塾に行かずに高校受験をする!というのは大変ではありますが、自分のペースで勉強できるうえに非常に経済的です。中1までは塾に行かずに家庭で学習をしていて、中2になってから塾に通い始めた長女の経験から、塾に行かずに高校受験をすることについてお伝えいたします。
こんにちは!たこあんどわさびです。
塾に行かずに高校受験することができればいいなぁと思うことがありますよね。そう思わせてしまうほど、塾にはたくさんのお金がかかります。塾に行かずに勉強するためには、本人のやる気と親の覚悟が必要ですが、無理なわけではありません。
塾に行かずに勉強をしていくための親の心構えと必要な教材についてお伝えいたします。
塾に行かずに勉強することのメリット・デメリット
塾に行かなくて・・本当に大丈夫?
はい!目指す志望校に合格できる力を身につければいいのです!
塾に行かずに志望校に合格できる力を身につけるために、塾に行かない場合のメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット
塾なしのメリットを考えてみましょう!
- 自分のペースで勉強できる
- 塾に行く時間が必要ない
- 塾の方向性に惑わされない
- お金がかからない
自分のペースで勉強できる
独学であれば、自分の苦手な教科や得意不得意に合わせて、自由に時間を調整することができます。必要な勉強に時間を使うことができますね。
集団指導塾では、それぞれに合わせて授業がすすむわけではなく、カリキュラムが組まれていますので、分かっていなくてもどんどん授業は進んでしまいますし、もう分かっている勉強をすることになる可能性もあります。
また、授業のペースが合っていない場合には、理解ができなかったり、無駄な時間ができてしまったりします。自分の理解にぴったり合わせて勉強できるわけではないという点は塾に行くときに知っておく必要があります。
自分に必要な勉強を、自分のペースですることができるのは塾なしのメリットです。
塾に行く時間が必要ない
雨が降っても、寒くても、暑くても塾には行かなければいけません。いい塾を選んでいたら、家からかなり遠かった・・・となると通塾の時間もかなり掛かってしまうかもしれません。
しかし、塾なしであれば、通塾の時間は必要ありません。どこにも行かずに勉強することができるのは効率的です。
塾の方向性に惑わされない
塾は高い授業料を払ってもこれだけの高校に行けたならいいと思わせるような進学先を提案していく必要があります。そういうことを考えると、合格実績としてなるべく高い偏差値の学校に行ってほしいところです。
場合によっては、実力よりも少し高い学校を目指すように言われるかもしれません。周囲に影響を受けて、家庭の方針からはずれた学校を目指したいと子どもが言いはじめるかもしれません。それが、必ずしも悪いというわけではありませんが、実力よりも高い偏差値の学校を目指すことで不合格になる確率が上がってしまう可能性があります。
塾なしであれば、塾の方向性に惑わされることはないでしょう。
お金がかからない
塾はお金がかかります。1ヶ月4万円程度・・だけではなく、施設費、テスト代、テキスト代、夏期講習、冬期講習、春期講習など授業料以外にもさまざまな費用が必要になってきます。長女が行っていた塾では、5教科の授業料に上記の費用を含めると中学3年生の1年間で100万円程度かかります。
高校受験が最終目的ではなく、この先に大学受験を控えていると考えると経済的な面を考える必要はあります。お金は無限にあるわけではないので、いつ使うのか?は大切になります。
参考書を買ったり、外部模試を受けたり、受験料や入学金など高校受験自体にも何かとお金はかかります。これに塾代がさらに+50万~150万程度必要・・・となると結構大変です。
塾なしであれば、かなり経済的です。
デメリット
塾に行かずに高校受験をするデメリットはこちらです。
- 自分1人なのでやる気がでにくい
- 分からないことをすぐに教えてもらえない
- スケジュールを組むのが難しい
- 自分の位置が分かりにくい
- 親が勉強の伴走者になる必要がある
- いろいろな選択肢があることに気づきにくい
自分1人なのでやる気がでにくい
塾に行っていれば、同じように高校受験を目指す仲間がいて、一緒に勉強を頑張ることもできます。
しかし、塾なしであれば、常に1人で勉強に取り組む必要があるので、やる気が持続しない場合があります。みんなの様子が分からないので、自分の努力が足りているのかどうか?が分からないかもしれません。やる気を継続させていくための対処法が必要で、勉強時間の管理をどうしていくのか?を考えていく必要があります。
分からないことをすぐに教えてもらえない
