学問のオススメ

2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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中学生までにやっておきたいこと!成績を伸ばすために!

成績を伸ばすために中学生までにやっておきたいことはいろいろあります。その中でも特に大切なことは、自己肯定感をはぐくむことです。成績を伸ばすためなのに?と思うかもしれませんが、いつか1人で自主的に勉強をしていってもらうために、小学生時代はなるべく寄り添いながら、自己肯定感を育てていきましょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

成績を伸ばすためにはあらかじめ先取り勉強をしておきたいところかもしれません。でも、これから先どんどん伸びていくためには、少しの知識よりも、粘り強く集中して勉強に取り組めるようになる心を手に入れるほうがいいでしょう。中学生になって成績を伸ばすために、小学生のうちにやっておいたほうがいいことについてお伝えいたします。

 

実際にこれらを小学生時代に実践した長女は中学3年生から早慶附属高校を自分の意志で目指し、受験校2校とも合格いたしました。でも、小学生の時の放課後は、毎日友達と遊んでいました。

 

中学生に向けて小学生のうちにやっておいたほうがいいことって何?

どんどん伸びていくために必要なことと、中学生生活を少し楽にスタートできることについてお伝えいたします。

中学生で成績を伸ばすために必要な5つのことは?

中学生で成績を伸ばすためには次の5つが大切です。大事な順に書きました。中学生で成績を伸ばすために必要なことと書きましたが、実際には将来にわたって伸び続けていくために必要なことです。

 

自己肯定感がある

集中力がある

探求心がある

勉強の習慣がある

勉強の基礎力がある

 

それぞれについて説明いたします。

 

自己肯定感がある

 成績を伸ばすために1番大切なのは自己肯定感です。自己肯定感がある・・・ということは、やればできる!と思えることです。勉強は必ずしも結果がすぐにでるものではありません。やっても仕方ないな・・・と思ってしまうと勉強に取り組むことは難しくなります。

 

自分の努力が成果になることを素直に信じられるかどうか?というのが、成績を伸ばしていくために必要です。結果を信じられないのに勉強し続けることはできないですよね。

 

自己肯定感があることは、生きていくうえでもとても大切なことです。日本人は他国に比べて自己肯定感が低い傾向にあります。それが、周囲との軋轢を生まずに社会を円滑にまわしている可能性も否定はできません。でも、周囲を気にするばかりで自分の気持ちを伝えられないともやもやしてしまいますよね。

 

自分を大切にすることができるならば周囲を大切にすることもできるのではないでしょうか。人生を楽しく、活動的に生きていくために、自分を認める、自分が好き、自分は頑張っている、自分はいい!という気持ちがあるほうが生きやすくなります。

 

小学生の自己肯定感を育てることはそんなに難しいことではありません。小学生はまだとても柔軟な時期ですから、親の行動を変えることですぐに自己肯定感を育てていくことができます。自己肯定感を育てるためのポイントを10個お伝えいたします。

 

  • 小さな成果を認めること
  • 小さな努力を認めること
  • 小さな失敗には目をつむること
  • 家族の仲が良いこと
  • あなたが大切だよと伝えること
  • 子どもの話を聞くこと
  • だれかと比べないこと
  • ありがとうと伝えること
  • 性格ではなく行動を注意すること
  • 親の自己肯定感をあげること

 

低い自己肯定感をあげていくのは、低い時期が長ければ長いほど難しくなっていきます。小学生のうちならば、簡単に自己肯定感を育てていくことができます。できていないところがあれば、今すぐ改めてみましょう。

 

自己肯定感の高さは、大きく成績に関わってくる要素です。いつまでも伸び続ける子どもに育てたいならば自己肯定感を大切にしてください。

 

集中力がある

集中力は効率よく勉強するために大切です。集中力があれば、同じ時間でも得られる知識の量が変わってきます。勉強時間が長くなればなるほど、集中力は大きく成績に関わってくるようになるでしょう。

 

集中力を育てるためには小学生のうちには、自分のしたいことに熱中する時間を持てるといいですね。小学生が勉強に集中することはとても難しいことです。

 

でも、漫画やゲームならば、時間を忘れて熱中できるのではないでしょうか。好きな絵ならいつまでも描いていられたり、虫ならばいつまでも見ていられたり、折り紙ならばずっとおり続けていられたり・・・。興味のあることに熱中する時間は、集中力を養っている時間です。

 

いつもいつも同じことをしていると、「そんなことばかりしていないで勉強したら?」と言いたくなりますが、ちょっと我慢です。好きなことに集中していられるのは小学生の間くらいです。

 

また、真剣に友達と遊ぶ時間は、集中力だけではなく、コミュニケーション能力や交渉能力などを育て、互いのことを思いやる気持ちも身につけることができます。意見をぶつけながらでも次の日にはケロッとして仲良く遊べる時期は小学生の間くらいです。

