高校受験で志望理由書が必要な時に、どんなことを書いたらいいんだろうと悩んでしまうことがありますよね。志望理由書でマイナスイメージを与えることがないようにしたいですね。
こんにちは!たこあんどわさびです。
高校受験で志望理由書が必要な場合には、何をどのように書けばいいのか困ってしまうことがあると思います。高校受験ではどうしてその学校を選んだのか?ということを自分の言葉で具体的に書いてあるといいでしょう。高校受験での志望理由書の書き方についてお伝えいたします。
- 志望理由書ではなぜその高校に行きたいのか?を伝える
- 志望理由書を具体的に書くために知っておくことは?
- 志望理由書に書く内容は?
- 志望理由書の書き出しはどうしたらいいの?
- 志望理由書に書かないほうがいい内容は?
- 志望理由書を書く時の注意点は?
- 具体的で自分らしい志望理由書を書こう!
志望理由書・・・何を書けばいいの??
まずは志望校についていろいろなことを知りましょう。それから自分ならその高校でどんな魅力的な高校生活を送ることができるのか?を自分の言葉で伝えることができるといいですね。
志望理由書ではなぜその高校に行きたいのか?を伝える
志望理由書は、この受験生はどうしてうちの高校に来たいのだろうか?うちの学校にふさわしい学生なのかな?を高校側が把握するためにあります。
つまり、受験生からすると、なぜその高校に行きたいのか?なぜその高校でなければならないのか?自分はこんな人間です!ということを伝える必要があるということです。
熟考して、添削を受けて書くことができる志望理由書ですから、適当に書いてしまうと大きく差がついてしまうかもしれません。志望者の中で悪い方向で目立つことだけは避けたいですね。
志望理由書を具体的に書くために知っておくことは?
志望校について知る
まずは志望校についていろいろな情報を知りましょう。ホームページには校長先生の話や教育理念、特に力を入れていること、大学進学実績、部活動の活動実績などいろいろな情報が掲載されています。
また、学校説明会や個別相談会、文化祭など直接学校に行ってその様子を知ることも大切です。学校の空気感のようなものを知っておくと説得力のある言葉になるでしょう。もし、その高校に通っている先輩がいるならば、実際に学校の様子を聞いてみるのもいいですね。
高校はそれぞれの学校が、それぞれに特色を持っています。そして、どんな人を育てていきたいのか?という理念も持っています。それらを志望理由書に組み込むことで、その高校でなければならない理由を自然と盛り込むことができるでしょう。
自分について知る
それから志望動機が何なのか?について自己分析をしましょう。そして、その学校を選んだ理由や他の学校を選ばなかった理由を考えてみましょう。紙に書き出してみるのがおすすめです。
他にも自分は何に興味を持っているのか?好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと、長所、短所、やりたいこと、やりたくないことなどいろいろと書き出してみましょう。将来の夢があるのなら、どうしたらそれを叶えられるのか?を考えることでその学校である理由が見えてくることもあるでしょう。
もし、将来の夢が今はまだ見えていなかったとしても、自分のやりたいこと、どうやって将来生活をしていくのか?をじっくり考える時間を持つという意味でも自分について知ることは大切です。
将来につなげるために、今この選択をしているという手ごたえを感じながら自分について考えてみましょう。
志望校で自分が実現したいことを考えよう!
いろいろな志望理由のなかで重要順に2つくらいを選び、自分の言葉で自分らしく書きましょう。自分の性格、自分の夢、自分のやりたいことを盛り込んでいけると自分の人間性を伝えることもできていいでしょう。
志望理由書は具体的に書くことで、うちの高校をしっかり知ってくれたんだなとかうちの高校でそういうことを実現したいんだなというのが伝わります。
具体的に書くためにはある程度調査が必要です。その学校ならではの数字を盛り込んだり、自分ができること、自分がしたいことを具体的に説明できるといいですね。
- 4年生大学進学率が90%以上の貴校で・・・
- 生徒の95%が部活動と勉強を両立させている
- 2年連続インターハイベスト8の貴校で・・
志望理由書に書く内容は?
