないかもしれません。
すぐに何かを習得するというのではなく、将来的にずっと役立つ力を手に入れられるように開発された教材です。いずれやってくる時を楽しみに取り組んでいけるといいでしょう。
ワンダーボックスについて詳しくはこちらを参考にしてください。
小学生の家庭学習は毎日短時間でも取り組むことを目標にしよう!【休みあり】
小学生の家庭学習では、毎日短時間でいいので、クリアできる教材に取り組んで、できた!という達成感を積み重ねていきましょう。自分はできる!という達成感を積み重ねていくことで、自己肯定感を育てることができるでしょう。
そして、毎日の学習習慣を身につけることで、中学生になって本格的に勉強が必要になった時に、自分で考えて学習時間を増やしていくこともできるはずです。毎日10分だった学習時間を中学生になって1時間に増やすことができれば、70分→420分と飛躍的に勉強時間を増やすことができます。これは、毎日という習慣があるからこそです。
また、毎日!と書きましたが、必ずしも毎日でなくて大丈夫です。仕事にも休みがあるように勉強も休みの日があるからこそ、勉強しなければいけない時に頑張れる!ということもあるでしょう。
小学生ならば土日は勉強休みの日でもいいでしょうし、平日にできなかった課題に取り組む日にしてもいいですね。取り返しができる日があるのも、無理なく学習を積み重ねていくためには大切です。
小学生の家庭学習は毎日短時間で取り組めるものにしましょう!子どもにぴたっりの通信教育で学習ペースを作ってくださいね!
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。