受験日が近づいてくると、受験生はもちろん不安を抱えていますが、親も不安になりますね。一生懸命頑張っている子の行く先は、本人の希望通りであってほしいと願っていますから。
こんにちは!たこあんどわさびです。
多くの場合人生初の大きな選択である高校受験を前に、親もいろいろと不安を抱えているでしょう。自分の高校受験のときよりもむしろ気になる・・・と不安が大きくなっていることもあるのではないでしょうか。
親の不安の理由は何?
子どもの高校受験は自分の受験より不安だわ・・・
自分のことではないのに子どもが受験生だと不安な気持ちを常に抱えていることに気づきます。明確な理由がないのに急に不安な気持ちになることもありますね。親の不安の理由は何なのかを考えてみましょう。
なんとなく不安・・・ということも多いですが、よく考えてみると不安の原因が見えてくるかもしれません。
金銭的不安・・・
公立高校に行けるのか・・・私立高校になるのか・・・で金銭的に不安を抱えている場合はありませんか?
どんなに子どもが頑張っていても、受験に絶対はありません。十分に合格圏内だと思っていても、万一・・・ということはだれもにあります。私立高校の学費が払えないかもしれない・・・という不安はどうしてもありますね。
出願等手順の順守ができるか不安・・・
高校受験では親がしなければならない出願等の手続きがいろいろとあります。受験料の支払いや出願書類の郵送を期日を守って、間違いなく行わないといけません。学校によって、手続きの仕方が違うのも不安なところです。
子どもの頑張りを親の不手際でダメにしてしまう可能性があるため、どうしても不安になってしまいます。
合格できるか不安・・・
高校受験は、受かるか落ちるかどちらかしかありません。子どもが頑張っていたとしても、合格できるのか?で不安になりますね。勉強していなければもちろん不安ですし、勉強していてもその努力が無駄になったらどうしようと不安になります。
合格できるかな・・・合格できたらいいのにな・・・と受験生よりも不安を抱えている方もいるかもしれませんね。
受験後にどんな生活になるのか不安・・・
高校受験が終わるまで、高校生活がどのようになるのか?を確定することができません。受験が終わって、どんな生活になっていくのか?をいろいろなパターンで想像することはできますが、決まっていないというのは不安になります。
朝は何時に起きたらいいの?弁当は何時までに作るのかな?いろいろと不安になることは多いですよね。
不安と生きる考え方!
不安をすべて解消することは難しいです。人間は不確定なことに不安を感じます。ですから、合否が決まってしまうまで不安はあるものだと心得ましょう。
しかし、それぞれに少し対処することで不安が和らぐこともあります。
金銭的な不安の解消!
金銭的な不安は、知ることで解消されることがあります。
2020年度からは所得制限がありますが、高校無償化の枠が私立高校にも広がります。自治体によっても違いがありますので、自分の家庭でどのような補助が受けられるのか?というのを確認してみましょう。公立高校と変わらないくらいの学費で私立高校に行ける場合もあります。知っておくことが未来につながることもありますね。
また、私立高校では特待生制度を実施している学校があります。公立高校が第一志望ならば、私立高校は特待生として合格できそうな学校を選ぶということもできます。
金銭的なことは、親の力でなんともならないこともありますので、ある程度は子どもとの話し合いも大切です。譲歩できるところと、どうしても難しいところを子どもに伝えて、最終的な決定を子どもにしてもらいましょう。
出願手続きの不安の解消!
出願書類の手続きでは、いつ何をするのか?を明確にスケジュール化しましょう。そして、出願手続きの日が来たら、早急に手続きをしてしまいましょう。とにかく、早めを心がけておくことで、いつの間にか時間が過ぎていた!!という恐ろしい現実をすぐに遠ざけることができるでしょう。
簡易書留は、差出日の翌々日から10日以内で日付指定ができます。願書や調査書等の到着日が指定されている場合には、日付指定で早めに送ってしまうと何かと安心ですね。
受験スケジュールについてはこちらも参考にしてください。
合格・不合格の不安を和らげるには?
合格できるかどうか不安・・・というのは、どんな状況であっても払拭することができない不安です。子どもが勉強していなければ不安ですし、勉強していても不安です。結果が出てしまえば、どんな結果であっても不安は解消されますので、時間が解決するしかないでしょう。
合格不合格が決まってしまえば、今後の生活が確定してきますので、高校生活を楽しみにする余裕が出てくるのではないでしょうか。
高校受験には不安があるのは仕方のないことと受け入れて、この貴重な時期をドキドキと過ごしましょう。
受験生の不安に共感しよう!
受験生ももちろん不安です。一人だけ不安に思っていると思うよりも、みんな不安なんだと思えたほうが、きっと気持ちはちょっとだけ楽になるはずです。
「あなたも不安だけど、お母さんも不安だよ。こんなに頑張っているからいい結果が出るといいね。」と受験生の不安に共感することで、受験生の孤独感を少し和らげることができるかもしれません。
親の不安で受験生を不安にさせないために!