分からない問題が出てきたときに塾にいればすぐに解き方を教えてくれる先生がいます。独学で勉強するときの勉強のしはじめにはこの点が一番問題になってくるかもしれません。分からない問題が多いときには、だれか教えて!と思うことが多いからです。
ただ、高校受験ですから、まだ親の知識でも答えられることは多いですし、中学校の先生に教えてもらってもいいですよね。だれか、すぐに質問に答えてくれる人を見つけておくことで、塾なしのデメリットを解消することができます。
スケジュールを組むのが難しい
初めての高校受験ですから、自分でスケジュールを組むと言ってもかなり難しいですね。中学生は何をいつまでに済ませていればいいのか?を知らないのに、スケジュールを組むのははっきり言って無理です。でも、高校受験は基本的には1回しかありませんから、失敗するわけにはいきません。
塾であれば、長年の経験から受験日当日に最大の力を発揮できるように勉強スケジュールを組んでくれます。実際に勉強するかどうかは本人にかかっていますが、スケジュールだけならしっかりとしたものになるでしょう。
高校受験合格までのスケジュールは親の知恵も動員してしっかりとしたものを考えましょう。
自分の位置が分かりにくい
自宅学習ではテストを受ける機会は、定期テストくらいしかありません。定期テストは学校内だけであり、場合によってはざっくりとした位置しか分からないかもしれません。そうすると、自分は県内でどれくらいの位置にいてどれくらいの学校を目指せるのか?というのを知る機会がありません。
しかし、塾であれば、学校でこれくらいの成績がとれていて、模試でこれくらいの成績があれば、これくらいの学校を目指せる!という長年の経験の蓄積があります。自分の目指せる学校なのかどうか?がはやいうちに分かるのは利点です。
志望校に関しては目指す学校がはっきりしているほうが、早くからそこに向けて努力を開始することができ、結果的に希望を叶えることができる可能性があがります。塾なしであれば、外部模試などを活用して志望校と自分との距離や全体の中での自分の位置を知る必要性があります。
親が勉強の伴走者になる必要がある
中学生が塾なしで高校受験をする場合には、親が勉強の伴走者になる必要があります。
しっかりしてきているとはいえ、少し前まで小学生だった中学生。大人に近いけどまだ子どもでもあって、自分1人で勉強の管理や受験校の管理までは完璧にはできません。親は反抗期の彼らの意見を聞きつつ、上手に勉強のやる気を引き出したり、勉強量の目安を示したりしないといけません。
塾があれば、勉強の伴走者は塾にお任せして、健康管理、受験管理くらいでよくなるので少し手を離せる部分があるでしょう。しかし、塾なしの醍醐味はここにあるのかもしれません。親の力量が問われます。
いろいろな選択肢があることに気づきにくい
塾なしの場合には、本人の得た情報だけだったり、親の希望を優先することが多いので、世の中にはいろいろな選択肢があることに気づきにくいという点があります。
親が私立出身であれば、学校は私立に行ったほうがいいと思うかもしれません。私立には現在ではいろいろな給付制度もできていますが、そういう情報がなければ私立を選択できないと思い込んでしまうかもしれません。自分の成績で目指せる学校を低く見積もってしまったり、高く望みすぎたりすることも考えられます。
最近はネットでさまざまな情報を手に入れることができるようになってはいますが、その情報の信ぴょう性については自分で選んでいく必要があります。
固定観念、先入観だけで学校を選ぶことがないようにさまざまな情報を得て、その中で自分の希望にあう学校を考えていきましょう。
塾に行かずに勉強するときの親の役割
塾に行かずに勉強するときに親の役割が非常に重要になってきます。反抗期の中学生とうまく付き合っていく必要がありますので、冷静に対応ができないと塾なしでの勉強はとてもむずかしいものになってしまいます。
一番大変なのは待つことかもしれません。子どものやる気が出るまで待つ時間は親にとっては試練の時間です。
塾に行かないということはほとんど家にいることになるわけですから、どれだけ口を出さずに見守ることができるのか?できたことを認めることができるのか?がとても大切になります。
ゆったりと子どもの様子を見守りながら、冷静にやる気を誘導できるならば塾に行かずに高校受験合格を目指せるかもしれません。もし、そんなのは難しい・・・と思うようならば、塾に勉強を任せてしまうほうがいいかもしれません。塾に行くほうがいい、塾に行かなくてもいいというのは本人のモチベーションや家庭の状況によって違います。
