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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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中学生のための英語長文勉強法!

英語の長文は読むのにすごく時間がかかる・・・分からない単語が出てくると全然理解できない・・・読んでいるうちに何が書いてあったのが分からなくなる・・・というように英語の長文を苦手に思っている人は多いのではないでしょうか?中学生のための英語の長文勉強法とおすすめの問題集についてお伝えいたします。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

英語の長文は配点が大きく、高校受験でも合否を分ける問題になるのではないでしょうか?英語の長文を苦手に思っている人が多いのですから、しっかり勉強して得意にしてしまえば、高校受験で武器として使えますね。

英語長文って長いってだけで読む気ゼロ・・・

長文だって1文は短いです。まずは、1文をすぐに理解できるようにすること、そして、読むスピードをあげていきましょう。

まずは基本の知識を定着させよう!

長文とはいえ、基本は1文の集まりです。単語、熟語、文法、構文など基礎的な勉強が必須です。

 

読んで分からない文ばかりの集まりは絶対に理解できません。まずは、基本の知識をしっかり定着させて、1文を理解できるようになりましょう。

 

音読で読むスピードをアップしよう!

1文1文は分かるけれど、長文になると時間がかかりすぎてしまうということがあるのではないでしょうか?基本の知識が身についたらスピーディに英文を読んでいく練習が必要です。そのためには音読が効果的です。読めない単語が分かるわけありませんよね。まずは読めるようになることが大切です。

 

音読で長文をすらすらと読めるようであればある程度のスピードで英文を読めると判断していいでしょう。

 

しかし、音読がたどたどしく、一語一語確認したり、つっかえたりしながら読むようであれば、まずはしっかりと音読をして、英文を読むスピードを身につけましょう。

 

日本語訳をせずに読めるようになろう

日本語訳をしてしまうと英語長文を読むスピードがかなり遅くなります。日本語訳をせずに英語長文を読めるようになりましょう。

 

例えば、「This is an apple.」を見て、「this」は「これ」で「is」が「です」で「an」がついてるから1個だな!それから「apple」が「りんご」だから「これはりんごです。(日本語では単数複数があいまいだから1個というのは入れなくてもいいな)」だな・・と思いながら英文を理解していると遅いのは仕方ないですよね。

 

主語と述語の関係が日本語とは違いますから、英語を訳すと前から読んで途中で後ろを読んでまた前に戻って・・・のように前からだけ読んでいけずに時間がかかります。ですから、日本語訳をせずに英文を読めるようになっていくことが長文を早く読むためには必要です。

 

さて、ここで、「This is an apple.」を読んで、上記のような日本語訳をした方はかなり少ないのではないではないかと思います。読んだだけですぐにりんごを思い浮かべたのではないでしょうか?

 

「This is an apple.」で頭の中にはポンと「🍎」がイメージされていると思います。「This is an apple.」という言葉をイメージすることができるくらい知っているからです。これが、日本語訳をせずに英語を読むということです。

 

これは、音読をしながら鍛えていくことができます。音読をすらすらしながらなるべく単語のイメージや熟語のイメージを頭の中につくっていきます。

 

日本語訳ではなく、「apple」だったら「🍎」のようにイメージしていくことが大切です。これを繰り返していくうちに前から読んでいくだけで英語長文を理解できるようになっていきます。

 

最初は大変ですが繰り返すうちに必ず身についていきますので、しっかりとイメージしながら音読をしてみてください。

 

長文の中でのキーワード!

実際に長文を解く場合に必要なテクニックとして、「接続詞に注目する」というのがあります。特に逆接の接続詞は重要です。長文を読むときに接続詞に印をつけながら読んでいき、その中でも逆接の接続詞があれば要チェック!と思っておくといいですね。

 

接続詞は話を展開していくのにとても大切な役割を担っています。その中でも逆接の接続詞「but」や「however」があれば、ある事柄を述べた後に「しかし」私はこう思うとか「ところが」こんなことが起きたなど、問題にしやすい意見や事実が述べられることが多いのです。

 

接続詞は長文を理解していくためのキーワードです。1文1文の英語をどのようにつなげていくのか?というのが接続詞にかかっているわけです。つまり、接続詞があることで、英語長文ができあがっていくということですね。接続詞をきちんと理解しておくことも長文読解に必要です。

 

設問はまず読んでおく。どこが重要なのか?を理解してから英文を読む!

