小学生が勉強しているとき、集中して取り組んでいますか?ゲーム片手に宿題をしているとイラっとしてしまうことはありませんか?一緒に勉強するときは、尋ねられたことに答えるくらいで基本的には黙ってそばで見守ってあげましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
小学生と勉強するとき、すすんで一生懸命勉強する子はあまり多くないかもしれません。真剣に勉強できたとしても、小学生がそんなに長い時間を勉強に使うことはとても大変なことではないでしょうか。小学生の気持ちと一緒に勉強するときの親の対応についてお伝えいたします。
- 小学生は今が全て!
- 小学生は将来とははるか先にあるものだと思っている
- 小学生は1日の時間の短さに気づいていない
- 小学生は少しの時間で成長する
- 小学生はやる気に大きく左右される!
- 小学生は短い時間で結果を出そう!
- 小学生と一緒に勉強するときの親の対応!
- 親があきらめない!継続しよう!
- 小学生の特性を理解して、勉強のサポートをしよう!
ゲームしたいし、友達と遊びたいし、勉強なんてしたくないよ!
まずは小学生の時間の流れと頭の中を理解しましょう!
小学生は今が全て!
小学生にとっては今が全てです。早く宿題をすればいいのに・・・とか、やることやってからゲームすればいいのに・・・とか親は思うところが多いですが、小学生にとっては今しているゲームが面白ければやめたくないですし、勉強よりもゲームがしたいのは当たり前です。
だからと言って、宿題をしなくていいと思っているわけではありません。宿題はするつもりだけれど、気づいたらゲームで時間が過ぎていたり、漫画を読んでいたら時間が過ぎていた・・・という状態です。
小学生は将来とははるか先にあるものだと思っている
また、小学生にとって将来とははるか先のことです。小学6年生の次女が、中学1年生になるにはもう1年もありません。親にとってはすぐのことですが、小学生にとっては想像することも難しいくらい先のことなのです。
そういうわけですから、将来のことを考えて!と親は言いたくなりますけれど、小学生にとっては全く想像できない未知の世界ですから、考えることもできないというのが多くの場合でしょう。
今から、中学生に備えてしっかり勉強したらいいのに・・と親心では思いますが、小学生にとっては今が大切で、将来ははるか先ですから、全くその必要性を感じません。
小学生は1日の時間の短さに気づいていない
さらに、小学生にとっては1日はとても長いものです。1ヶ月前のことなんて大昔と言っていいほど以前のことになってしまいますし、2か月先なんてそんなの先のこと過ぎて近くなったらまた教えて!と思うくらいです。
だから、親にとってはあっという間に過ぎていってしまう1日が小学生にとっては貴重な1日であり、小学生は時間が短いということにまだ気づいていません。
だから、小学生にとっては、今がすべてで、将来ははるか先なのだといえるのかもしれません。今の時間は永遠に続くように感じるからあと5分であってもゲームがしたいし、1ヶ月先にあるテストの漢字なんか勉強していられないのです。
小学生は少しの時間で成長する
でも、少しの時間で成長することができるのも小学生です。ほんのちょっとの努力でもいろいろなことを身につけていくことができます。小学1年生と小学6年生は大きく違いますよね。たった6年間で体も心も大きく成長します。
小学生は昨日できなかったことが、今日にはできたりします。親はできていないことに目が向きがちですが、できるようになったことが毎日何かあるのではないでしょうか。親はどうせできない・・・ではなく、あとこれだけがんばればできるよ!という近い未来を伝えてあげることで、小学生の成長を促すことができるでしょう。
小学生はやる気に大きく左右される!
小学生はやる気がある場合とない場合で結果が大きく違ってきます。やる気がある場合には、自分にはできる!という気持ちが根底にあるはずで、そこに少しの努力が生まれます。
やる気がない場合には自分には絶対にできない!という気持ちが隠れていて、できないことができるはずがないと思ってしまうのです。そうなるとやってみようという気持ちさえ生まれずに、やらないからできないという状態になってしまいます。
小学生は、やる気を育ててあげれば少しの努力をすることができます。そのためには、小さな課題の達成を積み重ねるように誘導してあげられるといいですね。
小学生は短い時間で結果を出そう!
小学生は短い時間で結果を出すことが、やる気につながりますし、自分はできる!という自己肯定感につながっていきます。今がすべてで、将来ははるか先だということが分かっていれば、2か月先の何かを獲得するために努力しろ!と言われることが全く響かないことは分かるのではないでしょうか。2か月先の何かを獲得する!を目標にするのは親でいいでしょう。
小学生にはその目標に向かうためには、今何をすればいいのか?を伝えてあげるのがいいですね。
例えば、中学で英語を学ぶときに困らないようにオンライン英会話をしよう!という場合に、中学で困らないように!を目的にしてしまうと小学生には響きません。目的が先過ぎて今じゃなくても・・・と思ってしまうのです。
この場合には、「オンライン英会話は毎日するものだよ!」と伝えて、「でも1週間に1回は休んでいいよ!」と言うと「いつ休もうかなぁ。」とそっちが楽しみになって、なんとなく週6日の英会話をすることができるようになります。
もちろん、今がすべての小学生ですから、1週間に1回しか休めないけど、今日も休みたい!とさまざまな言い訳を重ねてくる場合がありますが、そこは親の権限で「やるよ!」で解決していきましょう。
ただ、その時の態度には気をつける必要がありますし、子どもの言い分が納得できるならば「じゃあ、今週は2回休んでいいよ。」と譲歩してもいいでしょう。オンライン英会話はしてほしいことですから、なるべく小学生が気持ちよく取り組めるような言葉を使っていきましょう。
- 「最近上手に話せるようになってきているから、今日も頑張ろう!」
- 「素敵な発音が聞きたいな!」
- 「週1回だけが休みで、今週はもう休んだから今日はやるよ!」
怒らず淡々と伝えるところがポイントです。
小学6年生が1年間オンライン英会話を続けてみましたので、こちらを参考にしてくださいね。
小学生と一緒に勉強するときの親の対応!