塾なしで高校受験を攻略していくのは難しいかもしれない・・・と思う場合には、塾を検討するのもいいでしょう。家庭教師であれば、塾のメリットを活かしつつ、勉強の伴走者になってもらうこともできます。必ずしも塾なしだけがいいわけではなく、それぞれに合った学習法を選択することが大切です。
近所の塾を検索するにはこちらを参考にしてください。
いろいろな家庭教師センターの資料請求をするには、こちらをご利用ください。
親の役割としては、勉強の管理、健康管理、受験管理があります。
勉強の管理
中学生にとっては、1年先も半年先もかなり先の未来です。その未来に向かって毎日真剣に勉強し続けることはとても難しいことです。勉強の管理をしていく場合には、計画通りには進まないことを見込んだうえで、計画を立てていきましょう。
勉強管理は、中学生が高校受験までに何をどれだけすればいいのか?を理解することができればいいでしょう。基本→応用→過去問を基本として、最終的には過去問が合格点に届くまで勉強を繰り返していく必要がありますので、そのためには今日何をするべきか?今週は何をするべきか?今月はどこまですればいいのか?を分かりやすく中学生に伝えてあげられるといいですね。
なるべく具体的に計画を作り、状況に応じて柔軟に変更を加えながらも、必要な勉強をクリアできるように時間管理をしていきましょう。志望校合格に必要な勉強時間を確保していきましょう。
健康管理
高校受験は長期戦です。勉強している間も当日も体調は大切です。睡眠時間が短すぎると長い時間戦っていくのは難しくなりますし、食事は成長期の体を作るためにも重要です。睡眠時間をコントロールし、栄養バランスの良い食事がとれるようにサポートしていけるといいですね。
受験管理
志望校を決めたら、その受験管理をしていくのは親の責任にしましょう。子どもは受験勉強に専念できるほうがいいのと、親が責任感をもって対処するほうが確実だからです。
高校受験では、学校説明会や個別相談会の日程を把握し、願書を提出する時期を確認し、願書提出の方法に従って必要書類を集めて提出し、受験後に合格だったときにどうするか?不合格ならどうするか?を把握しておかなければいけません。これが、1校だけではなく、2校、3校と増えるたびにそれぞれについて把握しなければいけません。
抜けなく、もれなく、きちんと把握するのは中学生にとってかなり難しいでしょう。親の受験スケジュール管理は非常に大切です。
塾に行かずに勉強するときに気をつけること
塾に行かずに勉強するときに気をつけることは、上記のデメリットをどのように克服していくか?ということです。そういう点では、相談窓口があったり、大規模テストを受けられたりする通信教育は、塾よりも安価で役立ちます。また、初めて高校受験に挑戦するのにあたって、どんな教材を選ぶのか?というのはとても重要で、その点それを専門としている通信教育なら教材内容に関しては問題ありませんので、安心です。
おすすめの通信教育は?
通信教育にはそれぞれに特徴がありますので、活用する中学生の特性とレベルに合わせて選ぶ必要があります。必ずしも難しいものがいいわけではなく、自分の成績を上げていける通信教育を選ぶ必要があります。
勉強が苦手・・・基礎を固めたい場合には
勉強が苦手な場合には基礎的なことを理解しないまま年齢を重ねてしまった可能性があります。基礎を固めていくためには、今の学年だけではなくて、分からなくなった場所にまで戻って学習できる無学年方式の通信教育がオススメです。
以前の分からなくなった問題が多すぎて今さら・・・と思うかもしれませんが、中学生になってから小学生の問題を解けばあっという間に身についてしまうことがほとんどです。どうしてこれが分からなかったのか?と思うくらいには理解力が上がっています。
基礎的なことは分かっていないとそのうえに知識をつみ重ねていくことができませんから、分からないことをなくしていくのはとても大切なのです。すららは無学年制なので、昔に戻ることもできますし、学年を先取りすることもできます。分かりやすい対話型の映像授業で飽きずに取り組めて、少しずつでも積み重ねていくことで必ず力になるでしょう。
無学年制の通信教育教材として「すらら」があります。「すらら」は対話型の講義にチェックテストをワンセットとしてスモールステップで理解していくため、基礎を固めるためにはとても良い教材です。メールアドレスの登録だけで無料体験ができますので試してみてくださいね。
また、「すらら」は学習障害の場合にも良い通信教育です。学習障害の場合には、勉強が苦手・・・というのとは違って、文字を読むことでは理解できないという特性を持っている場合があります。もともと理解力が悪いわけではないので、音で聞いたり、映像で見たりすることで理解できる場合があります。つまり、学習方法を選んで学習する必要があるのです。学習障害の場合の勉強法についてはこちらも参考にしてくださいね。