 

小学生のうちにしかできない経験に熱中して、集中力を育てていきましょう。

 

探求心がある

これってどういうこと?と思ったときにすぐに調べようと思える探求心が、成績の伸びにつながってきます。勉強は分からないことを理解するためにするのです。だから、分からないことをすぐに調べて分かることができればどんどんいろんな知識を吸収していくことができるでしょう。

 

小学生に「分からないことはすぐに調べなさい!」というだけでは、「面倒くさいからもういいか・・」と思ってしまうことがほとんどでしょう。

 

小学生の疑問が答えられることならば、すぐに答えを教えてあげてもいいです。親が分からないことならば、「一緒に調べよう!」と答えを見つけてみましょう。小学生が調べるのは面倒くさいと思うならば、親が調べて答えを教えてあげてもいいでしょう。

 

分からないことを分からないままにしないことで知識は確実に増えていきます。分からないことはすぐに調べる親の姿を見ていることで、いつか自分で調べることができるようになっていきます。

 

小学生のうちに分からないことを全て調べられるようになる必要はありません。いつかできるようになるための練習期間だと思いましょう。

 

集中力とも関係ありますが、自分の好きなことをとことん突き詰めるところは探求心にもつながります。熱中体験は大切にしてくださいね。

 

勉強の習慣がある

小学生のうちに勉強の習慣を身につけておくと、中学生になって本格的に勉強が必要になってくるときに勉強時間をのばすというハードルが少し低くなります。勉強はするものだという常識を身につけておくだけで、宿題は必ずする、テスト前には勉強するという大人が当たり前だと思うことを当たり前にできるでしょう。

 

毎日勉強する習慣があれば、勉強をし始めることは簡単です。そして、毎日の勉強時間を少し伸ばすことで、1週間の勉強時間、1ヶ月の勉強時間は飛躍的にのびていきます。

 

勉強の習慣自体は、勉強をしたいと思ったときに身につけることもできますが、中学生までに身につけておけば、勉強を少しだけ楽にスタートすることができるでしょう。

 

だから、小学生の間は勉強の習慣を身につけるということだけを目標に勉強することができるといいですね。1日10分でも構わないので毎日勉強する!だけでいいのです。

 

1日60分勉強しよう!と言ってもなかなかできません。それよりは、国語と社会のワークを2ページずつしよう!のほうが、ワークをしてしまえば勉強は終わりですから、小学生にとっては分かりやすいです。

 

勉強を時間で区切ってしまうと、60分かけてだらだらとワーク2ページをしてしまうかもしれません。このやり方だとだらだらする方法を身につけてしまいます。

 

勉強内容が決まっていれば、なるべく早くすませてしまおうという気持ちも働いて、効率よく勉強に取り組むことができます。問題を解く速さもテストで点数をとるためには必要ですから、その練習にもなります。

 

勉強の基礎力がある

勉強の基礎力があるというのは、勉強し始めには役立ちますが、自己肯定感・集中力・探求力に比べると、必要度は少し落ちます。

 

小学生時代に、自己肯定感を育てること、集中力を養うこと、探求力を身につけることと勉強の基礎力を身につけることという状況が相反する場合があるならば、勉強の基礎力を身につけるほうは後回しでいいでしょう。

 

例えば、オンライン英会話をしたけれど、発音はかなり間違っていたという場合には、「オンライン英会話をすることができてすごい!」と「ここの発音はこう!ここの発音はこうでしょ!」の両方が言いたくなりますよね。

 

この場合には、発音は明日のオンライン英会話で獲得できるかもしれませんから、「オンライン英会話をすることができてすごいね!」と言いましょう。小さな努力を認めることで自己肯定感を育てることができます。そして、楽しくオンライン英会話を続けることができれば、勉強の基礎力も結局は身についていきます。

 

逆に、勉強の基礎力を大切にしていつも「ここの発音はこう!」と言われ続けるとどうでしょうか。自分の発音は全然ダメだなぁ・・オンライン英会話やりたくないなぁにつながるのではないでしょうか。発音の1つを身につけることを優先しすぎて、自己肯定感が否定されると、成績の伸びが期待できなくなります。

 

勉強の基礎力を身につけることは大切ですが、身につけ方には気をつけましょう。

 

しかし、勉強の基礎力は成果が目に見えて分かりやすいので取り組みやすいとも言えます。勉強の基礎を中学生までに身につけておきたい教科は国語と数学と英語です。理科と社会はやる気になった時から勉強しても何とかなる教科です。全ての学びにつながる国語と積み重ねが大切な数学と英語はすぐに何とかなるわけではないので、小学生のうちに無理なく取り組んでおきましょう。

 

