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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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朝作る塾弁の消費期限は?食中毒は絶対回避しよう!

休日の塾弁は1日2食必要なこともあり、なかなか大変ですよね。昼食のお弁当は朝作ったものをもって行きますが、夕食のお弁当は届けに行っています。夜、お弁当箱を洗うときに嫌なにおいがすることも多く、朝作ったお弁当を夜食べるのはやめたほうがいいでしょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

朝作る塾弁の消費期限はかなり気になりますよね。湿気が多くて暑い夏にはお弁当が傷みやすい条件がそろっています。塾弁は1日2食必要なことも多く、仕事がある場合には夕食のお弁当を届けることが難しいこともあると思いますが、朝作った弁当を夕食にはしないほうがいいでしょう。

 

届けに行く時間がないけど手作りの料理を食べてもらいたいという思いもあると思いますが、夕食のお弁当を朝作るのはやめたほうがいいですね。

 

朝作る塾弁の消費期限は?

手作り弁当の消費期限を私はお昼までだと思っています。作るおかずの内容や取り扱いの状態でだいぶん消費期限は変わってくることは分かっています。私が作るお弁当の消費期限はお昼までだと思っているということです。

 

経腸栄養剤というのをご存知ですか?食事だけで栄養を取りきれない人や病気で口から栄養を摂ることがむずかしくなった人が使う栄養剤です。この栄養剤を開けたあとの菌数を数えた研究があります。6時間くらいから菌数が増え始めて、8時間たつころにはだいぶん菌が増えていたそうです。そして、種類によって差はありますが、一般的に経腸栄養剤は開封後8時間以内に使用することになっています。

 

ここから分かるのは、無菌状態の栄養剤が外気に触れて8時間までの菌数であれば食中毒にはかからないだろうということです。

 

そういうわけで、無菌ではないが、なるべく菌数を減らすようにしている私の弁当ではお昼までを消費期限にしています。

 

でも、コンビニのお弁当だと朝買ったものでも夜まで全く腐らずに食べることができますよね。これは、保存料や防腐剤で腐らないようにつくられているからです。保存料や防腐剤は体にとってあまり良いものではないといわれています。しかし、食中毒を起こしてしまうことと天秤にかけると人体にとって食中毒を起こすことのほうが危険だという判断だと言えます。

 

体に優しい手作り弁当で食中毒を起こすのであれば、食中毒を起こす心配はないもののほうが安心ですね。

 

細菌が増えるときの条件

細菌が増えるときには、水分・栄養・温度が必要です。

 

水分のないドライフルーツは長持ちしますよね。乾燥させると細菌が増殖できないからです。

 

栄養がなければ細菌は増殖することができません。何もついていないプラスチックの容器に細菌が増殖していることってないですよね。

 

細菌は10℃~60℃くらいで増殖します。冷凍食品が長持ちするのは、凍らしてしまうと細菌が増えないからです。

 

つまり3つの条件がそろったときに細菌は増殖するのです。そういう点を考えるとお弁当は細菌が増殖する条件がそろってしまっているのです。

 

 

食中毒を防ぐための3つのポイント

 

お弁当の食中毒を防ぐためには次の3つのポイントに気をつけてください。

 

細菌をつけない!

まずは、細菌をつけないことが大切です。細菌をつけないためには、手をきれいに洗う、包丁やまな板の清潔に気をつける、お弁当箱を消毒するなどが有効です。しかし、細菌はあらゆるところに潜んでいます。手をいくらきれいに洗っても細菌は必ずついていると思ってください。外気に触れている限り、無菌に保つことはできません。

 

それでも、少しでも数を減らしておくことは食中毒を防ぐ上でとても有効です。

 

細菌を増やさない!

細菌を増やさないという考えも必要です。食中毒は菌が1つ2つついたから起きるのではなく、食中毒菌が10万個~100万個という数に増殖したものを食べることで起きてしまうことが多いのです。家庭で作ったお弁当は無菌ではいられませんので、そこからの増殖を抑える必要があります。

 

増殖を抑えるためには、温度の管理が一番大切です。細菌が一番増殖しやすい温度は36℃前後ですので、夏に食中毒の危険性があがるのが分かると思います。細菌は、10℃以下、60℃以上ではあまり増殖しなくなりますので、冷やすことは効果が高いですね。

 

そして、水分をなるべくなくすことも細菌の増殖を抑えるのに有効です。煮物の汁気や生野菜などは水分が多いので、気をつけたほうがいい食材です。

 

 細菌をやっつける!

そして、お弁当を作るときに細菌をやっつけるという意識を持つことも大切です。多くの細菌は食品内部温度75℃以上1分以上の加熱で死滅します。しっかりと火を通すことが大切です。

 

しかし、火を通しさえすれば良いという考えは危険です。食中毒には、増殖した細菌を食べて起こる「感染型」と、増殖した細菌が出した毒素を食べて起こる「毒素型」があります。「毒素型」の場合にはいくら熱を通しても毒素がなくならず、食中毒をおこしてしまうからです。

 

肉の食中毒に注意!

特に気をつけたいのは肉に関係する食中毒です。肉についている食中毒菌は少ない数で食中毒をおこしてしまうことがあります。お肉はしっかり熱を通してからお弁当に入れましょう。

 

作り置きのおかずの危険

ここまで考えてくると、作り置きのおかずは危険な場合があることが分かると思います。作ってから時間がたっていれば細菌はすでに増殖しています。10℃以下の冷蔵庫でもゆっくりですが、細菌は増殖します。目に見えない細菌の様子を完全に把握することは難しいですね。

 

そのまま食べるのは問題がなくても、細菌が増えている状態のものをお弁当に入れることはやめたほうがいいでしょう。もしどうしても入れたい場合には、冷凍したものを一度きちんと熱を通してから冷まして入れるようにしましょう。

 

夕食の塾弁は朝作らない選択を!

 夕食の塾弁を朝に作ることは、食中毒の観点から言えばかなり危険なことになります。いろいろな条件がそろうことで細菌は増殖しますので、必ずしも食中毒を起こすわけではありませんが、万一を回避するためには夕食の塾弁を朝に作ることはやめたほうがいいです。

 

食中毒は、命にも関わることがあるほど危険です。そして、1度かかれば、3日~7日くらい回復にかかってしまうかもしれません。食中毒を起こしてしまっては、受験勉強のための貴重な時間を無駄にしてしまいます。塾弁で食中毒を起こすことがないように細心の注意を払いたいですね。

 

塾弁当を美味しく簡単に作るためには、いろいろなお弁当箱があると便利ですよ!こちらの記事を参考にしてくださいね。 

www.takoandwasabi.blog

 

食中毒を回避して、息抜き&お楽しみタイムでもあるお弁当タイムを美味しく楽しんでもらえるといいですね!

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。