学問のオススメ

2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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高校受験生の夏休み勉強スケジュール

高校受験生にとって夏休みの過ごし方は非常に大切ですね。毎日を計画的に過ごすのと行き当たりばったりで過ごすのでは夏休み終了時に大きく成果が変わってきます。夏休みにぜひやっておきたいことをまとめました。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

高校受験生の夏休みの過ごし方についてお伝えいたします。

 

夏休みの勉強時間を考える

どれくらい勉強したらいいかな?

精一杯頑張ったと胸をはって言えるくらい勉強しましょう!目指すは10時間!

 

1日24時間で、寝る時間を8時間とします。残りは16時間ですね。このうち、勉強のために何時間使えますか?食事を3回取るのに1時間30分、お風呂で30分とすると残りは14時間・・・。でも、毎日14時間勉強するのははっきり言って無理ですよね。となると自由時間を4時間とって、10時間。

 

全力で頑張るなら10時間は勉強したいところですね。1日10時間の勉強は、今の自分を確実に成長させます。現状に合わせるのではなく、本当に行きたい学校を目指しましょう。そのためにも、理想の志望校を夏休み前に決めましょう。なんとなく成績があがったら、少し上の志望校に変更しようかなと思っていてはなかなかモチベーションが保てません。はっきりとした目標を定めることが勉強の動機になります。

 

こちらを参考にしてください。 

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息抜きを取り入れた時間割を組もう

中学校の時間割のように、50分勉強したら、10分休みを10回繰り返すのはどうでしょうか?実質は8時間半程度の勉強時間になりますが、高校受験ですからこれだけ勉強できればかなりいろいろなことに取り組むことができます。

 

時間割例はこちらです。

7:00起床~9:00 朝ごはん+身支度など  
9:00~9:50 勉強 10分休憩
10:00~10:50 勉強 10分休憩
11:00~11:50 勉強 10分休憩
12:00~14:00 お昼ごはん休憩+15分昼寝+休憩タイム  
14:00~14:50 勉強 10分休憩
15:00~15:50 勉強 10分休憩
16:00~16:50 勉強 10分休憩
17:00~17:50 勉強 10分休憩
18:00~20:00 晩ごはん休憩+お風呂+テレビなど休憩  
20:00~20:50 勉強 10分休憩
21:00~21:50 勉強 10分休憩
22:00~22:50 勉強 10分で就寝準備
23:00就寝    

 

勉強を毎日この時間割り通りにするのは確かに大変かもしれません。息抜きの日があってもいいですよね。でも、できれば、完全に勉強しない日は作らないほうがいいでしょう。

 

継続するのは実は毎日のほうが続きます。時々しなくてもいいか・・・と思うと、しなくてもいい日がどうしても増えてしまいます。しんどいなと思う日も少しは勉強していきましょう。

 

勉強スケジュールは内容の計画も立てよう!

時間の計画がたっても実は何をすればよいかよく分からない・・・ということもよくあります。何をすればいいのか?を明確にした計画表を立てましょう。

 

次女の夏休みの計画は、1学期の間に塾で習ってきた英語と数学を総復習することにしました。200ページ以上あるテキストそれぞれ1冊ですからそこそこのボリュームがあります。これを目の前に置かれるとどれくらいのペースですればいいのか?どれくらいすればいいのか?本当に終わるのか?などどうしても途方に暮れてしまうのが中学生です。毎日コツコツすれば必ず終わるのですが、その計画性はまだ中学生にはハードルが高いのです。

 

この点については親がサポートできるといいですね。次女の夏休みは38日間あります。毎日コツコツとしつつ、時々さぼってしまっても何とかなるように数日は空白の日を作りながら計画すると、数学は1日6ページ、英語は1日8ページすれば夏休み中に終わることが分かりました。この量ならなんとかなりそうですよね。

 

計画を立てた後は実行するだけ。勉強が嫌にならないようにできたことを認めていくことで3日坊主になりやすい中学生をサポートしていけるといいですね。完璧にすることは大人だって難しいことです。8割~9割もできていればよしとして、毎日あきらめずに継続していくことを目指しましょう!

 

夏休みは3年間の総復習をする最後の機会!

