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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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【高校受験】志望校がどうしても決まらない時に考えてほしいこと!志望校の選び方!

受験が近づいてきているのに、まだ志望校が決まらない・・・とお悩みの方は多いのではないでしょうか?本人に強い希望があればいいのでしょうが、特に希望がないという場合も多いかもしれませんね。志望校がどうしても決まらない時に、考えてほしいことをお伝えいたします。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

志望校がどうしても決まらない・・・と親子で悩んでいるならば、一度希望を書き出してみることをおすすめします。この学校とこの学校どっちがいいだろう・・と思ったときに、偏差値だけで学校を決めないようにすることが大切です。

志望校・・・どこにしたらいいのか分からない・・・

志望校は自分で選ぶことが大切です!いろいろな高校を具体的に知って、本人が行きたいと思う学校を選びましょう。

まずは本人の希望を書いてみよう!どんな学校がいいのか?

まずは紙と鉛筆を用意して、本人の希望を書いてみましょう。どんな学校がいいのか?を具体的に考えるきっかけになります。本人の希望を書いてみようとしてもよく分からない・・・という場合があると思います。志望校を決めるときの要素をお伝えするので、この点について本人の希望を確認してみましょう。

 

  • 共学がいいのか?男子校がいいのか?女子高がいいのか?
  • 公立高校がいいのか?私立高校がいいのか?どちらでもいいのか?
  • 通学距離は?遠く?近く?何で通学するの?自転車?バス?電車?
  • 部活動は何をしたいのか?どのように活動したいのか?
  • 高校で何を勉強したいのか?どれくらい勉強したいのか?
  • 大学はどのようにしたいのか?何を学びたいのか?理数系?文系?どこの大学に行きたいのか?
  • 行事が活発なほうがいいのか?
  • 制服はどんな感じがいいのか?
  • 学校の雰囲気は好き?(文化祭や学校説明会に参加して)

 これらの質問に全て完璧に答える必要はありません。今の希望を具体的にするための作業です。本人の希望がなんとなくわかったのではないでしょうか?

 

ここではあえて、成績の質問は入れていません。成績は常に志望校選びの中心にある場合が多いうえに成績は直前まで上げていくことができるからです。

 

もちろん、上げられる成績の幅は直前になってくると小さくなってしまいます。そういう点を考えると行きたい学校を目指して成績を上げていくためには志望校決定はなるべく早いほうがいいと分かるのではないでしょうか。

 

それぞれについて具体的に考えてみましょう。

 

共学がいいのか?男子校がいいのか?女子高がいいのか?

共学がいいのか?男子校・女子高がいいのか?という問題では、現在おかれている環境が大きく影響してしまうことがあります。共学しか知らないから共学がいいと思ってしまうことがあるということです。

 

共学のいいところ、男子校・女子高のいいところをそれぞれ客観的に考えていくと、どちらでも楽しいんじゃないかなと思えるのではないでしょうか。もちろん本人の希望ですから、どうしてもゆずれないというのであればそれを尊重しましょう。

 

こちらも参考にしてください。

www.takoandwasabi.blog

 

 

公立高校がいいのか?私立高校がいいのか?どちらでもいいのか?

この問題は、本人よりも親に関係してくるところが大きいかもしれません。家庭の事情はそれぞれですから、必ずしも本人の希望通りにしてあげられないかもしれません。

 

しかし、2020年度から私立高校の助成金制度は充実してくる予定です。所得制限はありますし、自治体によって違いますが、大きく補助が出る場合もあります。また、成績によっては特待生制度がある私立高校もあります。

 

何も調べないうちから私立高校はダメ!と切り捨てず、もし、どうしても本人の希望が私立高校であるなら、どうにかできないだろうか?という検討はしてほしいと思います。

 

通学距離は?遠く?近く?何で通学するの?自転車?バス?電車?

通学距離は3年間毎日のことですから、重要な問題です。遠くならば、どれくらいまで大丈夫なのか?どうしても近い高校がいいとして、どの程度の距離までは許容範囲なのか?

 

高校3年間も忙しいですので、通学の時間があまり長すぎるのは負担になる場合があります。中学生ではなかなかイメージがわかないと思うので、よくわからない場所ならば、必ず一度高校まで行ってみて、本当に毎日通えるのか?を考えることも大切です。

 

実際行ってみたら、最寄り駅から意外と高校が離れていた・・とか、思ったよりも近かった!これなら通えるかも!ということがあるかもしれません。電車に乗る時間は短いけど、学校まで遠いとか、電車に乗る時間は長いけど、降りたらすぐ学校!など想定と違う場合もあるので1度行ってみることをオススメします。また、電車で行こうと思っていたけど、自転車のほうがはやく到着できるかもという場合もありますよね。いろいろな手段について検討してみましょう。

 

通学距離と通学手段は高校を選ぶときに必ず考える必要があります。

 

部活動は何をしたいのか?どのように活動したいのか?

部活動は高校生活の重要な活動の1つです。部活動を頑張ろう!と高校に入ってみたら本人がしたい部活動がないと気づくなんてことはないようにしましょう。部活動を重要視するならば、希望する部活動はあるのか?その部活動の活動実績はどうなのか?ということは調べておきましょう。

 

また、どのように活動したいのか?というのも重要な問題です。高校生活は部活に捧げてもいいから全国大会を目指したいという場合と部活はそこそこに楽しみたいという場合ではだいぶん部活へのモチベーションが違いますよね。

 

真剣に取り組みたい場合ならその部活の強豪校をピックアップしてみるのもいいですね。逆にそこそこで楽しみたいなら強豪校に入ってしまうとつらい高校生活になってしまうかもしれません。

 

高校で何を勉強したいのか?どれくらい勉強したいのか?