小学生と一緒に勉強するとき、親は一緒にいて見守るというのがいいですね。特に高学年になってくると、親の言うことにはいちいち反抗したくなる時期ですので、あまり口出しをしないほうがいいでしょう。それでも、そばにいてほしいのが小学生ですから、そばにいて口出しをせずに見守ります。
そばにいるのに口出ししない・・・というのは難しいなと思うかもしれません。
でも、次のような言葉を言い続けていたのならば、1度やめてみましょう。とりあえず、1ヶ月我慢してみてください。
- 「字を丁寧に書きなさい!」
- 「もっとよく考えて!」
- 「計算をもっと早くできるようにならないと!」
- 「勉強しなさい!!!!」
- 「漢字が苦手なんだから・・」
- 「なんでこんなミスをしているの!」
大人にとってはたった1ヶ月。でも時間の流れがゆっくりな小学生ですから、1ヶ月も親が言葉を封印したらすごく長い時間親がうるさく言わないな・・・と思うわけです。大人の行動が変わると子どもの行動は必ず変わります。
でも、ほったらかしではダメです。「宿題の時間だよ!一緒にやろう!」と隣に座って宿題の様子を見守りましょう。
小学生のうちは宿題以外の家庭学習の時間を10分でもいいので確保するようにしましょう。中学生になって勉強しなければならなくなったときに、家庭学習の習慣があるのとないのとでは勉強時間の確保に大きく差がでてきます。家庭学習ができるのかどうか?というのは中学生になった時の成績に直結してきます。
家庭学習の習慣をつけたいのですから、すぐに達成できるくらいの量がいいです。1日の課題が多すぎると小学生は先が見えなくてやる気はすぐにゼロになってしまうからです。
勉強することを促したいときは、「宿題の漢字ドリルはしたの?」「明日の算数のテストの勉強をしよう!」と具体的な勉強内容を伝えることで、「あぁそれしないといけなかった」と思い出せるかもしれません。
「勉強しなさい!」はどんな時でも使えますが、それは手抜きの言葉でもあります。今何をする必要があるのか?を親が把握しているというのは小学生の安心にもなるでしょう。
ゲームをやめられないなどやらなければならないことができていない場合には、どうしたらできるようになるのか?を親子で話し合いましょう。
そこで、親が、「8時になったら勉強しなさい!」では話し合いになりません。子どもの意見で、どうしたらできるのか?を考えたらまずはそれを実行させてみましょう。それでも、できなければ、また話し合いです。そして、約束したことは守れるようにサポートしていきましょう。
この時も「ゲームを捨てるよ!」とか「漫画禁止!」という強い言葉は反感・反発しか生みません。どうしたら勉強をしてゲームや漫画も楽しめるのか?を考えていきましょう。
親があきらめない!継続しよう!
何かを続けていくということは小学生にとってはかなり難しいことになります。だから、継続は親の仕事と心得ましょう。何度も言いますが、小学生は今がすべてで、将来ははるか先ですから、毎日「今」を繰り返す必要があります。小学生に続けてほしいことがあるならば、親があきらめずに継続をすすめるようにしましょう。
同じことを毎日言うのは大変ですが、それを続けることが継続への道です。「今日はこれをしてね。」を淡々と言い続けましょう。
小学生の特性を理解して、勉強のサポートをしよう!
小学生の今がすべてで将来ははるか先!ということを理解して、声かけや継続について考えていきましょう。
勉強をしないことにイライラしたとしても、それを子どもにぶつけてもいいことは何もありません。勉強をしないのは子どもの問題であり、子どもがどうしたら勉強できるのかを考えるしか解決への道はありません。親がイライラをぶつけて、子どもが勉強をするようになることは絶対にありませんので、イライラするだけ無駄です。
勉強をするのは子どもで、親はサポートですから、いかに気持ちよく勉強できるか?を考えることで、子どもが勉強しないといけないなぁと思うことができるかもしれません。
小学生は、まだ子どもですから、親が一緒にいてくれると口では何を言っていたとしても心強いと思っているはずです。親がそばで、「がんばってるね」「よく解けたね!」「もう覚えたの!」と認める言葉で勉強の伴走をしてあげるとさらに頑張ることができるでしょう。
小学生の時間の流れを把握して、毎日継続して家庭学習の時間を確保していってくださいね。
こちらも参考にしてくださいね。
学習環境を整えるにはいいデスクライトが役立ちます。こちらも参考にしてください。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。