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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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【中学生】不登校になったときの勉強!親にできることは?

中学生は不登校になる子が一番多い時期です。中学生が何がきっかけで不登校になったのか?という統計では、1位は家庭内の問題、2位がいじめではない友人問題、3位が学業不振となっています。

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 こんにちは!たこあんどわさびです。

 

子どもが不登校になると、親の悩みは本当に深いのではないかと思います。子どもが不登校になる理由はさまざまですが、学校に行かないことで勉強が遅れることはかなり気になる点ではないでしょうか。

 

中学生で不登校になったとしても、人生は続いていきます。人生において不登校の時期が永遠に続かないように、前を向いていけるように、勉強について親にできることを考えます。

不登校になってしまったときに考えたほうがいいこと

 

子どもが不登校になってしまったとき、親は何を考えたらいいのでしょうか?子どもが不登校になる原因はいろいろあります。原因を取り除けばいい場合もあるかもしれませんが、多くの場合、原因はきっかけであって、取り除いたからといって現状が変わるものではないかもしれません。

 

まず、家庭環境について振り返ってみることは必要かもしれません。必要以上に干渉していたり、完全に放任していたり、ということはなかったでしょうか。子どものすることのすべてが目について常に注意しているようなことはありませんか?また、子どもが何を言っていても、何をしていても全く干渉していないということもありませんか?

 

もし、そういう状況が続いているならば、まずはそこを変えていきましょう。

 

しかし、実際にはそうでないことも多いのではないでしょうか。普通に生活し、普通に育ててきたのに・・・という場合です。そういう場合に、自分はダメな親だ・・・と思ってしまう必要はありません。それでもどうしても自分の子育てが間違っていたから、子どもが学校に行かなくなってしまったのではないか?と自問自答を繰り返してしまうことは多いでしょう。

 

 ダメな親だ・・・と思っている親を見て、子どもはダメな親の子だからダメなんだ・・・と思ってしまうかもしれません。不登校になってしまったことは仕方のないことで、今できることは今後を考えていくことではないでしょうか? 

 

他人と過去を変えることはできませんが、自分と未来はいくらでも変えることができます。よく言われる言葉ですが、真実です。

 

子どもであっても他人です。子どものここを変えたほうがいいといくら心を込めて伝えても子どもが変わろうと思わない限り変わることはありません。逆に反抗期の中学生にはうっとうしい、うるさいと受け取られてかたくなになってしまうことも予想されます。

 

でも、親である自分の行動ならば、すぐにでも変えようと思えば変えられます。まずは、自分を変えてみましょう。

 

そして、1番に変えてほしいのは、親が自分を責めている気持ちです。不登校になったのは親のせいじゃない!これから一緒に何ができるかな?と気持ちを切り替えていきましょう。

 

行動分析学から考える親の対応

では、親は実際にどのように対応していったらいいのでしょうか?まずは、現状を認めるところからですね。

 

親は間違っていない!・・・では子どもは間違っているのでしょうか?

 

それは違いますね。子どもは子どもなりに行こうと思っていたけど行けなくなった・・・頑張りたかったけどできなかった・・・という思いを抱え、どうしようもなくなって不登校という選択をしてしまったかもしれません。

 

それならば、現状不登校なのは仕方ないというところから始めましょう。学校には行けないから、どう過ごそうか?という感じです。

 

最初のうちは、まず現状を受け入れるために心穏やかに過ごす時間も大切です。ずっと寝ていたり、ずっとゲームをしていたり。しばらくは何も言わずに見守りましょう。

 

子どもは禁止されると反発心からやらなければいけないことまでしなくなってしまいます。でも、全てを受け入れられていると自分からやるべきことはしないといけないと思えるようになるはずです。この時期を口出しせずに見守れるか?は親の試練の時期かもしれませんね。

 

子どもには「強化」と「消去」を駆使して対応するといいでしょう。してほしい行動を「強化」して、してほしくない行動は「消去」していくのです。

 

例えば、文句を言いながら宿題をしたという場合には、「宿題をした」という行動は好ましい行動ですし、「文句を言う」のは好ましくない行動です。

 

