テスト返しがされると点数が気になりますよね。いい点数なら何も言うことはありませんが、だいたいそうではありませんよね。このタイミングを勉強へのやる気につなげていける親の対応についてお伝えいたします。
こんにちは!たこあんどわさびです。
テスト返し時の親の対応で、子どもの勉強へのやる気は大きく変わるでしょう。テスト返し時の親の対応で気をつけたいこと、伝えたほうがいいことについてお伝えいたします。ポイントは完璧を目指さない!ですよ。
- テスト返し時にイラっとしたら?
- テスト返し時の対応で気をつけたいこと!
- テスト返しのときに言ってはいけない言葉
- テスト返し時に伝えたほうがいい言葉!
- テスト返し時の対応で、子どもの勉強へのやる気をアップさせよう!
テスト返し時にイラっとしたら?
親から見るとテスト返しのときにイラっとすることはたくさんあるのではないかと思います。なぜなら親は子どもにすごく期待しているし、将来の心配をしているし、なるべく楽しく生きてほしいと願っているからです。今頑張れば、将来楽ができるのに・・・という思いはありますよね。
そういう意味で親はテスト返しをされたときにおそらく100点以外は全て若干のイラっを内包するのではないかと思っています。つまり、ほとんどの場合、テスト返し時に親はイラっとしてしまうということです。98点だとしても、あと2点がどうして取れなかったのかしら・・・90点なら、あと5点あればよかったのに・・・80点なら、90点あればかなり順位も上がるのに・・・といった具合です。
だから、テスト返し時にはイラっとするものだと心得て、その状態でどのように子どもに接するのがいいか?を考えていけるといいですね。
テスト返し時の対応で気をつけたいこと!
テスト返し時の対応で気をつけたいことは、まず、親のイラっを見せないようにすることです。とってしまった点数は変わらないですし、イラっをぶつけても子どもには何も響かないからです。イラっとして怒ったり、イラっとして罰をあたえても、その時の親の気持ちが発散されるだけで、子どもはストレスをため込むだけになってしまいます。
テスト返し時に必要なのは、子どもが取ってきた点数は子どものものであり、子ども自身が思うことがあるわけですから、その気持ちに寄り添うことです。残念な結果なら一緒に残念がり、子どもにとっては良い点数であれば、一緒によくできたね!と喜べるといいですね。
親にとって、子どもの点数は気になるものではありますが、自分事としてとらえないようにする努力が必要です。いい意味で他人事だととらえて、冷静な対応をしていくことが大切です。他人事だと思えば、どんな点数であってもそれは怒りをぶつける対象ではないですよね。
テスト返しのときに言ってはいけない言葉
親の怒りをぶつける言葉は一切言わないようにしましょう。怒ったように言わなくても否定する言葉であれば同じです。例えば次のような言葉です。
- だから勉強しなさいって言ったよね。
- 勉強していないんだから当然だよね。
- 遊ぶばっかりしているから
- ゲーム取り上げるよ!
- スマホいじってばっかりだからこんな点数なんでしょ!
- 将来が大変だよ・・
- ホントできないんだから
- どうしてあと5点取れなかったの?
これらの言葉は、過去について否定しているばかりで、未来につながりません。とってしまった点数は変えようがないですから、いかに未来の点数をあげていくかを考える必要があります。
また、否定の言葉を全く使わなくても、興味も全くないというのもだめです。テストがあったことも知らない、何点をとっていようが気にしないというのは子どもにとってはさみしいことです。きちんと子どもからテストの成績の報告を聞いたうえで、冷静に点数の話や今後の話などを話し合って次のテストにつなげていくのがいいですね。
テスト返し時に伝えたほうがいい言葉!
では、どんな言葉を伝えたらいいのでしょうか?悪い点数をとってきたときも、良い点数をとってきたときも基本的には変わりません。100点以外は何らかのミスがあるわけですから、そこから点数をあげていくためにどうしたらいいか?を考えればいいのです。そして、それを考えるのは本人です。親が考えたことを伝えると押し付けになってしまいますので、同じ答えに至るとしても本人に考えてもらうことが大切です。
かける言葉は次のようなものがいいですね。
- 今回の点数は自分としてはどうなの?