実際に問題を解くとなると、英文を読んで、設問を読んでまた英文を読んでというよりも、まずは設問を読んでどういう点に気をつけて英文を読んでいくのか?をある程度理解しておくほうがいいでしょう。

 

何をポイントに読んでいったらいいのか?が設問に書いてあるわけですから、まずは設問を読んで、それから英文を読んでいくほうが効率がいいですね。

 

単語は大事ではあるけれど・・・

単語が分からなければ英語長文を理解することができません。しかし、全ての単語を1語も逃さず知っておくことは日本語であっても難しいでしょう。

 

日本語の新聞を読んでいてわからない言葉が出てきたとしても、ひとつひとつ辞書をひいて確認することはないですよね。分からない言葉が出てきても、話の流れでなんとなくこうだろうなぁとか、たぶんこういう意味だろうなぁと推測しながら読んでいると思います。日本語の場合にはその推測はほとんど無意識で行われているかもしれません。

 

しかし、なぜか英語長文になるとこの単語が1つ分からないから、この英語長文は分からない!となってしまう傾向があります。単語を知っていることは大前提ではありますが、分からない単語が出てきたときにたぶんこういう意味だろうと推測して問題を解いていく力が必要です。

 

単語は単語帳1冊を完璧に覚えよう!

では、どれくらいの単語を覚えていればいいのでしょうか?単語を推測して意味をとらえていくことは大切ではありますが、ほとんどの単語が分からなければ推測のしようがありません。

高校受験に向けては単語帳を1冊用意しましょう。単語帳1冊をきちんと覚えてしまうことが目標です。

 

志望する高校によって必要な単語数は変わってきます。

 

こちらの単語帳は出る順になっていますので、公立高校を目指すならLEVEL1~2まで、難関公立高校を目指すならLEVEL3まで、私立高校・国立高校を目指すならLEVEL4まで、難関国私立を目指すならLEVEL5までというように目指す学校によって必要なところまでを覚えることができるようになっています。

 

赤シートが使えるようになっていて、音声もダウンロードできるのでおすすめです。

 

英語長文勉強法(まとめ)

英語長文の勉強をするときには、その勉強を始める前にまず単語や熟語、文法、構文などの基本的な事項がある程度わかってから始めましょう。ある程度で構いません。英語長文を読みながらそれらの事項を補足してさらに知識を深くしていけばいいからです。

 

まずは問題を解く

長文読解問題の長文を読んで問題に答えてみましょう。問題に取り組むことは大切ですが、英語長文においては取り組んだ後の復習で力をつけていきます。問題を解くときには

  • 設問を読んでから長文を読む(設問→長文→設問→長文と読んでいく)
  • 接続詞をチェックする(順接なのか?逆接なのか?など・・特に逆接に注意!)
  • 分からない単語をチェックする(推測するためと復習のために)

 という点を意識しながら解いてみましょう。

 

解き終わったら復習をしよう!

問題を解き終えたら長文を復習しましょう。この復習で長文読解力を身につけていきます。

  • 音読をしよう!(イメージしながらすらすら読めるように)
  • あれば音声を聞いて一緒に音読しよう(正しい発音とイメージを鍛える!)
  • 分からない単語は単語帳で調べよう!(単語帳に載っている単語は確実に覚えよう!でも、載っていない単語なら参考程度でよい)
英語長文は復習で力をつけていきます。音読はできれば10回!を目指しましょう。
 

おすすめの英語長文問題集!

1番おすすめ!CD付きで超基礎と入試長文が学べる!

こちらは超基礎からの英語長文なので、基礎もあまりできてないけど・・・という場合に使っていくことができます。CD付きなので、正しい発音を確認しながら音読できます。とにかく、超基礎からわからない場合にはこの1冊に真剣に取り組めばかなり力がつくでしょう。ただ、こちらは基本的な文法などの知識に困っていない場合には簡単すぎるかもしれません。

基本的な力を持っていて入試長文の対策がしたい場合にはこちらからはじめても大丈夫です。CD付きで長文読解に必要な勉強をすべて網羅できる教材になっているのでおすすめです。 

 

多読で攻略!英語長文問題集

英語長文はたくさん読んでいくことで慣れていきます。CDはついていませんので、多読用に使っていくのがいいですね。

 

 難関国私立を目指す場合にはこちら!

難関国私立の過去問からの長文です。

 こちらは同じように過去問ですが、テーマ別にまとめられています。笑い話、推理小説、歴史などちょっと興味をひく英文がそろっています。

 ステップアップしながら長文を読む

こちらは50語から始まって500語までの長文を徐々にステップアップしながら読んでいく問題集になっています。長文に慣れていない場合にも始めやすい問題集です。

こちらは1つの話題に対して3つのステップで学習できるようになっています。例えば「ホームステイ」に関しての長文が、短めレベル、やや長めレベル、入試レベルと3段階で書かれています。同じ内容の長文をステップアップしながら勉強することで、長文への理解を深めます。

 

英語の長文を理解するには基本の積み重ねが大切!

英語の長文を理解していくのは、簡単に!あっという間に!というわけにはいきません。毎日少しずつ英語長文の勉強を積み上げていくことでだんだんと理解することができるでしょう。

 

毎日1題を習慣にして、高校入試で4割~6割の配点を握っている英語長文を攻略していきましょう。

 

 長文を理解していくためにも音読は効果的です。相手がいて英会話となれば、さらに効果が上がります。こちらも参考にしてくださいね。 

www.takoandwasabi.blog

 

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。