 勉強時間を大幅に確保して勉強できるチャンスは夏休みにしかありません。夏休みの勉強量によって志望校のレベルアップも十分に可能です。1.2年の勉強範囲も含めて総復習をしましょう。

 

 国語、数学、英語の3教科は特に積み重ねの科目ですので、どこかでつまづいているとそこから伸び悩んでしまいます。自分がどこで分からなくなっているのかを把握して、そこまで戻って基礎を確実に固めてから先にすすむようにしましょう。

 

理科と社会は直前まで勉強すればするほど点数が伸びる教科です。3年間という範囲の広さによって途方に暮れてしまうのですが、大切なのはどれだけ繰り返すことができるか?ということです。単元ごとに理解していくことで、だんだんと分かる単元が増えていくでしょう。

 

科目別!5教科勉強法!夏休みだからこそできること!

 

英語

基礎的なところでつまづいていると感じている場合には教科書をしっかり復習することをおすすめします。英語ならば、1年生から3年生までの教科書の音読が効果的です。目に見えてすぐに効果は出ませんが、継続することで必ず基礎力となります。1人で予習するのは大変ですから、すでに習った範囲だけで十分です。なるべくスピーディを心がけて音読してみてください。覚えてしまうぐらい繰り返すことも忘れずに!目指すは10周です。

 

夏休みは時間がありますので、オンライン英会話で強制的に英語に触れる時間を作ることはとても効果があります。夏休みの期間だけに限って毎日1回するだけでもかなりの効果があります。リスニングの超強化!にもなりますので、ぜひ夏休みはオンライン英会話に取り組んでみてください。1ヶ月だけに限るならば、かなりリーズナブルに取り組めるのがオンライン英会話です。無料体験ができるものも多いので、1度試してみてください。入会退会が簡単なので1ヶ月だけの受講ができるのもよいところです。

 

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英検に取り組んでみるのもいいですね。中学卒業レベルは英検3級です。それ以上の級であれば調査書の加点になる場合も多くなります。夏休みを有効活用しましょう。

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国語

 国語は母国語ですから、積み重ねが赤ちゃん時代から始まっています。国語の成績をあげるのが大変なのは積み重ねている時間が膨大すぎて簡単に復習できないからです。赤ちゃん時代から積み重ねるものは絵本だったり、本だったり、新聞だったり、親子の会話だったりという日常的なものなので、どこまで振り返ればいいのかよく分からないというのが国語の難しいところです。

 

文章が伝えたい意図を正確にとらえることができれば、国語の問題を解くことの難易度が下がります。そのためにはやはり多読、音読が重要になるでしょう。多くの文章に触れることで、語彙が増えて、正しく文章を理解していく助けになります。

 

まずは、絵本のように短い文章からでもよいので、毎日多読、音読を繰り返すことでどんどんと長い文章も読めるようになるでしょう。国語の基礎力は、意識して積み重ねないと難しいので、ぜひ夏休みを活用しましょう。

 

読解力を鍛えるためには、文章の構造を考えながら読んでいくことでさらに効果的になります。文章の構造を考えるのには接続詞に注目するといいです。こちらを参考にしてくださいね。

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国語の多読の一環として、また、時事問題にも強くなるためには新聞は非常に有効な教材です。作文や、面接では時事問題に強いことが武器にもなりますので、次の記事も参考にしてみてください。

 

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 また、国語は漢字の出題が必ずありますので、コツコツと覚えていきましょう。漢字は意外と大きな点数を持っていますし、覚えるだけで得点につながるので、国語の中では即点数につながる分野です。どうしても忘れますので繰り返しましょう。中学3年生までの漢字の知識を問われるのが漢検3級です。目標をもって漢検に取り組むのもいいですね。漢検準2級以上だと調査書の加点になることも多いので、夏休みに取り組んでもいいですね。

 

こちらを参考にしてください。

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数学

数学は学校ワークを1年生から解いていくことで自分の苦手分野が分かってくると思います。簡単な苦手からどんどんなくしていきましょう。数学は問題を解けば解くほど必ず分かってきますので、あきらめずに問題を解きましょう。また、学校ワークのレベルは簡単な場合には自分に合ったレベルの問題を解くことが大切です。

 