ただし、気をつけたいのは、親の不安のほうが大きく、受験生の不安をより強めてしまうことです。受験生の不安に共感して、あなたは一人じゃないよ!というメッセージをおくれるといいでしょう。しかし、親子で、不安で不安でどうしようもない・・・という状態になってしまうのはよくありませんね。
親の不安は子どもの不安よりも大きく見せないようにしましょう。親の不安が大きすぎると子どもはそこに巻き込まれてしまいます。実際には親のほうがやきもきと大きな不安を抱えていることが多いかもしれませんが、そこはぐっと抑えて、軽い感じで共感してあげるのがいいでしょう。
NGな声掛けはこんな感じです。親の不安に子どもの答えを求めないようにしましょう。
お母さん本当に不安で不安で・・・本当にちゃんと勉強してる?合格できるの?ああもう!!不安でどうしようもないわ。
子どもが、よし!受験まであと少し頑張ろう!と思えるような声かけを意識しましょう。親が不安になるほどのことに挑戦していると分かると、もう少し頑張ってみようかなと思える場合もありますので、不安を完全に隠してしまう必要はありません。
どうしても不安なときの解消法!
どうしても不安が強くて仕方のないときの解消法はこちらです。
- 塾や学校などで勉強している姿を想像する
- 休憩時間を共有する
- 塾や学校にどんな勉強法がいいのか?を相談する
- 一緒に問題を解いてみる
- 志望校に落ちても人生は終わらない
塾や学校などで勉強している姿を想像する
親が不安になるのはだいたい勉強していない姿を見るときですね。家はほっとする場所でもありますから、ずっと気を張って勉強し続けることは難しいです。
塾や学校などでしっかりと勉強をしているのであれば、その姿を想像して不安な気持ちを少し落ちつけましょう。
休憩時間を共有する
また、休憩時間を親子で共有するというのもいいですね。のんびりしている姿が気になるようでも、例えば、20:30~21:00は休憩時間と決めてしまいます。その時間に休憩することを知っていれば、その休憩している時間が気にならなくなりますよね。
家で休憩している時間に不安になるようなら休憩時間を家族で共有しましょう。でも、まだ中学生ですから、休憩時間以外に休憩してしまうことももちろんあります。そんな時に目くじらをたてて「今、休憩時間じゃないでしょ!!」と責めてしまうことはやめましょう。どうやったら気持ちよく勉強できるのか?を常に考えながら言葉と行動を選んでいくことが大切です。
塾や学校にどんな勉強法がいいのか?を相談する
初めての高校受験です。どんな風に勉強したらいいのか?が分からないこともあります。何をしたらいいのか分からないから、勉強がはかどらないということもよくあります。そんな時には勉強方法が分かるだけで勉強に向かえることがあります。
どんな風に勉強したらいいのか?が分からないならば、塾や学校で相談してみるのも1つの方法です。
一緒に問題を解いてみる
一緒に問題を解いてみてください。思ったよりも難しいと思います。これだけのことが解けるようになっていると思えると子どもの努力を感じることができるかもしれません。こんな問題が解けるなら大丈夫!と思えるかもしれません。
逆に親のほうがよくできるならば、子どもが親には負けない!と勉強し始めるかもしれません。こんな時は、子どもが分からないところを丁寧に教えてあげて「これで1つ分からないことがなくなったね。次はできるよ!」と勉強に取り組みたくなるような言葉を伝えましょう。
一緒に問題を解いてみることで、自分のことに興味をもってもらえているという安心感を持ってくれるかもしれません。一人で頑張るよりも誰かが一生懸命応援してくれていると思えたほうが心強いですよね。
志望校に落ちても人生は終わらない
一番大切なのはこちらです。志望校に落ちたとしても人生は終わりません。そのためにも、どんな結果になっても大丈夫なように受験計画を立てておきましょう。
第一希望だけではなく、第二希望、第三希望まで全てきちんと本人の希望通りになるように、どこの学校に行ってもいいと思える学校を選んで計画をたてましょう。
どんなに勉強してたとしても、当日のテスト内容との相性や体調、調査書の内容など合否にはさまざまな要素が絡んできます。もし、不合格だったとしても必ずしも勉強が足りなかっただけではないのです。
高校受験は通過点です。もし、高校受験で思ったような結果にならなくても、大学受験で頑張ればいいのです。最終的に問われるのは大学(それさえも必ずしもではありません)で、どんな高校に行ったのか?は人生においてあまり重要視はされません。
そして、大学の場合には曖昧な評価であることが否めない調査書も必要ないですし、自分が目指す大学、学部の受験教科に限って勉強を頑張ることで合格へ近づくことができます。大学受験のほうが純粋に勉強を頑張ればいいだけです。
志望校に落ちても人生は終わらないことを念頭に、どんな道にすすんでも、楽しく充実した高校生活が送れるように考えておくことで不安は解消されるはずです。
親は受験生のサポーターであることを忘れない
親は受験生のサポーターです。どうしたって、当事者ではないのですから、しっかりと支えてあげましょう。親のできる一番のサポートは、当たり前の毎日を過ごすことができる環境を整えてあげることです。美味しいごはんや快適な住環境の提供が大切です。
日々不安を抱えていてもそれにのまれることのないように、子どもの不安にも寄り添っていきましょう。
不安な気持ちを受け止めて、前向きになれるように対応していけるといいですね。
こちらも参考にしてくださいね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。