2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されます。文部科学省が発表してから、目にする機会も多いので、なんとなく気になっている方も多いのではないでしょうか。でも、一体何をするのか?小学校の教育の何が変わるのか?何か勉強したほうがいいのか?についてお伝えします。
こんにちは!たこあんどわさびです。
2020年の小学校でのプログラミング教育の必修化は結局どんなことをするのだろう?ちゃんとついていけるかな?と疑問に思う部分が多いのではないでしょうか?実際プログラミング教育が始まって何をするのか?どんな力が必要なのか?についてお伝えいたします。
- 2020年の小学校でのプログラミング教育必修化とは?
- 小学校のプログラミング教育に向けて身につけておいたほうがいいことは?
- 小学校時代からプログラミング技術を身につけていくことの重要性とは?
- 小学校でのプログラミング教育必修化は恐れる必要はない!
- でも、プログラミングに興味を持とう!
2020年の小学校でのプログラミング教育必修化とは?
プログラミング教育は、中学校、高校では少しずつ取り組みが始まっているのですが、今まで小学校では学習指導要領上は扱ってきていません。2020年からの必修化に向けて、2017年の「周知徹底」期間、2018年~2019年の「移行期」の現在を経て、いよいよ2020年に全面実施となるのです。
そういうわけで、パソコンの時間はもうあるよ~という小学校はすでに多いと思います。そんななかで実際に必修化されるとどうなるのか?についてお伝えします。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングと聞くと、難しい言語をあつかってゲームを作るようなイメージがあります。でも、実はプログラミングはもっと身近なところでたくさん使われているのです。
コンピューターは人間から指示されたようにしか動けません。だから、動いてほしいように人間が命令を出さないといけないのです。その命令をだすことがプログラミングです。
例えば、お風呂を沸かすとき。お風呂を沸かすボタンを押したらお湯はりが始まったり、お風呂が沸いたら、「お風呂が沸きました!」と音楽が鳴ったり。それらは全てプログラミングのおかげです。つまり、私たちの生活はプログラミングに支えられているということです。
「プログラミング」という教科はできない
必修化されるからといって「プログラミング」という教科ができるわけではありません。基本的には「総合の時間」を使って学ぶことになります。「総合の時間」では自分の暮らしとプログラミングの関係を考えるという基本的なことを学びます。
そのほかには、理科なら電気製品はプログラミングされて動作していることを知ったり、算数でコンピューターに図の作成をさせたり、音楽ではプログラミングで作曲をしたり、さまざまな教科でプログラミングを取り入れていくようになります。
小学校のプログラミング教育で身につくものは何?
小学校のプログラミング教育で身につける目標としているものは、プログラミング的思考です。プログラミング的思考とは、自分が意図した活動を実現するためにどのように問題を組み立てるのが効率的なのか?どのように改善すればより意図した活動に近づくのか?ということを論理的に考えていく力のことです。
この考え方は、社会問題を解決するためにも使えます。複雑な問題を小さな単位に分割して解決しやすくしたり、問題の中で適切な側面だけを取り上げるなど、現実社会の中でも応用できる思考能力ということができます。
コーディングはしません
小学校でのプログラミング教育では、プログラミング言語を使ってプログラミングすることを目的としていません。だから、プログラミング言語の知識は必要ありません。小学生ですから、直感的に分かりやすい教材を使って学んでいくことになるでしょう。
目的はプログラミング的思考の獲得ですから、毎回パソコンやタブレットを使うわけでもありません。しかし、パソコン等の学習環境を整える必要がありますので、文部科学省ではタブレットの導入をすすめています。
小学校のプログラミング教育に向けて身につけておいたほうがいいことは?
小学校では、他の人よりもちょっとだけ多くのことを知っているということが、スタート地点を少し有利にして自分はプログラミングが得意だ!というプラスの思いを生みます。
だから、パソコンを扱ったことがある、タイピングできる、簡単なプログラミングをしたことがあるという経験はプログラミングの授業のハードルを下げるでしょう。少しでも知っているというのは小学生にとってステータスなのです。
プログラミングを学ぶならこちらの記事を参考にしてください。
小学校時代からプログラミング技術を身につけていくことの重要性とは?
プログラミングができる人材は、現在不足していてこの状況はまだ続くと言われています。小学生のうちから将来を見据えていろいろな技術を身につけておくことは、将来の自分を助けるかもしれません。
プログラミングの技術は言語だけでもたくさんあって、いろいろな技術を身につけていくためには早くから学習していくことが重要です。能力の発達が目覚しい小学生時代にプログラミングの技術に苦手意識を持たずに取り組むことは、今後のIT社会を生きていく子どもたちにとって必要です。
小学校でのプログラミング教育必修化は恐れる必要はない!
小学校でのプログラミング教育の必修化ではそれほど難しいことをするわけではありません。むしろ、子どもたちにとっては楽しい授業の1つになるのではないでしょうか?
プログラミング教育を恐れて、あわてて勉強する必要はないでしょう。
でも、プログラミングに興味を持とう!
でも、プログラミングの技術やプログラミング的思考は、今後を生きていく小学生たちにとって間違いなく必要な知識です。だからこそ、学習指導要領にも採用されたのです。
プログラミングがいろいろな場面で役に立っているということを知って、プログラミングを楽しく学んでくださいね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。