数学は簡単すぎると力にならないし、難しすぎると問題を解くのが嫌になります。自分にちょうどあったレベルの問題を解いていくことが、力を伸ばしていく近道です。6割程度は得点できる問題集を解いていきましょう。そして、間違ったところを必ず見直して自分の力で解ける問題に変えていきましょう。

 

中学1年でも分からないならば、小学生に戻ることをためらってはいけません。数学も、小学1年生から積み重ねていますから、九九が分からなければその後のかけ算わり算は解けませんよね。どこでつまづいたのかをはっきりさせてそこまで戻ってしっかり理解してから次の問題に移りましょう。

 

数学は、ひらめきの科目と思われがちですが、実はかなり積み重ねの科目です。たくさん問題を解くことが大切です。次の記事も参考にしてくださいね。 

 

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理科

理科は学校ワークを解きなおしながら教科書を読んでいくのがおススメです。実験の手順や注意点などもしっかりとおさえていきましょう。

 

理科は単元ごとに得意不得意があることが多いかもしれませんね。でも1年の問題が3年の問題より簡単というわけではありませんよね。単元ごとに出題されるので、1~3年全ての単元の覚え直しをするのがいいですね。苦手なところに時間をかけて復習しましょう。

 

習った単元であれば過去問を解くこともできるのが理科です。県立高校の過去の入試問題を単元別にまとめた問題集で知識を深めていくのもいいですね。

 

社会

1年生からの復習をするには学校ワークがオススメです。繰り返して知識を定着させていきましょう。

 

地理は地図で場所を確認しながら覚えていくのがおススメです。1つ1つの場所を確認するのは少し大変ですが、それができるのも夏休みだからこそ。大きな地図で勉強した場所を確認していくことで、同じ場所を何度も確認することになればそれが知識の定着につながっていくでしょう。

 

社会の歴史、公民は流れを理解することが、1番の近道です。理由があって、その歴史は作られているはずなので、ひとつひとつ丸暗記するよりもまずは流れを理解してからそこに細かい情報をつけ加えて覚えていくのがいいですね。流れを理解するのにおすすめは漫画です。時間のある夏休みに漫画で歴史の流れを覚えてそれからワークなどに取り組むことで頭の中が整理されるでしょう。

 

おすすめは「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」です。どうして歴史がそうなっていったのかという流れがよく分かり、絵もきれいです。夏休みの学習の友にしてみてください。

 

 

志望校の過去問を1度は解いてみよう!

 過去問は2学期以降にくり返し学習することになるとは思いますが、志望校の過去問を夏休み中に1度は解いてみましょう。今の実力で、どれくらい解けるのか、あと、どれくらい努力すればいいのかというのがざっくりと分かると思います。

 

大切なのは、夏休みに過去問が解けないのは仕方がないということを知っておくことです。過去問が完璧に解けるなら勉強なんて必要ありません。入試問題を解くことができるようになるために勉強しているわけですから、夏休みに過去の入試問題が解けなくても気にしないことです。

 

どうしたらこの過去問が解けるようになるだろうか?と考えながら勉強していくために経験しておきましょう。

 

間違えた問題で復習リストを作っておこう

 夏休みの学習で一番大事なのが、復習の土台を作ることです。受験まで、まだ半年ありますので、夏休みの学習は覚えていられないというのが、結局の実情です。だから、夏休みに学習したことを受験時期に生かすためには、間違えた問題を復習して、同じミスをしないようにすることですね。

 

そのために、復習を簡単にできる復習リストの作成をおすすめします。次の記事を参考にしてみてください。

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 夏休みを計画的に過ごして、合格に近づこう!

夏休みをどのように過ごすのかというのは、高校受験生にとってとても大事になってきます。夏休み中にこれだけのことを必ずする!という目標を立てましょう。塾に行っている場合には、その課題等が多くあると思いますが、それだけでいいのか?という点は自分で把握し、足りない部分を補う自主学習が必要です。

 

しっかりと計画をたてて、充実した夏休みが過ごせるといいですね。

 

計画を立てるのにはルーズリーフのスタディプランナーはとても使いやすいです。見開き1週間のものと1ページ1日のものがあるので、好みに合ったものを活用するのもいいですね。

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございます。