高校受験は、初めての大きな人生の選択である場合が多く、プレッシャーから焦りを感じることも多いでしょう。おそらく、焦りを感じない受験生はほとんどいないのではないでしょうか。高校受験ではみんながプレッシャーや焦りを感じながら勉強しているものだと受け止めて、対処していきましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
受験まで時間が短くなってくると、受験生本人でもないのに考えるだけでドキドキしてしまいますね。親でさえ、なんとなく不安な気持ちで、なんとなく焦りを感じてしまうのですから、受験生本人はきっと受験までの日々を数えて、勉強の進み具合と照らし合わせて、焦ったり、不安な気持ちになってしまうでしょう。
焦る気持ちに負けないように、淡々と受験勉強を続けていけるように焦りへの対処法についてお伝えいたします。
- 焦りを感じるときの体の状態は?
- 焦りを常に感じ続けるとどうなるのか?
- 焦りをリセットするにはどうしたらいいのか?
- 焦りを増大させないために親ができること
- 高校受験に焦りはつきもの。うまく付き合って勉強に集中しよう!
焦りを感じるときの体の状態は?
例えば、受験日がふと耳に入ってきたとき、カレンダーで受験日を見たとき、突然の焦りに襲われることがあると思います。そんなときの体の状態を考えてみましょう。体は筋肉が緊張してこわばった感じになり、心臓はドキドキと心拍数が上がっているのではないでしょうか?
これは、日々なんとなく感じている焦りのときにも症状は小さいながらも同様に筋肉の緊張や心拍数の上昇がみられる可能性が高いです。
焦りを常に感じ続けるとどうなるのか?
こんな緊張状態がずーーっと続いてしまうとどうなってしまうでしょうか?しばらくの間は問題ないかもしれませんが、だんだんと体は緊張状態に耐えきれなくなって、脳がもう休みなさい!と命令を出してしまいます。
この状態はその程度の差はありますが、うつ状態のようなものです。脳がすべてを休みなさい!と命令を出しているので、何をするにも体が動かずに、何もやる気が起きない状態です。
上手に焦りをリセットしていけば大丈夫なのですが、焦りを感じ続けることが体にとって非常に負担になることが分かると思います。
焦りをリセットするにはどうしたらいいのか?
上手に息抜きをしていくためにはどうしたらいいのでしょうか?高校受験ですから、その焦りの元となっているのは、次のような不安ではないでしょうか。
「勉強の仕方が間違っているのではないだろうか・・・」
「合格できるかな・・・」
「不合格になったらどうしよう・・・」
「みんなすごいたくさん勉強しているんじゃないかな・・・」
「今年は合格の点数が異常に高かったらどうしよう・・・」
焦りの元となる不安を解消するように対処していくことが大切です。また、焦りは感じても仕方がないものととらえておくことも必要です。
勉強の成果を目に見えるようにする
自分がどれだけ勉強できているのか?成果を目に見えるようにしておくことで、これだけ頑張っている!という自信につながります。勉強不足への不安が解消されますね。
自分の勉強量が分かるようにスケジュール帳やカレンダーに1日の勉強内容を簡単でいいので書き込んでおくと、あとから頑張りを振り返ることができて気持ちが落ち着くでしょう。
もっと簡単に方眼紙を用意して、15分勉強したら1マス色を塗る!というのでもいいでしょう。国語=赤 数学=青 英語=紫 理科=緑 社会=オレンジなど色を決めて勉強したら方眼紙をただ塗っていきます。
15分だけでも1マスぬれますし、だんだんと色がたくさんになってくると自分が頑張った足跡が残っていきますので、さらにやる気につながります。教科によって色分けすることで勉強のかたよりにも気づけますのでおすすめです。
勉強量は心の安定剤にもなります。後悔のないようしっかり勉強しましょう。
自分の成績の推移を評価する
模試の結果が出ると、どうしても志望校内での順位や偏差値が気になってしまいますね。志望校内であまりいい結果が出ていないと落ち込んでしまい、焦りにつながります。高校受験はどうしても志望校を受ける人の中での競争になってしまうので、そういう視点で結果をみてしまいますが、受験勉強を頑張っている間は、自分の成績に注目してみてみましょう。
前回より、点数がたくさんとれている!前回よりも偏差値が少し上がっている!と自分の成績のいいところを見つけましょう。成績が少しでも上昇傾向ならば、勉強の方向性は間違っていません。自分の成績が上がっていることが分かれば、安心しますね。
自分の成績に伸びがみられないようであれば、その対策をとることもできますので、自分の成績の変化には気をつけていきましょう。
偏差値を正しく理解して自分の成績を把握しましょう。
勉強時間と息抜きの時間のメリハリをつける
