学問のオススメ

2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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「高校受験」志望校を決める時期はいつがいいの?目標設定で学力をあげる!

 志望校はいつぐらいに決めたらいいんだろう?と気になってしまうことありますよね。志望校を決めることは中学3年生にとっては人生の重大事案ですが、成績に関わることですから、なかなか周囲の人と相談することもできず、まだ大丈夫かな・・と思っている間に月日が経ってしまうこともあるでしょう。

 

目標を設定して努力することで学力はあがります。志望校は早めに決めるのがいいでしょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

長女の成績推移により目標設定がされているほうが学力があがるのでは?ということに気づきました。高校受験においては目標設定=志望校決定だと考えれば、早めに志望校を決めてからそこに向けて勉強をしていくことが大切です。

 

 

北辰テストと駿台模試の成績推移

次の表はこの1年間の長女の北辰テストと駿台模試の3教科の偏差値です。

 

北辰テストは、埼玉県における外部模試で埼玉県の高校受験生のほとんどが受けています。つまり、あらゆるレベルの人がたくさん(多い時では50000人ほど)受けるテストとなります。

 

駿台模試は、難関国私立を受ける受験生が主に受ける模試のため、北辰テストに比べて偏差値が低く出ます。受験者は全国で6000人程度で、北辰テストの偏差値に換算するときには駿台テストの偏差値に+13程度で考えるといいようです。

 

  北辰テスト 駿台模試
第1回 72.7 58.6
第2回 欠席 60
第3回 72.3 63.2
第4回 73.1 64.6
第5回 71.6 72
第6回 72.6 61.2

 これを分かりやすくグラフにしたのがこちらです。

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北辰テストが年間通してほとんど同じであり、駿台模試は成績を伸ばしてきたことが分かると思います。

 

なぜ、北辰テストの成績は横ばいなのに、駿台模試は伸びているのか?

第1回では駿台模試の成績に+13をすると、71.6となり、72.7の北辰テストとほとんど同じレベルからのスタートだと言えます。なぜ+13なのか?というと、埼玉県のある私立高校で、駿台模試の成績は偏差値に+13で考えますと言われたからです。しかし、その後、北辰テストは見事な横ばいに対して、駿台模試では成績が伸びていきました。

 

この理由は、対策をしたかどうかだと思っています。北辰テストは過去問をすることもなく、前日だからと言って何の対策もせずにテストに臨んでいます。しかし、駿台模試は、駿台模試で点数を取るための対策をしています。難問をしっかりと解き、過去問で対策をしてからテストに臨んでいました。

 

受験に向けてとにかく勉強しているという状況は変わりません。ただ、テストに対して対策をしたかどうかだけで、これだけ成績の違いが出ているということです。

 

つまり、目的をもってそのための対策をするということがとても大切だということです。

 

志望校を決める時期はいつがいいのか?

目標を設定すれば対策することができるのですから、志望校を決める時期は早いほうがいいでしょう。そして、親や先生ではなく本人が決めることがやる気につながります。

 

長女が志望校を決めたのは中3の4月でした。それまでにも志望校について話をすることはありましたが、本人はさほど興味がないようでした。そんな中、塾のクラス編成が行われ、負けず嫌いの長女は特に私立高校を考えていたわけではないのに、難関国私立を目指す1番上のクラスにこだわりました。そして、春休みに入ってそのクラスで勉強を始めて、早慶附属高校を知り、そこに行きたいと思ったようです。

 

そこに行きたいと思ってからのほうがあきらかに勉強に真剣に取り組むようになりました。そして、学校説明会などで学校の様子を知ってさらに行きたいという思いを募らせてきました。志望校に合格したいという情熱を持ち続け、「時間が足りない・・」と言いながら勉強時間を積み重ねています。

 

長女の志望校決定は4月で、私はその時期でよかったと思っています。あまり早すぎては勉強への情熱を持ち続けることが苦しくなるかもしれません。しかし、それより遅すぎては難問に対応できるだけの学力をつけることが難しかったかもしれません。

 

志望校が決まっていたため、外部模試を受けるときには自分の志望校での順位や合格率を常に把握しながら勉強の糧にすることができました。外部模試を効果的に使うためにも早めに志望校を決めることは意味があります。

 

目指す学校にもよりますが、夏休みまでに志望校を決定するのがいいでしょう。夏休みを有効に使うことができ、成績を伸ばすための時間が残されているからです。一番行きたいと思える学校を選んで、あきらめずに目指してください。

 

志望校の選び方はこちらも参考にしてください。

 

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公立高校であれば志望校決定はいつでもいいのか?

公立高校は、どこも同じ問題で入学試験が行われます。埼玉県では数学と英語で少し難しい選択問題を採用する学校がいくつかありますが、違いはそれだけです。

 

そうなると志望校を決めるのはいつでもいいのか?と思うかもしれません。しかし、どこをめざして勉強しているのか?をはっきりさせて勉強するほうが勉強に身が入ります。

 

早めに志望校を決めていれば、この学校を目指すためにはこれくらいの偏差値が必要だから今は足りないけど頑張って勉強しようと取り組むことができます。しかし、自分の偏差値に合わせて学校を決めるのであれば、特に勉強しなくてもその時の偏差値で行けそうなところを選ぶことになりますから、勉強への取り組みはどうしてもおざなりになってしまうでしょう。

 

目標を設定することが学力をあげるために必要なのです。

 

志望校を早めに決めて、真剣に目指そう! 

志望校を決めるのはなるべく早いほうがいいですね。中1でも中2でも、中3になった時でも。志望校を決めてそこにあわせて対策をしていくことが合格への近道です。漫然と勉強していてもなかなか成果に直結しません。目標を設定して、その対策をしっかりとすることで、学力は上がっていきます。

 

自分の行きたい学校を自分で決めて、その学校に合格するためにはどうしたらいいのか?を常に考えながら、勉強していきましょう。そのためにも志望校は遅くても夏休み前までに決めることをおすすめします。

 

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 では!最後まで読んでいただきありがとうございます。