県公立高校を目指したい!という場合には
県公立高校を目指す場合には教科書レベルをきちんとクリアしていくことが必要です。偏差値の高い学校では、少し難しい問題が出されることもありますが、基本的にはどの県立高校でも同じ問題で試験が行われます。そのため、必ず出題される基礎的な問題をどれだけミスなく解くことができるか?という点も大切になってきます。
県公立高校の情報を広く収集していて、教科書ごとに対策してくれる通信教育がいいですね。
ベネッセの進研ゼミは、中学校ごとに採用教科書を把握して教材を送ってきてくれますので教科書対策をするにはとても良い教材です。紙の教材メインのオリジナルタイプとタブレットと紙で学習するハイブリッドタイプがあり、好みで選ぶことができます。週に1回の映像授業もあり、家で学習していくためのモチベーションを維持していくこともできるようになっています。
受講者が多いということは、多くの人に選ばれているということでもあります。コストと教材の内容のバランスで最もコスパがいいと世の中で判定されている教材だと思っています。教科書を超える問題が出題されない県公立高校の受験においては、あらゆる教科書の教材を作成しているベネッセがオススメです。
勉強、進路について電話相談ができたり、Webで分からないことを質問できるなどサポート体制が充実しています。実力診断テストが別料金なしで受けられますので、自分の位置を確認することができます。全国すべての中学校の教科書を把握しているベネッセは県公立高校をめざすには非常に効果的な通信講座となっています。
県公立高校では教科書を超える力は要求されませんが、トップ校ではその範囲内での難しい問題が出る場合もあります。ベネッセの教材の中でもハイレベルを選ぶことで、県公立トップ校の勉強も問題なくできます。県公立入試ならば、ベネッセの教科書分析力が役立ちます。
難関国私立を目指す!という場合には
難関国私立を目指す場合には、良質な難問をたくさん解いていく必要があります。難関国私立を目指す場合には、非常に難しい問題を解いて得点をしていく必要があり、勉強の方向性が県公立高校の場合とは違ってきます。教科書レベルだけでは対応しきれないため、難関国私立用に勉強をする必要があります。
Z会は、難関国私立高校の受験をめざす中学生が受ける駿台中学生テストの駿台と提携しています。お互いに難問に定評がありますので、良問を塾よりも安価に勉強することができるでしょう。
Z会では、難関国私立用の特進コースがありますので、十分に難関国私立の対策をすることができます。iPadスタイルとテキストスタイルがあり、好みで選ぶことができます。おススメはテキストスタイルです。受験自体はやはり紙と鉛筆ですから、普段からこのスタイルで勉強しておくほうがいいと思っています。
通信教育のサポートとしてスタディサプリ!
通信教育の教材を使用していて分からない単元に出会ったとき、どうしてもこの分野がよく分からない・・・というときに役立つのがスタディサプリです。もちろん、この教材だけでもしっかりと勉強ができるように本当に質の高い授業を安価に提供してくれます。
紙を見ながら勉強するよりも映像を見るほうが分かりやすい場合もあります。また、個人個人で目で見て理解するタイプ、耳で聞いて理解するタイプなど何が自分に合っている勉強法なのか?を考えて教材を選ぶことも大切です。
よく分からない単元に絞って授業を見ることで独学のすぐに教えてもらえないという欠点を解消することができます。いつでもすぐに見ることができるので、通信教育のサポートとしても役立つでしょう。
塾なしで高校受験を攻略していく!
塾なしで高校受験を攻略していくためには、計画的に必要な勉強をしていく必要があります。高校受験に必要な問題集を不足なく勉強していくために、自分ですべてを選ぶことはとても難しいことです。だから、専門家が中学生にとって必要だと検討を重ねた末に作っている通信教育を利用することは、塾なしで高校受験を攻略していくために有効な手段です。
塾なしでも塾ありでも結局は自分で目的をもって勉強を重ねていくことが大切です。自分で勉強に取り組むことができるのであれば、塾がなくても成績はどんどん上がっていくでしょう。
親は自分から努力できるようにやる気を育てていくことが、一番大切なのかもしれません。こちらを参考にしてください。
塾なしで高校受験することは全く問題ありません。努力の方向を間違えずにしっかり勉強しましょう。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。