学問のオススメ

2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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高校受験の面接対策はどうしたらいいの?

高校受験でも面接はとても大切ですね。面接をするのは先生です。先生はどんな生徒を合格させたいと考えるでしょうか?その点をおさえて、しっかりと対策をしていくことが面接の攻略につながっていくでしょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

高校受験では面接で合否が決まることもありますね。面接をしてくれる先生の気持ちを考えてみましょう。きらりと光る意見を言う子は合格させたいと思うかもしれません。でも、このきらりと光る意見というのは面接をする先生によって意見が分かれる可能性が高いですね。

 

どんな先生にとっても合格させたい生徒というのは、身だしなみがきちんとしていて、あいさつがはっきりできて、受け答えがきちんとできて、話す内容は面接の勉強をきちんとしてきたんだなぁと努力の様子が分かるような生徒ではないでしょうか。当たり前のことを当たり前にきちんとすることを求められるのが高校受験の面接だと思うのです。

面接を受けるときに気をつけるべき当たり前のこと

当たり前のことを当たり前にできることが面接には求められます。こちらに書いてあることは受験生はみんな気をつけてくるところです。基本的な対策をしていない場合には、悪いほうで目立ってしまいます。まずは当たり前のことに気をつけましょう。

 

身だしなみ

第一印象の大きな部分を占めるのは身だしなみですね。しわくちゃな制服では印象が悪いのは当たり前です。髪を整えて、ピシッとした制服を着て、靴下も左右で高さが違ったりしないようにそろえます。細かいところに意識を向けることができるかどうかで印象がずいぶん変わってきますので、気をつけましょう。

 

入退室の仕方

入退室の仕方も大切です。ひとつひとつの動作を終えてから次の動作に移ることでメリハリのある動きになります。必ず促されてから座るようにしましょう。

 

あいさつ

あいさつははっきりと相手に心地よく聞こえる大きさで伝えましょう。あまり大きすぎても不快ですよね。はっきりと伝わる声であいさつをしましょう。最初のあいさつは入室時の「失礼します」ですね。最初の発声です。第一印象にかかわってきますので大切にしていきましょう。

 

話すときの姿勢・目線・表情

椅子には浅く腰掛け、しっかり背筋を伸ばします。猫背や背もたれにもたれるような姿勢はやはり印象がよくないですね。

 

目線は相手の目を見ましょう。相手の目を見るのは緊張すると思いますが、目線があまりウロウロするのはよくありません。どうしても目が見られないと思ったら、ネクタイの結び目あたりをみましょう。何人も面接官がいる場合には順番に目をみて話しましょう。

 

表情は、笑顔を作ることを心がけて口角を上げる努力をしましょう。満面の笑顔ではその場にそぐわない場合もあると思いますが、笑顔に見える顔というのは印象がいいですね。緊張しますが、口角を上げて柔和なイメージを作りましょう。

 

言葉づかい

丁寧に話すことが大切ですが、無理な敬語を使う必要はありません。「~です。」「~ます。」で話すことができれば十分です。自分のことは「私」家族のことは「父」「母」受験する高校のことは「貴校」「御校」などの呼び方が自然にできるといいですね。

 

待ち時間について

面接には待ち時間も多くあると思います。その時間をみている先生もいるかもしれませんので、気を抜かずに待ちましょう。時間が長い場合には、読書をしたり、面接で聞かれるかもしれないことをまとめた回答ノートをみるのをおすすめします。(回答ノートについては後述します。)

 

面接を受けるときに気をつけるポイントは?

面接の回答を通して印象は変わります。ポイントを押さえて少しでもいい印象を持ってもらえるといいですね。

 

終始一貫した内容を話そう

面接を受けるときにその場その場で答えているうちに、話のつじつまが合わなくなってしまうことがあります。終始一貫した内容が話せるように、常に自分ときちんと向き合った回答をすることが大切です。

 

具体的なエピソードを盛り込もう

回答には具体的なエピソードを盛り込むといいですね。やはり、経験を通した意見には説得力があります。急に聞かれたら答えられないことが多いと思うので、話せそうなエピソードをいくつか考えておくことも必要です。

 

抽象的な言葉は避けよう

「しっかりやりました。」「きちんとしました。」など具体的エピソードを伴わない話は、相手に全く響きません。「部活動をしっかりやりました!」というよりも「部活動は休むことなく、週に5日、1日3時間基本練習にも手を抜かずに頑張りました。」というほうが説得力もありますし、伝わりますよね。抽象的な言葉はなるべく具体的な言葉に変えて話しましょう。

 

聞かれたことに答えよう

質問を理解してその答えを返すことが大切です。質問に対して少しでも長い回答をしようとして結局何が言いたいのか分からないようではよくありません。まずは、聞かれたことに対して正しい答えを返しましょう。

 

 

面接で聞かれるのはどんなことだろう?

 面接で聞かれることの回答をあらかじめ準備しておけば安心感も違います。自分が聞かれたらどう答えるだろうか?と考えてみてください。

 

あなたの長所、短所は何ですか?

