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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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読解力を鍛えるために!【国語勉強法】次女の挑戦!

次女の国語力を伸ばすために家で読解力を鍛えることにしました。なるべく効果的に勉強するにはどうしたらいいか?を考えて、いろいろと試行錯誤していこうと思っています。 

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

 次女が実力テストの国語で偏差値43をとってきました。国語は全ての基本の教科です。家庭で少し補強していく必要があると感じたため、次女と話し合って読解力を鍛えるための勉強をすることにしました。

現状を把握する!

まず、次女の現状です。

  • 小学生時代→カラーテストはだいたい90点~100点。特に困っている教科はなかった
  • 中学生になって、初めての中間テスト→範囲はかなり狭かったのですが、国語は96点
  • 中学生になって塾で受けた実力テスト→1回目:61点偏差値55 2回目:48点偏差値43

読解力がない・・・・??学校のテストだけ受けていると分からなかった問題点でした。実力テストで点数がとれていない問題を分析すると、分析するほどでもなかったのですが、全ての分野でとれていないことが分かりました。

 

得点に簡単に結びつく漢字分野とある程度実力を上げるには時間が必要な読解分野。どちらにも難があったので、どちらも少しずつ取り組んでいくことにしました。

 

【ドラゴン桜2】に学ぶ読解力!

さて、そんな折、ちょうど放送された【ドラゴン桜2】の第6話が読解力の話でした。タイムリーだったので、かなり真剣に見てしまいました。

 

読解を支える基礎知識として、文章の構成には次のような関係があるそうです。

  • 同等関係
  • 対比関係
  • 因果関係

同等関係

同等関係とは、具体的だったり、抽象的だったりしながらも、同じことを言い換えている関係です。

 

例えば次のような文章が同等関係にあります。

  1. 天敵のライオンに狙われているシマウマが、どの方角に逃げるべきかをじっくりと考えていたら、その間に命を落としてしまうかもしれません。
  2. 素早く要素を絞り限られた要素から素早く正確な判断ができる動物こそが、無事に生き残ることができます。
(引用:池谷裕二「自分の脳を知っていますか?」より)
 

 

「つまり」「例えば」「このように」「要するに」「いわば」「すなわち」「言い換えれば」などが同等関係では使われます。問題では、「~とはどういうことか?」と問われる場合に考える必要がある関係です。

 

対比関係

対比関係は、反対のことと対比させる表現のことです。

 

例えば次のような文章が対比関係にあります。 

  1. 幼児は要素をうまく絞ることができないために、判断に時間がかかったり、判断を間違えたりしがちですが、
  2. 成長の過程で多くの経験を通じて不要な要素をすばやく取り除くことができるようになります。

 (引用:池谷裕二「自分の脳を知っていますか?」より)

 

「しかし」「それに対し」「一方」「だが、が」「ところが」「けれども」「むしろ」などが対比関係では使われます。問題では、「~とはどう違うか?」と問われることがあります。

 

因果関係 

因果関係は、原因と結果の関係にある文章の構成です。

 

例えば次のような文章に因果関係があります。

  1. このような脳の癖は、自然な現象だったとしても、もし、この癖に気づかないまま生活していたとしたら、問題を起こすことになるかもしれません。
  2. なぜなら、全員が自分の考えをいつでも正しいと信じていると人間関係を悪くしかねないからです。
(引用:池谷裕二「自分の脳を知っていますか?」より)
 
「だから」「その結果」「それで」「したがって」「よって」「なぜなら」「というのも」「その理由は」「きっかけは」などが因果関係の場合には使われます。問題では、「~はなぜか?」と問われることがあります。
 

日本語の難しいところは、必ずしもこれらの言葉がなくても、同等関係や対比関係、因果関係がある場合が多いということですね。それでも、こういう関係があるということが分かっていると、これと同じことを言っているのはどこだろう?反対のことをいっているのはどこ?原因はなんだろう?と探すことができるので、読解の役には立ちますね。

 

読解力を急成長させるために何をするか?

さて、読解力はなかなか成長しません。少しずつ理解していくしかないのは分かっています。でも、自然に任せていては成長できるかどうか不安になりますよね。あまり大きな労力をかけずに、毎日できる程度で、読解力を鍛えられること!と考えて次女と取り組むのは、新聞コラムの書き写しです。

 

新聞コラムは、600字程度で話がまとめてあります。不必要な言葉は全て排除されているので、読解力がないと理解しにくいところがあります。1つの作品としてまとまっているうえに、読解力を必要とし、時事問題にからめたコラムも多いので、時事問題も同時に学ぶことができます。

 

新聞コラムは、携帯アプリに「たて書きコラム」という新聞コラムを集めたアプリがあるので便利です。毎日更新されて1日分だけしか見られないのですが、手軽に新聞コラムを見られるので役立っています。

 

書き写しはパソコンを使うことにしました。それによって、タイピングを同時に学べるので、これからを生きる次女には必要な技術が手に入るかなと思っています。

 

それにプラスして、漢字をする必要があります。次女は覚えること自体はそんなに問題ないので、結局は忘れた漢字をどうするのか?というのが問題点です。

 

だから、漢字テキストを利用して、覚えていない漢字を見つけ出して、それを繰り返し覚えていくことにしました。まずは、覚えていない漢字の抽出です。答えられなかった漢字をチェックして、それだけを繰り返し覚えていくことにしました。どの漢字を覚えていないのか?を見つける作業が大変ですが、1度見つけてしまえばあとは覚えるだけですから、だんだんと勉強が楽になっていくはずです。

 

さらに、そろそろ百人一首を覚えていきたいと感じています。長女のときも1年生の冬頃に百人一首を学んでいました。それまでに少しでも覚えていると得意だと感じることができるので、それが勉強の動機にもなると思うのです。

 

これから続けていく課題は、新聞コラムの書き写し、漢字を10分、百人一首を1日1首として頑張っていきたいと思います。他に塾の宿題もあるので、あんまり無理はできないかなぁと感じています。

 

継続が力になるはず!

そして、1番大切なのが継続ですね!続けることって大変です。1日だけ一生懸命勉強することができたとしても、毎日続けるって本当に大変です。でも、1日で学べる文章は600文字でも、10日たてば6000文字、1ヶ月たてば24000文字を学ぶことになります。

 

継続が力になることを信じて、読解力を意識しながら続けていきます。

 

今後の成長に期待!

さて、国語偏差値43からどれくらいできるようになるか?を見ながら、必要があれば、勉強を追加したり、変更したりしていきたいと思っています。時々ご報告させてください。

 

今後の成長に期待です。

 

こちらも参考にしてください。

www.takoandwasabi.blog

 

 

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。