やる気スイッチどこにあるのかしら?とお悩みの方は多いのではないでしょうか?やる気を育てるのには時間がかかります。でも、心の安定を見守ることができればきっと自分で努力できるようになるでしょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
やる気を育てることができれば、親は何も言わなくても子どもは勝手に努力できるようになるでしょう。どうしても先回りして失敗しないように手を出しすぎてしまったり、あらかじめ先取りしておけば安心だという親の気持ちを優先してしまうことがあるかもしれません。
でも、子どもは1年1年で大きく成長していきます。成長を見守ることも大切です。ここでは、やる気を育てるにはどうしたらいいのか?についてお伝えいたします。
やる気スイッチはあるのか?
やる気スイッチをたいていの子は持っています。小さい頃はいろんなことをやりたがりましたよね。お手伝いだって必要ないなと思ってもやりたい!やりたい!とやる気まんまんだったのではありませんか?
ではいつからやる気がなくなってしまったのでしょうか?小学生?中学生?やる気が見えなくなった時期が早いほどもしかするとやる気を取り戻すのに時間がかかってしまうかもしれません。
でも、多くの中学生は今も実はやる気があって、その方向性が親と違うだけかもしれません。親は勉強に対してだけをやる気ととらえがちです。部活に情熱を燃やしていたり、アイドルが大好きだったり、子どもが何か熱中していることはありませんか?熱中するものがあるということは、その対象に対してすごくやる気があるということです。
この場合にはやる気がないわけではないので、そのやる気を少し勉強に向けてもらえればいいということですね。
やる気になるには心の安定が必要
やる気を出すためには心の安定という土台が必ず必要です。家庭内に不仲があったり、親の期待に応えようと無理に頑張ったりが続くと子どもの心はエネルギーがなくなって心の安定は揺らいでしまいます。
心の安定がなくなってしまっている状態が無気力です。何事にも興味がなくなってしまっている状態にあるならば、子どもの心のエネルギーは枯渇してしまっていますから、もう頑張れないのです。
もし、そのような状態ならば、ただただ、子どもが生きていることだけを喜んで過ごすことが必要になってきます。いろんな期待を封印して、ご飯をきちんと食べたこと、しっかり睡眠をとれたことを認めていきましょう。
親にできることは何?
中学生になると親ができるのは美味しい食事を作ること、快適な住環境を整備することぐらいしかないかもしれません。でも、この2点がきちんと提供されていて、子どもが親に大切にされていると感じることができれば子どものやる気の土台である心の安定は問題ないでしょう。
勉強したほうがいいかなと思い始めた子どもにがみがみと「勉強しなさい!」と言ってしまうと台なしです。「勉強しなさい!」は親の愛の言葉だと私は思っていますが、子どもには伝わりません。これだとせっかくのやる気を潰してしまうことになります。
では何と言ったらいいのでしょうか?
「今どこまで勉強がすすんでいるの?」
「何か勉強で手伝えることはある?」
「分からないところはない?」
など、少し遠回しに勉強の話をしてみるのがいいかもしれません。もちろん、それにイラっとして反抗してくることがあるかもしれませんが、そういう場合にはすっと身を引いておきましょう。間違っても、言い合いにならないようにしてくださいね。
やる気を出すためには心の安定とやる気を潰さない努力が必要です。親が子どもを信頼して任せてみることで変わる場合もあるでしょう。
「勉強しなさい!」と言わなくても勉強する子はやる気のある子ですね。こちらの記事も参考にしてください。
やる気スイッチは自分しか押せない!
小学生のうちは親の言うことを守ろうと頑張ることができます。でも、親の意向に沿っただけで、遊びたいという思いを封印して勉強をすることは心のエネルギーを消費してしまうかもしれません。小学生の時に勉強をしなければならない時は常に子どもが納得して努力しているのかを確認する必要があります。
中学生になると心も体も成長して今まで見えていなかったことがわかるようになってきます。勉強が必要なこともわかっています。でも、必要だと言われて無理やりさせられた勉強が役に立っていない!とか、勉強しようと思っていたのに勉強しろ!と言われた...というようなことで反抗してしまったりするのです。
中学生の反抗期は必要だ!とよく言われますが、心の安定が大きいほど反抗の程度は小さくなり、心が不安定だと反抗の程度が大きくなると感じます。心が安定していれば反抗する必要がないからです。そして身近な例ですが、反抗が大きいほどやる気が見られないと嘆くお母さんが多く、反抗の話をほとんどしないお母さんの子どもほどやる気で勉強しているという傾向がみられます。
親はやる気スイッチを押してあげることはできませんが、子どもがやる気スイッチを押すのを助けてあげることはできるでしょう。心の安定とやる気を潰さない努力に加えて、明るい未来や勉強によって得られること、生きていくために必要なお金のことなど親の体験や親の後悔を伝えることです。
それを聞いて「そうだね!分かった!今日からやる気で頑張るよ!」なんてことを言ってくれる中学生はほぼいないです。でもきっと心にとめてくれて、いつかやる気スイッチを自分で押してくれるだろうと信じてください。
「1時間勉強する!」と言って30分しか勉強出来なかったとしても出来なかったことではなく、出来たことを認めてあげましょう。今日はこれだけ頑張る!と高くもない目標を掲げて半分しかできなかったとしても半分出来たことを認めてあげましょう。
もしもやる気が見られないと悩んでいるならば、やる気の土台である心の安定を育てて、やる気の芽を潰さないように根気よく見守り、いつか花を咲かせるまで時間をかけていきましょう。自分でやる気スイッチを押せる大人になれれば必ず自分で自分の人生を切り開いていけます。
やる気ない子どもに「やる気を出せ!」と言い続けるよりも親の接し方を変えていくほうが効果がありますよ!親も努力していけるといいですね!
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。