長所、短所はよく聞かれるポイントです。基本的には長所の裏返しで短所にすると考えるといいですね。例えば、長所が「行動力がある」ならば、短所は「せっかちなところがある」というのはどうでしょうか。長所が「根気よく取り組むことができる」ならば、短所は「取り組んでいること以外に目を向けることができない」にするといいですね。

 

質問のされ方によっては、長所には具体例を短所には今後克服していく展望を答えられるように準備しておくと万全です。ただし、聞かれていないのにそれらを全てワンセットにして話してしまうのは避けたほうがいいと思います。あくまでも、面接は会話ですから、そのときの質問にあった回答をしましょう。

 

あなたの特技は何ですか?

特技について聞かれることも多いと思います。聞かれたときには答えられるように準備しておきましょう。こちらも何か具体例を考えておくといいですね。何もありません・・・という答えはオススメできません。なんでもいいので特技を見つけておきましょう。特技は必ずしも誰にもできないようなすごい技である必要はありません。例えば、暗記が得意、ノートをきれいに書くことができる、人の話をしっかりと聞けるなど勉強面でも特技はいろいろとあるはずです。自分の得意なことを考えてみましょう。

 

志望動機は何ですか?

高校受験の面接ではよく聞かれる質問ではないでしょうか?志望校の教育方針や校訓とその中で自分が実現したいことを絡めて話をすることができればいいと思います。志望校の教育方針や校訓は必ず調べておきましょう。そのうえで、自分が高校で実現したいこと、特に志望校での環境が実現に必要である場合にはその点について伝えることができるといいですね。

 

得意な科目、苦手な科目は何ですか?

得意な科目はなぜ得意なのか、苦手な科目はどのように努力したかまでを考えておきましょう。それらについて答えるかどうかは会話の流れになりますが、回答を準備しておくことが大切です。考えておかないと意外とスッと言葉が出てこないことがあります。

 

必ずしも本当のことでなくてもいいかもしれません。5教科は、高校としてはしっかりと頑張ってほしい科目にはなりますので、苦手な科目は副教科から選んでおくほうが無難かもしれません。英語に力を入れている学校で、英語が苦手です・・・と言われるとうちの高校でないほうが生きやすいんじゃないかなと思ってしまいますよね。

 

中学生活で頑張ったことは何ですか?

こちらは具体例をあげて、それで得られたことまでを話せるといいですね。

 

例えば、部活を頑張ったらならばどんな風に頑張って、どういう結果が得られたのかについて伝えられるといいですね。なにか結果が残っているものがあればそれについて伝えられるといいのではないでしょうか。

 

高校に入ったらどんな3年間にしたいですか?

志望動機と同じような質問になりますので、学校の理念と自分の希望をあわせて、さらに将来につなげるような話ができるといいのではないでしょうか。また、3年間の高校生活の後につづく将来につながっていきます。大切な3年間であることを前提に素敵な3年間を考えておきましょう。

 

将来の夢は何ですか?

この質問を考えることで、高校3年間の過ごし方や志望動機にもつながってきますね。ということは、それぞれに一貫性を持たせるためには、流れで考えておくほうがいいということです。

 

最近読んだ本は何ですか?

受験生には厳しい質問のひとつだと思いますが、何か1冊は準備しておきましょう。「勉強ばかりしていて読んでいません。」というのも味気ないですよね。

 

最近気になったニュースは何ですか?

時事問題です。いくつかニュースを用意しておきましょう。そして、そのニュースに関して何が問題で何を感じたのかを考えておくといいですね。

 

何か質問はありますか?

「特にありません。ありがとうございました。」で問題はないと思います。面接内で疑問に思ったことで、どうしても聞かないといけないことがあれば聞いてもいいと思います。でも、基本的には終わりのあいさつのひとつと捉えてもいいのではないでしょうか。

 

面接にも勉強と練習が必要だ

 さて、ここまで考えてくると面接にも時間を割いて勉強する必要があることが分かりますね。勉強して、練習をしておくことが当日の安心につながると思います。

 

面接のための回答ノート作ろう!

面接用に回答ノートを作りましょう。いろいろな質問を想定して、自分の回答を書いていくのです。書いていくうちに一貫性がないことに気づくことがあるかもしれません。自分の回答を客観的にみたり、先生に指導してもらう場合にも回答ノートがあれば簡単にチェックができます。

 

回答ノートを作ることで当日自分が話すことを具体的にイメージできます。ぜひ作ってみてください。

 

練習をして本番に備えよう!

実際に、入室から退室までを練習しましょう。いろんな人に面接官をしてもらえば、いろんな面接の練習ができますね。実際に口に出して答えておくことでだんだんとスラスラ話せるようになるはずです。

 

本番は練習とは絶対に違うということを心得ておこう!

 そして、一番大事なのはどんなに練習しても、本番は練習とは必ず違うということを心得ておくことです。本番では想定した質問が全くでないこともあるかもしれません。それでも、ノートを作成して練習した成果は必ずあるはずです。いろいろな情報を組み合わせることで一貫性のある自分だけの回答をすることができるでしょう。

 

面接は、いろいろな回答を考えて、しっかり練習しておけば、きっと落ち着いて話をすることができます。努力の様子が面接官に伝わるといいですね。

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。