この時、「どうして文句を言うの!!」だけを言うと、文句を言うことを「強化」し、宿題をしたことを「消去」してしまっています。せっかく宿題をしたのに認められない子どもは、宿題なんかしても仕方ないと思ってしまうかもしれないのです。

 

だから、こういう場合には「宿題を頑張ったね。」と言いましょう。そうすれば、宿題をしたことが「強化」され、文句を言ったことは「消去」されます。そのため、宿題をしたらほめられたという感情で、また宿題を頑張ろうと思えるようになります。

 

この「強化」と「消去」の効果を知っておくことで、子どもへの対応はかなり変わってくるのではないでしょうか。親はどうしてもよりよくなってほしいという思いから、ダメなところを指摘して、それに集中するあまり良いところはスルーしてしまうことがあります。

 

そうではなくて、してほしくないと思う行為としてほしいと思う行為が同居しているような場合には、してほしいと思う行動を認めて、してほしくない行動はスルーしましょう。それを続けていくうちにだんだんと子どもが変わっていくことが分かるでしょう。

 

親は少しだけ、自分の言動をふりかえって、自分を変えていきましょう。そして、自分の頑張りを自分で認めて自分をほめていきましょう。

 

「今日も仕事を頑張った!」「今日は晩御飯を美味しく作れた!」「毎日洗濯を頑張っている!」「今日は子どもを怒らずにすんだ!」「今日は子どもの勉強に15分つきあうことができた!」「今日は文句言った子どもに反応せずに小言を我慢できた!」などなどいっぱいがんばっていることがあるはずです。できないことよりも、できたことを数えていきましょう。

 

まずは親が自分はだめだ・・・という思いを払拭して、自己肯定感を取り戻し、前向きに日々を過ごしていくうちに子どもの自己肯定感も育っていくでしょう。その積み重ねが子どもの勉強へのやる気を取り戻すことにつながっていくはずです。

 

不登校でも高校受験に向けてできることを知っておこう!

不登校は仕方がないとして、それで未来をあきらめてしまう必要はありません。中学生の心ではなかなか受け止めきれなかったことも、高校生に成長することで、高校という環境に変わることで大丈夫になることもあります。

 

高校受験では良くも悪くも内申点が大きく関わってきます。不登校の場合には、出席日数において大きな不利がありますので、その点についてお伝えいたします。

 

小学生・中学生(高校は含まない)では、IT教材を使った自宅学習を出席扱いにすることができると文科省から通達されています。

 

IT教材を使った自宅学習が出席扱いとなるためには次の7つの条件を満たす必要があります。

  1. 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
  2. ITや郵送、FAXなどの通信教育を活用した学習活動であること
  3. 訪問等による対面の指導が適切に行われること
  4. 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
  5. 校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
  6. 学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
  7. 学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らし判断すること

 

学校によっては6.7.の条件を満たすことが難しく認定されないという場合があるようです。どれくらいの課題をこなすことができれば、出席とするという判断は学校側によって決められるため、皆が同じというわけにはいきません。

 

しかし、条件さえ満たせば、不登校なのに欠席ゼロということもできますので、不登校が仕方ないならば、その方向を検討していくことも前向きな努力になりますね。

 

まず、不登校の定義をおさえておきましょう。不登校は「年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由によるものを除いたものに該当していること」となっています。 

 

そのため、起立性調節障害で学校に行けない→病気理由となってしまうため、不登校となりません。ただし、起立性調節障害で欠席が多いため、学業不振で学校に行けなくなってしまった・・は不登校となります。不登校と認められないと、通信教育での出席は認められないので、定義を確認しておきましょう。

 

通信教育での学習を出席扱いにしてもらうためには、まず、担任の先生に相談しましょう。担任の先生は文科省からそういう通達がきていることを知らない可能性もありますので、資料を持参するといいですね。

 

この相談時に注意してほしいのは、今後不登校を続けるためにというのではなく、いずれ学校に通うようになれるためにを前提に話を進めていくことです。その後は、担任の先生が教頭先生や校長先生に相談するのを待ちましょう。