志望理由書に書きたい内容は次の中からいくつか選んで書くことになるでしょう。あまり多すぎる志望理由は結局印象に残りませんから、2つ程度の志望理由を具体的に書いていくのがいいでしょう。自分がどうしたいのか?を自分の言葉で伝えていきましょう。
学校の雰囲気や教育方針
学校説明会や文化祭に行った時の学校の雰囲気や、パンフレットなどにある教育方針に触れて、そこに自分の夢や自分の性格を絡めて志望理由にしていくといいですね。
- 貴校の礼節を重んじる教育方針に従って、だれにでも節度をもって丁寧に対応できる人になりたいと思っています。
- 貴校の文武両道の教育方針のもと、全国大会への参加実績がある貴校でサッカーに取り組みながら、勉強でも〇〇大学を目指していきたいと考えています。
- 貴校の自主自立の教育方針のもと、自分で考えて、自分の行動に責任を持ちながら、弁護士になる夢の実現に向けて努力していきたいと思っています。
大学進学実績
将来の夢→大学進学→この高校を志望!のように大学進学実績から自分の目指したい大学、夢に向けての志望理由にしていくのもいいですね。将来の夢が決まっている人には書きやすい志望理由書になるのではないでしょうか。
- 私の夢は小学校の教師になることです。そのために〇〇大学に行きたいのですが、そこへの進学実績がある貴校で勉強をすることがその道へつながっていると思いました。
- 私は医者になるために高校では真剣に勉学に取り組みたいと考えています。貴校は医学部への進学実績も高く、勉強をみんなで頑張っていく環境が素敵だと思っています。
学校行事や留学等の制度
高校に入ってやりたいことがその学校のこの行事にある!とかぜひその制度を使って勉強したいなどその高校ならでは!を志望理由にすることもできます。
- 私は英語を話せるようになるためには留学するのがいいと思っています。貴校での留学制度を使って英語を学びたいと考えています。
- 貴校の文化祭の完成度の高さに感銘を受けました。私は中学校では生徒会活動をしていたのですが、高校でも生徒会に入会し、文化祭の企画・実行をしたいと思っています。
学校の施設や設備
自分のやりたいことがその学校の施設や設備によって実現できるようであれば、それも志望理由になります。
- 私は中学時代、水泳で全国大会に出場いたしました。高校でも水泳でインターハイに行きたいと思っています。そのために、温水プールがあり水泳部が強豪校である貴校を希望いたしました。
- 私は体操でインターハイを目指しています。体操部の活動が活発で、体操に専念できる施設がそろっている貴校で活動したいと思っています。
部活動
部活動は大きな志望理由になることもあるでしょう。特に部活動で有名な学校であれば、その学校を選ぶ理由となりますね。その中で自分はどんな活躍ができるか?を伝えられるといいですね。
- 私はサッカー部でディフェンダーとしてゴールを守っていました。サッカー強豪校の貴校でレギュラーとして鉄壁のディフェンスを見せたいと思っています。
- 私は吹奏楽部でトロンボーンを吹いていました。関東大会の常連でもある貴校でトロンボーン奏者として、技術力を高め、みんなで素晴らしい演奏をしたいと思っています。
志望理由書の書き出しはどうしたらいいの?
志望理由書を書くときに、その理由は1つか2つがいいですね。3つ以上になると1つ1つの内容が希薄になってしまい、結局何を伝えたいのか?がぼやけてしまいます。文章を書くことが得意なら1つの理由を深く掘り下げ、長い文章を書くことが苦手なら2つの理由をそれぞれ少し詳しく書いていくことをおすすめします。
志望理由書の書き出しは結論から!で書いていきましょう。まずは、結論が分かっているほうが文章は読みやすいです。
結論を書いてから、自分の経験や将来の夢などと絡めて文章を展開していきましょう。
志望理由書に書かないほうがいい内容は?
うちの高校でなくてもいいんじゃない・・と思えるような志望理由は書かないほうがいいですね。
家が近い
ただただ近所というだけで学校を選んだというのは志望理由としては弱すぎます。志望理由を補足するくらいならいいと思います。
他の高校でもいいと思えること
英語を頑張りたい!とか友達をたくさん作りたい!というのはどこの学校に行っても実現できますよね。その学校がいいと思えた志望理由を考えましょう。
英語を頑張りたい!ならば、「留学制度がある貴校で留学して英語を話せるようになりたい!」とすれば立派な志望理由になります。
友達をたくさん作りたい!であっても、「美術系学科のある貴校で私と同じように美術を志す友人と出会い、互いに切磋琢磨していきたい」というのであれば立派な志望理由です。
志望理由書を書く時の注意点は?
志望理由書の内容だけではなく、その体裁にも注意を払いましょう。一見して目に入ってくる情報からその受験生の人間性を判断されてしまうかもしれません。
字は丁寧に、見やすい大きさで!
字は美しく書きましょう。字を書くのが得意でなくても丁寧に書いた字とそうでない字はすぐに分かります。また、小さすぎる字や原稿を埋めるためと思われるような大きな字は書かないようにしましょう。
字は丁寧に、見やすい大きさで書くことを意識しましょう。
言葉使いに気をつける
志望書を通して一貫した言葉使いをしましょう。
- 自分のことは男子でも「私」
- 相手の学校は「貴校」
- 家族のことは「父」「母」「祖父」「祖母」など
- 文末は「です・ます」か「だ・である」のどちらかに統一する
- 同じ表現が続かないようにする(例:「~と思います」を続けるなど)
- 話し言葉、ら抜き言葉、誤字、脱字に注意する
- 1文が長くなりすぎないようにする
原稿の最後まで書く!
あまり空白が多いと書くことがないのかな?と気になってしまいます。用紙の行がたくさん余ってしまうようなことがないように最後まで書ける文章量を準備しましょう。
具体的で自分らしい志望理由書を書こう!
志望理由書は、自分はこんな人間で、貴校にぜひ行きたいのです!ということを伝えるためにあります。その高校でなければならない理由を自分の言葉で伝える文章を考えましょう。字を丁寧に、言葉使いや文章量にも気を配りましょう。
まずは下書きを書いて第3者に、分かりにくいところや文章としておかしいところがないかをチェックしてもらいましょう。きちんと直した文章を清書していくことで、誤字脱字も減ります。
志望理由書は、合否に関係してくることもありますので、しっかりと時間をかけて丁寧にしあげましょう。
相手に伝わる自分らしい志望理由書が書けるといいですね。
そして、勉強もしっかりしていきましょう。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。