- どうして間違えたのか分かる?
- どうしたら次は間違えないと思う?
- どうしたら点数があがると思う?
まずは、今回の点数を本人がどのようにとらえているのか?を確認しましょう。同じ85点だったとしても、本人にとっては、
- 今回はできる問題をたくさん間違えてしまって残念な点数だった
- みんなあんまりできていなくて、平均点も低くて、85点は上位だった
- いつもは90点取れているのに、80点台で残念だった
- いつもは平均点くらいしか取れないのに今回は平均点より15点もいい点数だった!
などなど状況によってその点数の評価はかなり変わってきます。だから、まずはその点数について本人がどう思っているか?を把握しましょう。
そして、本人がよくできた!と思っているなら一緒に喜び、本人がダメだったと思うなら、一緒に残念だねと共感しましょう。本人の理想が高すぎて、いつでもダメだ・・・と思うようなタイプであれば、私は十分いい点数をとってきていると思うよと添えてあげてもいいですね。
一緒に点数に共感した後、今後どうしていきたいか?今後どうしたらいいのか?について本人の意見を確認しましょう。本人の意見に具体性がなければ、具体性を持たせるぐらいにしっかりと話ができるといいですね。
例えばこんな感じです。
どうしたらもっと点数があがると思う?
もっと勉強する!
どこを間違えたのかな?何を勉強したらいいと思う?
今回間違えたのは長文読解のところ。あんまり時間がなくて最後まで英文がよめなかったから。分からない単語も多かったから単語を勉強したらいいと思う。
あとは、英文をはやく読めるようになると時間に余裕ができるよね。
そうだけど・・・どうやったら早く読めるようになるのかよく分からない。
音読をしっかりやって、できる限り速く読むようにしたらいいらしいよ。
そうなんだ。。じゃあ、やってみようかな。
そうだね。単語を勉強して、あとは音読を毎日少しずつやったらさらにいい点数になるかもね。
冷静に話をすることができれば、子どもは冷静に考えることができるはずです。成績が上がらなくていいと思っている子はほとんどいません。でも、どうしたら成績が上がるのかが分からない子はたくさんいるはずです。親のちょっとしたアドバイスで勉強方法が分かることもあるので、ちゃんとテストの点数について話をすることは大切です。
テスト返し時の対応で、子どもの勉強へのやる気をアップさせよう!
テスト返し時の対応はとても大切です。返ってきた成績はもう変えようがありませんから、それを反省材料として次につなげていきたいところですね。ただし、それを親がやってしまうと、「勉強が足りないから(反省)次はしっかり勉強しなさいよ!(対策)」で終わってしまい、せっかくやる気をくすぐる機会をやる気をつぶすだけの時間になってしまいます。
これが繰り返されると、子どもはテストの話をしたくなくなりますよね。子どもがテストの話をしたくないようであれば、親の態度を振り返ってみてください。
子どものとってきた点数を冷静に受け止め、その点数に対する子どもの感想を聞き、そして、次への対策を子どもに考えてもらいましょう。親は、勉強方法について子どもが困っているようであれば、少しアドバイスをする!くらいで口出しをとどめておくのがいいですね。言いたいことのほとんどを我慢して、次へつながる子どもの決意を引き出していきましょう。
反省したときには、明日から勉強を頑張る!と言っていた子どもが、結局は何もしない・・・というのはよくあることです。だからこそ、テスト後の勉強については具体的に話を聞いておくことが大切で、それによって、親は勉強のサポートをしていくことができます。英単語と音読をする!ということが決まっていれば、「英単語するんじゃなかったかな?!」と声をかけることができるからです。本人も自分が言ったことですから、意外と素直にそうだった!と取り組めることも多いです。これが、「勉強しなさい!」と怒ってしまうと、途端にやる気をなくしてしまうので気をつけましょう。
テスト返し時はよくても悪くても勉強への意欲はちょっとだけ上がるときです。このタイミングをうまく利用して、次はうまくいくかもと思えるように計画を立て実行していくことで、実際に成績は上がっていくでしょう。いかにうまく勉強へのやる気をくすぐることができるか?を考えながら、子どもの勉強をサポートしていきましょう。
こちらも参考にしてください。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。