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「高校受験」三者面談で気をつけること!もしも志望校が無理だと言われたら・・・

高校受験の志望校を決める三者面談で、もしも志望校が無理ではないか?と先生に言われた場合にはどうしたらいいのでしょうか?志望校を変えたほうがいいのか?変えなくてもいいのか?何が正解なのかは難しいですね。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

中学校の三者面談で先生に「その志望校は難しいかもしれない・・・」と言われてしまったら・・・。そんな場合の親の対応と三者面談で気をつけたいことについてお伝えいたします。

三者面談で志望校が無理かもって言われちゃった・・・

本当に無理なのかどうかを決めるのは自分です。安易に志望校を変えるのではなく冷静に状況を確認しましょう。

三者面談の前に準備しておくこと

成績をチェックしておこう

三者面談に臨む前に子どもの成績は把握しておきましょう。高校受験の場合には特に公立高校を目指す場合、入試当日の点数だけでなく、内申点が大きく関わってきます。そのため、模試ではよい点がとれていても、内申点が悪くて・・・という場合が起きてきます。内申点と模試の点数の両方を把握しておきましょう。

 

志望校を決めるための話し合いをしておこう!

三者面談の前に親子の話し合いを必ず持ちましょう。三者面談でけんかをしないためにはきちんと互いの意思を確認しておくことが大切です。三者面談での親子喧嘩は毎年の恒例行事のようで、「あらかじめ話し合いだけはしっかりして、面談のときにけんかをしないようにしてください」というお手紙が学校からくるほどです。

 

三者面談でけんかをしたとしても先生が困るくらいで、それで話が進展したり、良いほうに行くことはないでしょう。けんかをする必要がないようにきちんと話し合っておきましょう。

 

反抗期の難しい時期ではありますが、本人の気持ちを確認すること、親の思いを伝えること、そのうえで、本人が進路を決定するための話し合いを三者面談の前にしておきましょう。

 

受験プランを立てておこう!

志望校を決める話し合いをしたら、どういう計画で受験していくかのプランをたてましょう。高校受験に絶対はありませんから、第一希望、第二希望、第三希望くらいまで絶対に行きたいと思える学校を選びましょう。受験日や面接の日程が重なることがないように志望校の受験日程は確認しておきます。この時に、偏差値が全く横並びのレベルの学校ではなく、やや縦型をイメージして志望校を選ぶことも大切です。自分の現状に合わせて、挑戦校、妥当校、おさえ校という感じです。

 

併願校も含めて受験プランを見える化しておくと受験期に余裕をもって取り組むことができます。

 

 受験スケジュールの立て方はこちらを参考にしてください。計画を立ててみると、予定が重なってしまっていたり、この日は仕事を休まないと!という日を発見したりします。三者面談前にスケジュールをたてておくと、先生の話を余裕を持って聞けるでしょう。

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先生への質問をまとめてメモしておく

先生に質問したいことをいろいろと考えていてもいざ三者面談をするときには全く思い出せない・・・ということはよくあります。あとから、あれもこれも聞けばよかった・・・と思っても家に帰ってから再度学校に連絡してから尋ねるのはなかなかできないですよね。

 

せっかくの三者面談の機会ですから、聞きたいことを忘れないようにメモしておくことをおすすめします。

 

三者面談で確認されること

三者面談では、学校側から確認されることがいくつかあります。それに答えられるようにしておく必要があります。おそらく学校からこれについて確認するので答えられるようにしておいてほしいという要望がくるのではないかと思います。

 

志望校!これは絶対確認される点です。本人の希望と親子の話し合いにより、本人納得の志望校を選んでおきましょう。

 

志望校が決まっていれば、願書の提出の時期や必要な提出書類などを確認しておくことができます。三者面談ではその提出や書類の受取りなど実際に分からないことを聞くことができ、短い三者面談の時間を有効に利用することができます。

 

三者面談のときに気をつけること

親ばかりが話をしない!

親ばかりが言いたいことを言ってしまうと先生は聞くしかなく、伝えるべきことを伝える時間がなくなってしまうかもしれません。言いたいことはたくさんあると思いますが、話がキャッチボールとなるように、先生の話、子どもの話を聞く時間も大切にしましょう。

 

現在の成績についての話は時間の無駄

気になる現在の成績のことですが、すでに出てしまっている成績について話をしても仕方がありません。今後、どうしていったらいいのか?どのくらい成績を上げたらいいのか?何の分野ができていないのか?など今の成績から、次につなげるためにどうしていったらいいかを話し合っていくのがいいでしょう。

 

入試直前まで成績は上がります。そのためにどうしたらいいのか?を考えるほうが、建設的です。

 