高校で勉強したいことがあるのならば、そのコースがある学校を選ぶ必要がありますね。中学校と違って高校にはいろいろなコースがあります。自分のやりたいことができる学校を目指すのもいいでしょう。

 

また、特にやりたいことが分からないという場合には普通科等で勉強をしていくことになりますが、学校がしっかり面倒を見てくれて勉強に向き合う環境なのか?勉強は生徒の自主性に任せている学校なのか?など学校によって勉強に向き合う環境が違います。どのように勉強したいのかを考えるのも必要ですね。

 

大学はどのようにしたいのか?何を学びたいのか?理数系?文系?どこの大学に行きたいのか?

大学に進学するのか?就職するのか?大学進学後は何を学びたいのか?どこの大学に行きたいのか?という希望から高校を選んでいくことも必要でしょう。理数系に強い学校、行きたい大学に指定校推薦を持っている学校など調べることで分かってくることもあるでしょう。

 

就職や進学が将来の生活に大きく関わることになる事柄ですので、慎重に検討してくださいね。そういう意味で、一番大切なのは将来何をしたいのか?ということです。将来どんな仕事をするのか?ということも視野に入れながら、高校を選んでいくことも大切です。

 

行事が活発なほうがいいのか?

どんな行事があるのか?を知ることで、その学校の雰囲気を感じることができます。行事に活発な学校、行事には淡白な学校など行事への取り組み方もさまざまです。行事に真剣に取り組みたいならそういう雰囲気の学校を選ぶことで高校生活はさらに楽しくなるのではないでしょうか?

 

そんな行事を通じて、生涯の友ができることもあるでしょう。どんな風に活動したいのか?は考えながら選ぶといいですね。

 

行事に取り組みたくない・・・という気持ちがあることももちろんありますよね。それなら、あんまり行事の多くない学校を選ぶという選択もできるでしょう。

 

制服はどんな感じがいいのか? 

制服は3年間着るものですから、気に入ったのがいいですね。志望校を制服だけで選ぶことはないと思いますが、最後の決め手は制服ということはあるかもしれませんね。

 

学校の雰囲気は好き?

文化祭や学校説明会に参加した時に感じる学校の空気感は大切です。なんとなくいい!なんとなく好きじゃない・・というのは本人にしか分かりません。

 

短い時間であっても直接学校の雰囲気を感じることができる時間が、自分に合っている!と思える学校がいいですね。気が乗らない学校は選ばないほうがいいでしょう。

 

ゆずれる点とゆずれない点はどこ?

書いた希望の中で、ゆずれる点とゆずれない点があると思います。共学が絶対にいい!部活は絶対サッカー部!など絶対にゆずりたくない点はなんでしょうか?

 

通学距離は近いほうがいいけど、電車で30分くらいなら別にいいかな・・とか、制服はかわいいのがいいけど、他の条件のほうが大事かな・・とか、ゆずれる点もあると思います。

 

絶対ゆずれない点をゆずる必要はないでしょう。まずそこは最重要視して志望校を選択していきましょう。

 

学校ごとにいろいろな情報を集めよう!ぼんやりとした学校イメージを具体的に!

いくつか選んだ学校の中に、分からない点・・・例えば大学の進学実績、部活動の活動実績、制服、など・・・があればきちんと調べてみましょう。その作業をすることで、偏差値だけのぼんやりとした学校イメージがどんどん具体的になっていくでしょう。

 

学校イメージが具体的になればなるほど志望校を選びやすくなるはずです。

 

第一志望は1つではなく、受験校全て!と思える選択を!

受験校はすべてどこに行っても後悔しないと思える学校を選ぶべきです。いろいろな条件をすべて満たす学校はなかなかないと思いますが、納得の学校はいくつか見つかるはずです。高校受験に絶対はありませんので、どこに行っても頑張れると思う志望校を選んで受験しましょう。

 

もちろん、1番行きたいところ、2番目に行きたいところという順位はつけて構いません。でも、1番行きたいところに行けなかったとしても2番目に行きたいところで頑張れるように志望校を選んでおきましょう。

 

本人の意志が希薄な選択はしないこと!

一番大切なことは、親や先生が学校を選択しないということです。どんな学校があるのか?という情報収集はどんどんして本人に提示すればいいと思います。しかし、決めるのは本人です。人に決められた進路では、何かあった時に「親がここにしろって言ったから・・」「先生がここが妥当だろうって言ったから・・」と人のせいにしがちです。

 

受験目前になれば、学力である程度学校を選ぶ必要が出てきます。そんな時にも「やっぱりこっちにしなさい!」と本人の気持ち抜きで選ぶことがないようにしましょう。あらかじめ本人が納得の志望校をいくつか選んでおくといいですね。

 

自分で責任をもって高校生活を送るために、本人の意思が希薄な選択は絶対にしないこと、させないことが大切です。

 

正しい高校選択なんてない!本人の行きたい学校が1番!

 正しい志望校選択なんてありません。だれもが、どこか1校しか高校には行けません。本人にとってどの学校がいいのか?なんて誰にも分からないということです。

 

だから、どんなに悩んで選んでも、インスピレーションで選んでも、行った高校で、どれだけ自分が努力できるのか、何を達成するのかが大事です。本人が納得の行きたい学校が1番いい学校です。高校をよく知って、自分の学校を自分で選びましょう。

 

 最後まであきらめずに勉強してくださいね。

 

こちらの記事も参考にしてください。 

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。