勉強時間と息抜きの時間とメリハリをつけましょう。だらだらとした勉強をするならば、集中して勉強して、息抜きをしたほうが緊張を緩める時間ができるのでいいですね。
中には息抜きをしていると勉強がすすんでいないから焦る・・・という方もいらっしゃるかもしれません。でも、勉強時間にはどうしてもストレスを感じています。勉強する時間にしっかり集中したら、息抜きをする時間も長い受験勉強には必要だと心得て、ストレス発散してください。
息抜きの時間が長くなりすぎないことも焦りを感じないためには大切です。時間を区切って息抜きをしましょう。
合格した自分を具体的にイメージする
合格した自分を具体的にイメージしてみましょう。制服を着ている自分、通学している自分、授業を受けている自分、友人と楽しく会話する自分など合格した自分をイメージしてみるのです。そのイメージを現実にするために勉強しているわけですよね。なるべく楽しい、なりたい自分をイメージできれば、勉強にも身が入ります。
必ず合格するぞ!という気持ちは、合格できる力を身につけるためにも必要です。
心が落ち着く言葉を唱える
急に焦りを感じるときには、「大丈夫。大丈夫。しっかり勉強している。」など心が落ち着く言葉を唱えてみましょう。唱えているうちに、体の緊張が解けてくるような言葉がいいですね。
「きっと大丈夫」「自分は頑張っている」「なるようになる!」「合格できる!」など自分の心が楽になる言葉を唱えましょう。
自分はできる!と言い聞かせる
自分はできる!と常に脳に思い込ませることも有効です。自分が正しいと信じていることは疑いなく実行できますよね。それは高校受験でも同じことです。まずは自分ができることを自分に信じさせること!そのことによって、合格できる力を自分は身につけることができる!と思い込むのです。
長期間の受験勉強を計画的に続けていくために、自分はできる!と常に自分に伝えておきましょう。
焦りを増大させないために親ができること
子どもと大人がまだ半々くらいで同居している中学生ですから、親の行動でその焦りをなくしていける場合もあるでしょう。
緊張を継続させないようにほっとした時間をつくる
塾から帰ってきたとき、学校から帰ってきたときにはほっとした時間をつくるようにしましょう。塾や学校の時間はやはり勉強を頑張っていたり、人間関係の悩みを抱えていたりします。家に帰ってきたときにほっとできれば、不安な気持ちが少しリセットされます。家はくつろげる場所であるべきです。
受験期だから!と特別視するのではなく、温かいお茶を入れてみたり、おやつを用意しておいたり、ちょっとしたことでいいのです。子どもが、家にいると落ち着くなぁと思うことができるような環境にしましょう。
干渉しすぎない→勉強しなさいと言わない
ほっとした場所をつくるためには、家にいる間に「勉強しなさい!」「宿題は大丈夫?」「受験勉強はどれだけ進んだの?」など干渉しすぎないことが大切です。これらのことは受験生はしないといけないことだと自分で自覚していますから、さらに言われても反抗してやる気を失うだけです。
ただ、塾などに行っていない場合には、どうしても家での学習が気になりますよね。その場合には、あらかじめ話し合いをして、勉強する時間や休憩する時間を親子で共有することがおススメです。夜寝る時間は長い受験勉強を乗り越えていくために大切ですから、あまり遅くなりすぎないように声かけをしていけるといいですね。
無関心にはならない→相談にのる
そうはいっても、完全に放置されて、無関心であっても子どもはさみしさを感じます。勉強の悩みや人間関係の悩みなど自然に相談できるような雰囲気を作って話ができるような親子関係が作れるといいですね。
話をしているうちに気持ちが落ち着いたり、焦る気持ちを忘れることができるかもしれません。
兄弟や友人と比較しない
兄弟や友人と比較してはいけません。比較されて、イラつくことはあっても、焦りの気持ちを解消することは絶対にできません。思わず比較してしまうことがあるかもしれませんが、絶対に口には出さず、心の中だけにとどめておきましょう。
親の心得はこちらも参考にしてください。
高校受験に焦りはつきもの。うまく付き合って勉強に集中しよう!
高校受験に焦りはつきものです。どんなに勉強していても、どんなに模試でよい結果を出していたとしても、結局は受験当日の試験の出来が全てです。受けていないテストの結果を必ず大丈夫だとは言えませんから、不安になって焦りの気持ちがうまれます。
そんな気持ちにとらわれることはつらいですが、自分一人だけが焦っているわけではありません。高校受験生みんながそういう気持ちを抱えているんだと思うことで、焦りの気持ちを共有できます。
焦りの気持ちをリセットしたり、勉強への原動力にしたり、うまく付き合って高校受験を乗り越えていきましょう。
冬休みの勉強法はこちらを参考にしてください。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。