夏休みは高校受験勉強のなかで、1・2年の復習や基礎を固める時間をしっかりとれる最後のチャンスです。国語は生まれてきてからの積み重ねを必要とするため、基礎力を鍛えるのに時間のかかる科目です。しかし、高校受験生は年齢を重ねて効率的に学習できるようになっていますから、ポイントをおさえて勉強し、秋以降の成績アップを目指しましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
高校受験生がすべき夏休みの国語勉強法をまとめました。国語は生まれて以降毎日毎日積み重ねた日々が基礎を作っています。だからこそ、少し勉強したくらいでは成果が見えにくい科目ですが、高校受験のために必要な問題を集中的に学習し、それに加えて基礎力をあげる勉強を組み合わせることで必ず成績はあがっていきます。
国語の力をあげることができれば、数学、英語、理科、社会の科目においてもしっかりと理解できるようになるので、全体の成績の土台アップをすることができるでしょう。どの教科も日本語で勉強しているわけですから、当たり前ですね。国語は成果が出にくいけれどとても大切です。夏休みを有効活用して、諦めずにコツコツと努力してみてください。
夏休みに国語を1日何時間勉強するか?
2時間くらいは勉強時間を確保してほしいところですね。特に積み重ねが少ないと感じている人は意識して時間を確保してほしいと思います。
国語は毎日繰り返そう!
国語はまとめてするよりも、毎日勉強するほうが効果的です。毎日きちんと時間をとって勉強しましょう。
国語勉強法各論
国語には覚えればすぐに点数に直結する問題と積み重ねを必要とする基礎的な問題に分かれます。それぞれを組み合わせて勉強していくとよいと思います。
覚えれば点数に直結する問題の勉強法
覚えれば確実に点数に結びつく問題を間違えるのはもったいないですよね。範囲が広いのでやり始めは少し途方にくれてしまうかもしれませんが、覚えれば覚えるほど確実に力になっていく問題です。
漢字勉強法
漢字は覚えていれば必ず点数になる問題です。覚えてしまえば、ボーナス問題となりますね。しかも、意外と配点が高いことが多いですからしっかり勉強しましょう。
志望校にあわせた高校入試用の漢字問題集を1冊準備します。公立高校用と難関私立用では漢字の知識の必要度が違いますので、志望校にあったものがいいですね。夏休みにとりあえずその1冊を終わらせましょう。間違えた漢字は復習リストノートに書き込みます。それをもとに復習をして覚えたらどんどん消していきましょう。
復習リストノートについては次の記事を参考にしてください。
文法・語句勉強法
文法・語句も1冊問題集を準備して文法を意識して勉強することが大切です。国語のテスト形式の中では、問題数が少なく系統だてて覚えることができないので、まとめてあるものがあれば勉強がはかどりますね。やはりこちらも間違えた問題を復習リストに記入していき、しっかり復習をしていきましょう。
漢字・文法・語句を1冊にまとめたこちらは高校入試までに全てを勉強できれば、国語の落としたくない問題を確実に得点にかえることができるのではないかと思います。1度で全てを覚えることは難しいですから、復習を何度もできるように取り組んでみてください。
漢文・古文勉強法
漢文と古文は、勉強さえすれば簡単に点数が上がる分野のひとつです。まずは、教科書にでてくる漢文と古文を現代文訳こみで暗記してしまいましょう。これだけで、かなり漢文、古文ができるようになっていると思います。中学では漢文、古文を勉強する時間は少ないですから、その分そんなに難しい問題はでません。
教科書を完璧に覚えることができたら、漢文、古文の音読をしておくことをおすすめします。図書館で借りた本でもいいと思います。有名な漢文、古文を音読して、そのあと現代文訳を読むを繰り返すだけで、漢文、古文を読んで理解できるようになると思います。1回に5分程度の音読で十分です。毎日取り組みましょう。
基礎力をあげる勉強法
基礎力をあげる勉強はすぐに効果が期待できるものではありません。しかし、幼い頃よりも勉強効率がよくなっている中学生ですから、きちんと続けることで基礎力をあげていくことができます。
音読勉強法
音読は非常によい勉強法です。目標はすらすらとつまることなく読むことができるようになることです。
初見の文章をすらすらと読める子はすでにかなり国語の基礎ができていると思いますが、それでも音読をするといいですね。まだ読んだことのない文章の音読をおすすめします。新聞を音読するのもいいですね。
難しい文章をよむとつっかえてしまう子は教科書をしっかり読みましょう。まずは基本の教科書をすらすらと読めるようになれるといいですね。
すらすらにほど遠い場合にはしっかり音読がおすすめです。長い文章でなくてよいので1ページくらいの量をつっかえなくなるまで読みましょう。毎日続けることでだんだんと読むことができるようになっていきます。
夏休み毎日5分~10分程度でかまわないので、音読をしましょう。
読解力をあげる勉強法
読解力をあげるためには、文章を正しく読むことが大切です。分からない読み方の漢字や意味の分からない語句があると文章を正しくとらえることができませんね。指示語の内容をつかんで、接続語を意識しましょう。
音読した文章を読解力をあげるために精読してみるのもいいですね。分からない漢字や語句があれば復習リストノートに書いておきましょう。
次に、指示語が何をさしているのかの内容を考えてみましょう。「それ」とか「このように」とか「あの時」などの指示語を見つけて、それがどこを指すのかを考えます。
さらに接続語を意識して文章を読んでみましょう。「そして」なら話はさらに膨らむでしょうし、「また」なら同じような例が示されるでしょう。「ただし」がくれば、その条件の中で除外されるものについての話があるということです。このように接続語を意識することで文章の構造を理解することができますね。
読解力をあげるためには、これらを意識して要約ができるようになればよいと思います。新聞はかなりよい教材となりますので、新聞を利用して、要約や国語の勉強をしてみてはいかがでしょうか。こちらの記事内に長女が実践している要約勉強についても書いてあるので参考にしてみてください。
国語を勉強するときに気をつけること
読解の問題で聞かれることは、その文章の中でのことだということを忘れないようにしましょう。自分の気持ちではないのです。聞かれたことに沿って答えることが必要になります。
何を聞かれているのか、どういう条件で答えなければならないのかという点をしっかりと把握して、根拠を持って条件に合うように答えることを意識しましょう。
夏休み明けを楽しみに淡々と続けよう
特に基礎を固める勉強はしっかり淡々と続けましょう。きちんと続けることができれば夏休み明けにきっと力に変わっていることが分かると思います。それにプラスして、漢字・語句・文法・漢文・古文などすぐに点数に直結する問題をとれるようになっていることが夏休みの目標になります。
いずれも、復習リストノートを使ってきちんと復習できるようにして、身につけることを意識してくださいね。
夏休みに全ての勉強につながる国語の対策ができるといいですね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。