小学校低学年では宿題は必ずしていかなければならないもので、当たり前にするものだという認識を持ってもらうことが大切です。そのためには習慣にすることと宿題をすることが嫌だと思わせない親の関わり方が必要です。
こんにちは!たこあんどわさびです。
小学校ではほとんど毎日宿題がでます。宿題くらいはさっさとやり終えてほしいところですね。高学年になってくるとだんだんと宿題の量も多くなってきて、反抗期もあり、親からの助言で素直に取り組めなくなってしまうかもしれません。低学年のうちに宿題をすることが当たり前だと認識しておいてもらうことで、特に言わなくても宿題に取り組んでくれるようになるでしょう。
宿題はいつするのがいいのか?という点から習慣化と親の関わり方についてお伝えいたします。
宿題はいつするのがいいのか?
宿題はいつするのがいいのでしょうか?これについては親はなるべく早くがいい!と思いますよね。帰ってきたら遊びに行く前にすぐにやってしまってから遊びに行ってほしい!という思いがあると思います。
しかし、子どもの気持ちはどうでしょうか?子どもにとって学校は仕事のようなものです。1日授業を受けて、人間関係にもいろいろと悩みがあったりして、帰ってきてやっとほっと一息というところですね。そこに待ち構えたように親が「宿題しなさい!」と言ってくるようだとちょっとげんなりしますよね。
宿題はいつするのがいいのか?というのは親の気持ちではなく、子どもの気持ちを優先して考えるのがいいでしょう。
遊ぶ時間は大切に!
子どもが学校から帰ってきて遊びに行くより前に宿題をすませたいと思うのならそれでいいと思います。しかし、学校から帰ってきたら友達とすぐに遊びに行きたい!と思うならば、宿題はあとまわしにするのがいいですね。
遊べる期間は限られています。放課後友達と遊ぶ!という期間はせいぜい小学校の間までです。中学生になると部活や塾で忙しく、毎日のように遊んでいるわけにはいきません。遊ぶ時間で学ぶものは宿題で学ぶものよりも将来役立つかもしれません。社会性やコミュニケーション能力、問題解決能力など大人になって社会の中で快適に生きていくために必須の能力です。
宿題を習慣化するための考え方
宿題を習慣化するためには、子どもが決めた宿題の時間を常に守っていくことが必要です。宿題をする時間は、いつも同じがいいですね。子どもは基本的には同じということに安心感をもちます。低学年のうちは状況に合わせてコロコロと時間を変えるよりも、この時間が宿題の時間!と決めてしまうほうがいいでしょう。
- 夕ご飯のまえ
- 夕ご飯のあと
- お風呂のまえ
- テレビを見たあと
- 寝る直前
- 朝起きてから
このように宿題をするタイミングはたくさんあります。子どもの希望の時間に合わせて、毎日きちんとその時間に宿題をしていくことで宿題をすることは当たり前のことで、必ずしなければならないことだという認識をもてるようになるでしょう。
気をつけてほしい点は決まった時間を守らせるために親が怒らないようにすることです。決まった時間にするというのは基本であって、気になることがあってその時間ではないほうがいい場合には柔軟に対応しましょう。「じゃあ、これを見たあとに宿題しようね。」「寝る時間は8時半だよ。それまでに宿題をしてね。」など宿題をやる時間を建設的に話し合いましょう。
親が声を荒げて怒ったら低学年のうちはそれで取り組むかもしれません。しかし、長い目で見ると宿題をすることが嫌になってしまい、怒られることに反発して宿題にさえ取り組まなくなる可能性があります。子どもも宿題はしないといけないと思っているはずですから、話し合いで調整しましょう。
宿題をするときに親はどうするのがいいのか?
宿題をするときに親はなるべくそばにいてみていることができればいいですね。その場合にもあまりうるさく口出しをしないようにしましょう。宿題をすることは子どもにとってそんなに楽しいことではなく、むしろ仕方なくやっているという場合がほとんどでしょう。そんなときに「字を丁寧に書きなさい!」「音読やりなおし!」などの声がかかると一気にやる気をなくしてしまいます。まあいいか・・と思える点はそっと目をつむりましょう。
ただ、どうしても直してほしいところだけは伝えるほうがいいですね。例えば漢字は間違えて覚えては意味がないですし、計算ミスをしていては答えにたどりつけません。そこは絶対間違ってはダメだという点はすぐにその場で教えてあげるのがいいでしょう。
ただ、子どもが宿題をする時間によっては親が仕事でいないということもあるでしょう。その場合には宿題をしたあとのチェックをしてあげてください。この時も子どもが頑張って取り組んだ宿題だということを忘れないようにしましょう。
「もっと字をきれいに書いて!」とか「もっとたくさんやればいいのに・・」という言葉は不要です。「がんばって宿題できたね!」「この字はきれいに書けてるね!」と宿題をすることに前向きになれるような言葉をかけてあげましょう。
仕事でいない場合にはこのチェックのひと手間を省略しないようにして子どものやる気を育ててあげるといいですね。
小学校低学年の宿題は決まった時間にしてやる気を育てよう!
小学校低学年の宿題は、子どもの希望の時間にやる気をつぶさないように継続して取り組んでいきましょう。親の希望だけで帰宅直後に宿題を強制しないでくださいね。
小学校低学年の頃はまだ素直に親の言うことを聞く時期ではありますが、高学年になって自分で自覚をもって宿題に取り組んでいけるように子どもの希望を聞きながら、遊びの時間は優先させていきましょう。子どもの意見を尊重して、上手に導いてあげることができれば、成長してから自分で考えることができるようになるでしょう。
実際にここに書いてきたように宿題をさせてきた長女と次女ですが、長女は宿題を寝る前に超速でしていましたし、次女は音読以外は寝る前に、音読は朝学校に行く前にしていました。それでも2人とも宿題はしなければならないと思っていましたし、忘れることはありませんでした。(次女はまれに音読を忘れることがありましたが・・・)親としてはずっと帰ってからすぐにすればいいのに・・・と思っていましたが、口出しはしないようにしていました。
そんな2人も成長し、長女は早慶附属高校に合格し、次女も中学では300人弱の学校でトップ10に入れることもあります。宿題をしていた時間が成績に関わるわけではないという1例と思っていただければと思います。
毎日必ずしなければならない宿題ですから、親子の関係性もそこで積み重ねていけるといいですね。めんどくさいからしない・・ではなく、めんどくさいけど子どもにとって有益なら頑張ろうと手間を惜しまないようにすることが、小学校低学年の時期には大切です。そして、否定の言葉ではなく認める言葉をメインに使って、不必要に怒りすぎないようにすることも大切です。
早慶附属を目指す長女は小学生時代は進研ゼミで学習習慣を身につけていきました。こちらの記事も参考にしてください。
2020年度から必修化になる小学生のプログラミング教育についてはこちらを参考にしてくださいね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。