子どもを否定しない

先生の前で、「うちの子全然勉強しなくて・・」「学校でも勉強してないでしょう!」「こんな成績とって・・・」など子どもを否定する発言をすることもやめましょう。子どもがそれを聞いてもやる気をなくすだけで、今後が良いほうに向かうことはまずないでしょう。

 

短い三者面談の時間で、わざわざやる気をつぶす必要はありません。もし現状全く勉強していなかったとしても「きっと頑張ってくれるんじゃないかと期待しています!」などちょっとやる気をくすぐるような言葉を言えるといいですね。それでやる気が出るかどうかは未知数ではありますが、やる気をつぶすことはありません。

 

三者面談で「その志望校は無理かも・・」と言われた場合には

三者面談で先生に「その志望校は無理かもしれない。」と言われることもあるでしょう。

 

その場合には一度考える必要はあります。それは、志望校を変えたほうがいいということではなく、子どもの志望校を見つめなおす時間を持つということです。だから、面談中に結論を出してしまう必要は全くありません。

 

状況を確認しよう

まずは、子どもの成績と志望校合格との間にどれくらい距離があるのかということを確認しましょう。外部模試など客観的な資料で、合格率や志望者の中でどれくらいの位置にいるのか?ということを確認するのです。

 

合格率では40%となっていたとしても、その学校を第一希望にした人400人中300番だったとして、合格者数が320人ならばそれが入試ならば合格できていたということですよね。もちろん、外部模試と入試を同じにとらえるわけにはいきませんが、勉強すればまだ成績は上がると思えば、安易に志望校をあきらめる必要はありません。

 

合格率はその偏差値の人がある学校を受験したときに受かった人の割合です。合格率40%であれば、その偏差値があれば、100人のうち40人は合格したということです。偏差値や合格率についてもきちんとその指標のあらわしていることを把握して冷静に判断することが大切です。合格率の意味が分かれば、合格率100%の学校を目指すのは少しもったいないような気がしますよね。

 

冷静に状況を分析して、それでも全く合格点には届いていない・・・という場合には再考も必要です。

 

自分の気持ちを確認しよう

全く合格点には届いていない・・として、子どもの気持ちはどうでしょうか?その志望校にとても思い入れがあって、どうしてもその学校に行きたいという気持ちがあるならばぎりぎりまで頑張る!という選択をしてもいいでしょう。その志望校への思いが強ければ、受験勉強に真剣に取り組んで成績を上げることができるでしょう。

 

でも、なんとなくそこにしようかなぁという程度だと強い気持ちをもって受験勉強に取り組むことが難しいかもしれません。そういう時は志望校をもう一度考えてみましょう。今の実力に合った高校はどこなのか?そこはどんな特徴があって、自分に合った学校だろうか?という点を改めて考えてみる必要があります。

 

今までは考えていなかった学校でも、素敵な行事があったり、制服が可愛かったり、部活動の実績がよかったり、新しく確認してみることで良い点が見えてくることもあるでしょう。

 

志望校が決まらない!と思うときにはこちらも参考にしてくださいね。

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塾に行っているならば

もし、先生に「志望校は無理かもしれない・・・」と言われても、それは内申点としてという場合が多いでしょう。先生は模試の成績を知らないという場合もありますので、塾に行っているならば塾の意見を聞いてみましょう。塾のほうが普段の模試の成績をしっかりと把握していることが多いですから、的確な意見が聞けるかもしれません。

 

高校受験に絶対はないということは心得ること

高校受験には絶対はありません。だからこそ、安易に志望校を下げてしまうことにも注意が必要です。高みを目指して勉強するからこそ、成績は上がっていくのです。志望校を下げてしまって、これでもう大丈夫と思って勉強しなくなるようでは、その下げた志望校でさえ残念な結果になってしまう可能性があります。

 

そして、高校受験では、多くの場合、倍率はそれほど高くありません。受ければ受かるかもしれません。

 

どんな学校であっても、絶対に合格できる、絶対に不合格になるということは決まっていません。自分の努力が必ずしも報われるわけでもありません。そうではありますが、不合格だとしても自分は本当によく頑張ったと納得できるほど努力できれば、それは必ず今後の糧になります。

 

 真剣に受験勉強に取り組んでくださいね。

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先生の意見ではなく子どもの意志で志望校を決めることが大切!

先生に成績等の結果から「志望校は(今のままなら)難しいかもしれない・・」と言われることはあるかもしれません。先生の言葉で再考の必要はあります。しかし、現状を冷静に判断すること、そして何より子どもの気持ちがどうなのか?を分析して、子どもの意志で志望校を決めましょう。

 

志望校を変えたとしても、変えなかったとしても、先生のせいではなく、自分で決めたこと!という責任感を持って受験に臨めるようにしましょう。子どもが自分で決めるということが今後の受験勉強、高校生活を充実したものにしていくでしょう。 

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。