 

文科省の通達はこちらです。別記2を参照してください。

不登校児童の出欠取り扱いについて/文科省

 

このように通信教育等を使って、平成30年度に出席とされた不登校生徒は小中学生合わせて286人です。平成30年度の全国小中学生の不登校生徒は164528人ですから、まだまだ通信教育での学習を出席とカウントできるということを知らない人も多いのではないでしょうか。知っておくことが武器になることもあります。

 

不登校に対応できる通信教育【すらら】

不登校の場合には、授業を聞けませんので、問題を解いていくだけのタイプの通信教育では説明が足りず、勉強をすすめていくことが苦痛になってしまいます。そして、不登校に対して特別に対応がないことも多いでしょう。

 

不登校への対応のシステムがあり、不登校でも出席扱いにしてもらえる条件をそろえている通信教育として、【すらら】をおすすめします。

 

通信教育【すらら】は、対話型の講義でしっかりと内容が理解でき、無学年制なので分からなくなったところまで戻ったり、分かることは先取りをして学んでいくことができます。初めて学ぶ内容を理解できるように考えられた内容なので、それだけで学習を進めていくことができます。

 

不登校の原因には大人が怖いということもあります。そういう場合にも、アニメキャラクターが分かりやすく話をしてくれる【すらら】は、楽しく学習を進めていくことができます。

 

そして、不登校の子がいる親にとって1番頼りになるのは【すららコーチ】の存在です。【すららコーチ】は、親とコミュニケーションをとりながら、子どもの学習計画を練り、子どもの学習環境を整えていく現役塾講師の方です。親とはLINEやメールを使って連絡をとります。

 

【すららコーチ】には不登校の子を抱えているという悩みを受け止めてもらったり、それぞれの場合の原因や状況に合わせてアドバイスをもらえます。不登校の子がいる悩みを受け止めてもらえる存在がいるだけで気持ちが楽になることもあるでしょう。

 

そして、【すらら】をつかった学習を学校の出席につなげていくための助言もしてもらえます。

 

【すららコーチ】にも得意不得意があります。不登校に理解が深い【すららコーチ】をお願いできるようはじめに不登校であることを伝えておくといいですね。

 

【すらら】を利用した不登校の生徒の例を5例お伝えいたします。

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【すらら】を利用することで不登校でもしっかり学習していくことができます。以前は3教科にだけ対応していた【すらら】ですが、現在は5教科全てに対応できるようになり、より使いやすく役立つ教材として進化しています。

 

【すらら】は詳しい個人情報が必要なくメールアドレスだけで無料体験ができますので、一度体験してみてください。不登校になってすぐには、気持ちが勉強にまで向かないかもしれませんが、 少しずつ親子で一緒に【すらら】を楽しむことができるようになるといいですね。

 

【すらら】の無料体験はこちらから

 

 

不登校になった時の勉強!

不登校になったときには、まず勉強!ではなく、そうなってしまったことに傷ついた親と子どもの心の回復を目指しましょう。できないことには目をつむって、できることを認めていきましょう。親も子も自己肯定感を取り戻すことができれば、自然と勉強に意識が向いていくでしょう。

 

そして、勉強は親子の悩みに寄り添ってくれる【すららコーチ】と一緒に頑張っていける通信教育【すらら】がおすすめです。不登校に理解のある【すららコーチ】に対応してもらえるように相談してみてくださいね。

 

1回15分程度の対話型の講義では、学年ごとに個性的なキャラクターが分かりやすく説明してくれるので、初めて習うことでも理解できるようになっています。学年ごとになっていますが、どの学年の授業も受けることができる無学年制のオンライン学習ですので、自分の得意や苦手に合わせて学習することができます。

 

スモールステップで1人でも納得して授業を進めていくことができるようになっていますので、不登校であっても安心です。

 

さらに、家で頑張って取り組んだ学習が出席につながっていくといいですね。 

 

不登校に対応の【すらら】はこちらから 

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。