高校受験では目標をきちんと設定しているかどうか?はとても大切になってきます。目標を定めることで、進むべき道が見えてくるからです。高校受験を乗り越えていくためには大きな目標と日々を過ごす小さな目標をたてて、ひとつひとつ達成していきましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
高校受験の長い勉強期間を実りあるものにしていくために、目標を設定しましょう。一つ一つ達成を積み重ねて、志望校合格を手にしてほしいと思います。
目標を立てる理由
毎日勉強するときに、今日は何をしようかな・・・と考えて取り組むのと、今日は英語の長文と単語を暗記することになっている!とすぐに取り組むのと大きな違いがあることが分かると思います。
今日何をしようかな・・・をなくしていくためには、何のために勉強をするのか?ということが明確になっていないといけません。
つまり、それが、目標です。
勉強は目標を達成するための手段ですから、目標が決まっていなければ、毎日今日は何をしようかな・・と考えているうちに、「面白そうなテレビやってるなあ。」とか「あ、友達からLINE来てる!」になってしまうかもしれません。
「目標が決まっている!=今日の勉強はこれ!」にしていくために、目標が必要なのです。
大きな目標と小さな目標
高校受験の目標を立てるときの大きな目標は志望校ですね。高校受験において志望校を決めることは非常に大切です。どっちの方向を向いて努力していくのか?をきちんと考えておかないと努力の方向性が違ってくるので、場合によっては遠回りになってしまうかもしれません。
志望校はここだ!と大きな目標を定めてしまえば、「難問を解けるようにならないといけない!」とか「基本的な問題でミスをしないように勉強していく!」など勉強の方向が決まってくるでしょう。
ここで大切なのは、「大きな目標だけにしない」ということです。大きな目標だけを決めてしまって、「絶対合格!!」と意気込んだとしても、それが大きければ大きいほど、今自分が立っている位置からの距離が遠く、近づく前にあきらめてしまうかもしれないからです。
大きな目標をたてたら、次は小さな目標を考えましょう。志望校が今の自分の偏差値よりも10上だったとしても、小さな目標のスモールステップで近づいていきましょう。
例えば、大きな目標が公立トップ校を目指す!だとします。
そうであれば、実際に入試でどれくらい点数をとらなければならないのか?というのを把握することができます。
そこから、外部模試で全ての教科を偏差値63以上にするという目標を立てることができるでしょう。それを達成するためには、全ての教科で80点以上をとろう!今、国語、数学、社会はだいたい達成できているから、英語と理科を頑張ろう!英語は英作文を作ることが苦手だから、英作文の勉強をしよう!理科は学校ワークをきちんと解けるようにしよう!とさらに小さな目標を考えていくことができます。
小さな目標順に並べると
- 英語は英作文の勉強をする 理科は学校ワークを解きなおして完璧にする
- 英語と理科を頑張ろう
- 外部模試ですべての教科80点以上をとろう
- 外部模試ですべての教科偏差値63以上をとろう
- 入試で400点以上取ろう!
- 志望校に合格しよう!
となります。志望校に合格するためには、英作文と学校ワークの解きなおしが大切だということが分かります。
また、公立高校を目指すのであれば、内申点の対策も必要になりますね。
そう考えると、近い目標では、英語の評定を4→5にする!そのためには、中間テスト、期末テストで90点以上をとる!そのためには、英語の教科書の範囲を音読10回して、ワークを3周する!そのためには、全教科提出物はテスト期間より前に終わらせようなどの小さな目標を立てることができるでしょう。
小さな目標順に並べると
- テスト期間より前に提出物は終わらせておく
- 英語の教科書の範囲を音読10回して、ワークを3周する
- 中間テスト、期末テストで90点以上をとる
- 英語の評定を4→5にする
となります。テスト期間より前に提出物を終わらせておくことで評定アップが目指せるということになりますね。
小さな目標を立てるためには、大きな目標から逆算することが大切です。小さな目標から大きな目標に向けて目標を立てていくことは難しいです。逆算することで見えてきた小さな目標は、大きな目標への一歩となることが分かりますが、小さな目標がどこにつながるのか?はよく分からないからです。
つまり、今日何をしようかな・・・と考えている時点で、目標に向かって進んでいないわけですから、効率の悪い勉強になってしまう可能性が高いのです。
いつでも目標変更を!
目標はいつでも柔軟に変えていきましょう。毎日のようにコロコロと変えてしまっていてはだめですが、目標が高すぎてなかなかクリアできないのであれば、クリアできそうな手の届きそうな目標に変えていきましょう。今の自分が少し成長するために毎日取り組める目標がいいですね。
そして、目標はいくつあってもいいので、小さな目標を各教科ごとに考えてみると、何を自分がしなければいけないのか?が見えてくるでしょう。
目標は大きいのに全然努力ができない・・・
目標は高いのに、それに向かって全然努力できていないな・・・と感じてしまう場合は、大きな目標を達成するための小さな目標に目が向けられていない可能性があります。
偏差値を5あげるために、点数を10点あげるために、不得意な理科の得点をあげるために、今このワークをこのページまで解く!というスモールステップを考えてみましょう。一足飛びに大きな目標は達成できません。
日々の小さな目標をひとつひとつクリアして、クリアするたびに、自分ってすごい!と自分で認めていくこともスモールステップを大きな目標につなげていくためには大切です。
目標が持つ力
目標を持つことで、真剣に勉強に取り組める力となるでしょう。「絶対にこの高校に入りたい!この高校じゃないと絶対にダメだ!」というような強い思いがあると、勉強への取り組み方は変わってきて、自分で合格をたぐり寄せることができるでしょう。
資格試験などこの日までに合格点をとれるようにならないといけないと思えば、その日に間に合うようにいつもよりもたくさんの時間をその勉強に充てることができるという経験はだれしもあるでしょう。それは、明確に〇月〇日に試験を受けるという目標があるからです。
いつか勉強したら資格試験を受けようかな・・・というように明確な目標がないと、だらだらと日々を過ごしてしまいがちです。いつか勉強の「いつか」はいつまでたっても来ないでしょう。
目標を定めることは、そこに向かって動き出すための大事な原動力なのです。
高校受験合格に向けて今から勉強を始められる目標をたてよう!
高校受験合格に向けて今からすぐに勉強に取り組めるような目標をたてましょう。どんな時期でも目標を定めることはできます。
1年後に受験ならば、志望校を決めて、それに向けて小さな目標をいくつか定めることができるでしょう。今からすぐに定期テストに向けて英語の教科書を音読することがそこに向かうスモールステップとなるかもしれません。
3日後に受験ならば、体調を整えて、単語や漢字の最終チェックをする!という目標を立てることができるでしょう。今すぐ寝ることが大切かもしれません。
まず勉強をしてみるのではなく、まず目標を立ててみるのほうがきっと勉強に対する気持ちが変わってきます。高校受験合格に向けて、目標を立てて、今すぐ勉強を始めてみてくださいね。その一つ一つが合格につながっていくでしょう。
まずは志望校を決めることですね。こちらを参考にしてください。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。