国語

国語力を育てるためには、活字を読む習慣があるといいですね。日本語を読んで理解する力を育てておくと中学生になった時に意味を理解するという点で苦労することがなくなります。多くの活字を読むことで、ことわざや四字熟語、慣用句などいろいろな言葉を知ることもできます。全ての教科を日本語で勉強していくわけですから、国語は大切です。

 

活字を読むのは必ずしも本である必要はありません。漫画の中で字の多いものでもいいですし、新聞も非常に役立ちます。小学生ならば小学生新聞で毎日の生活に活字を取り入れるといいですね。手の届くところに新聞や本があるという環境が国語力を作っていきます。

 

手軽に国語力をのばしていくために、新聞はとても良い教材です。大人の新聞は小学生にとっては言葉が難しすぎる場合もあります。続けていくことで国語の基礎がどんどん身についていきます。小学生が楽しく続けるためには年齢にあった新聞がいいですね。本を1冊買うくらいの値段で1ヶ月間毎日新しいニュースや情報を目にすることができます。

 

こちらも参考にしてください。

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名探偵コナンは小学生に大人気ですが、漫画は結構文字数も多く、ナゾトキを考えながら読むことで読解力も鍛えられます。名探偵コナン好きなら名探偵コナンゼミはおススメです。

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英語

最近は小学生のうちから、授業で英語をするようになっていますので、中学生で初めて英語という教科を知るということはなくなっているでしょう。でも、小学生のうちは楽しい!をメインに学ぶのに対して、中学生になると文法などを学ぶようになり、突然楽しくない勉強になってしまいます。そして、テストで細かいミスをして嫌になってしまう・・・という人は多いのではないでしょうか。

 

分からなくなってしまうと取り戻すのにかなり時間がかかってしまうのが英語です。英語は基礎的なことをある程度小学生のうちに身につけておくと少し楽に中学生のスタートをきることができるでしょう。

 

そのためにおすすめなのはオンライン英会話です。毎日25分を続けることで、話す・聞くという言語を学ぶのに大切な技能を徐々に身につけていくことができます。話をするのが好きな子ならば、だんだんと英語が分かるようになってだんだんと英語が楽しくなってきます。

 

基礎を勉強するというよりは楽しく英会話をするを目的にオンライン英会話を1年続けることができれば確実に中学生の英語の基礎は学べます。be動詞の使い方、一般動詞の使い方、疑問形、否定形など最低限知っておいてほしいことは分かるようになります。時間が十分にある小学生時代に挑戦しておくことで中学生の英語スタートを楽しめるでしょう。

 

初心者のオンライン英会話はこちらを参考にしてください。オンライン英会話は6年生の1年間だけでもかなり効果があります。初めてオンライン英会話をする人向けにおすすめのオンライン英会話をピックアップしています。 

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次女が1年間オンライン英会話を学んだ様子です。続けただけの次女でしたが、現在中学生の英語には困っていません。

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数学

数学は小学生で習ったことをきちんと理解していれば、中学生になるまでにやっておきたいことは終わりです。中学生の数学も小学生の算数の延長線上にありますので、小学生時代の算数にあやふやなところがあると、中学生の数学が理解できない場合がでてきます。

 

小学生の算数に分からないところはない!という状態にして中学生をむかえられるといいですね。

 

どこから分からなくなったか分からない・・・という場合には、何年生にでも戻って学びなおすことができる「すらら」がおすすめです。算数はさまざまな分野を細切れに学んでいきます。例えば、2年生で九九を学んで、3年生で割り算を学んで、4年生で小数点のかけ算を学ぶ・・・というように九九を覚えていなければ、一連の算数は全て分からなくなってしまいますよね。

 

数学は分野によってどこに戻って勉強すればいいのか?が変わってきますが、それを自分で見つけることはとても難しいです。その点「すらら」は解いた問題の苦手を見つけて、どこに戻ったらいいのか?を教えてくれます。

 

小学算数に苦手が0になれば、中学生になって分からなくなったときにも、中学生の範囲だけを勉強しなおせばよくなりますよね。小学生の算数の苦手を「すらら」で0にしてくださいね。

 

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中学生で成績を伸ばすために小学生でやっておきたいこと

まず1番大切にしてほしいのは、自己肯定感をのばすことです。自己肯定感が高ければ、本人がやりたいと思ったときに、根気強く挑戦していくことができます。

 

そして、集中力・探求心を養うために小学生時代の熱中体験を大切にしてください。子どもが面白いと思うものを一緒に面白がってみましょう。

 

そして、中学生になって勉強をはじめたときに少しだけ楽に頑張れるようになるために、学習習慣と勉強の基礎力を身につけておきましょう。こちらは、小学生時代に無理なら、中学生になってからでも間に合います。

 

親の期待を超えてどんどん成長していってくれるといいですね。

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。