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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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自宅学習で集中するにはどうすればいいの?【子ども】環境を整えて時間を区切ろう!

自宅学習ではなかなか集中できないけれど、どうしたらいいのかしら・・・と悩むことはあるのではないでしょうか。集中力について知って、自宅学習でも集中できるよう対策していきましょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

自宅学習は勉強時間を確保するためにはとても大切です。自宅学習で集中するためのアイデア、どうしても集中できない時の対策についてお伝えいたします。

自宅学習だと・・・集中できないんだよね・・

自宅学習で集中できないのは実は仕方がありません!でも、自宅学習はとても大切ですから、集中できるように対策していきましょう!

集中力って何?

まず、集中力について理解していきましょう!集中力は1つの事柄に注意を集中して物事に取り組む能力のことです。こうなると、集中って何?と思ってしまいますが、集中とは、「1か所に集まること、または集めること」だそうです。

 

つまり、集中力とは何か一つのことに一生懸命に取り組むことができる能力のことですね。「何か1つのこと」というところが大切かもしれませんね。一生懸命に取り組んでいてもいろんなことをしていたら集中しているわけではないということです。

 

集中力を養うためには?

「ほら!集中しなさい!」

「全然集中力がないんだから・・」

「もっと集中したらいいのに!」

 親が子どもにこれらの言葉を使うとき、多くの場合、「勉強」に集中してほしいと思っていますよね。集中力という言葉を知ってから、考えると「勉強」に集中することはかなりハードルが高いことだと分かりませんか?親は子どもに「勉強だけに一生懸命になりなさい。」と言っているわけです。

 

親としては、勉強するときだけでも勉強に集中してほしいということだ!と言いたいところです。テレビやスマホやゲームや漫画に邪魔されながら、勉強しているようだと集中はできていませんから。でも、大人でも「勉強だけしろ!」と言われたら難しいと思ってしまいませんか。

 

しかし、勉強を自分でしていく年齢となった時に自然と勉強に集中できるようになるためには、集中力を養っておく必要はあるでしょう。

 

例えば、ゲームに集中しているとき、絵を描くのに集中しているとき、好きなことなら思わぬ集中力を発揮することができるでしょう。そんな時に、イラっとしながら「勉強しなさい!」と言われると集中力は途切れます。集中力を発揮しているときは少し見守っていきましょう。いつか勉強への集中力に変わるはず!と期待を込めながら。

 

集中力は続かない・・・・

ずっと見守っているわけにはいきませんが、集中力はそんなに続きません。

 

ある実験の結果があります。テストに向けて、「15分勉強5分休憩を3回繰り返して60分勉強」した場合と「続けて60分間勉強」した場合を比べました。前者は実質45分しか勉強していません。両者とも、テストがあると分かって勉強しているわけですが、前者のほうが、後者に比べてテスト結果が良かったという結果が出ています。

 

集中力を脳の前頭葉からでるガンマ波の値を目安に測定した結果があります。それによると、「15分勉強5分休憩を3回繰り返して60分勉強」した場合には、集中力が常にある一定以上で続いていることが分かりました。休憩の間に集中力が回復したそうです。そして、「続けて60分勉強」した場合にはだんだん集中力は下がっていきました。この実験では、集中力は40分程度しか続かないということが分かったそうです。

 

つまり、どんなに好きなものでも、集中していられる時間は40分程度だということです。少しくらい見守っていてもいい時間ではないでしょうか。

 

勉強に集中するためには、

  • 集中する時間を決める!
  • 1つのことに取り組む!

を大切にしましょう。

 

自宅学習が大切なワケ!

 自宅学習はとても大切です。でも、どうして大切なのか?を理解しておくと取り組み方が変わってくるかもしれません。

 

子どもたちは学校に行っていますし、塾に通っているかもしれません。中学生で考えてみましょう。学校に行っている時間が部活があれば8:00~18:00、塾に19:00~22:00通っているとするとほとんど自宅学習の時間なんてないと思ってしまいますね。

 

しかし、それでも、家にいる時間は11時間あります。もちろん、しっかり睡眠もとって、食事や身支度の時間が必要です。それでも、1日1時間くらいは家で自宅学習の時間をとれるでしょう。

 

もし、1日1時間自宅学習の時間が取れれば、1年間で365時間。この時間の長さを取り返すことがどんなに大変なことかはわかるのではないでしょうか?

 

どんなに忙しくても、自宅にいる時間はかなり長いのです。集中力を考えれば、細切れでいいということが分かりますので、休憩をはさみながら積み重ねていくことは本当に大切です。

 

自宅学習ではどうして集中できないのか?

でも、自宅学習ではなかなか集中できないですよね。どうして自宅学習では集中できないのでしょうか?理由はいろいろとありますが、自宅は勉強だけをする場所ではないというのが大きな理由ではないでしょうか。

誘惑が多い

自宅は勉強をするだけの場所ではないので、いろいろな誘惑がありますね。ゲーム・テレビ・漫画・スマホなど目に入ることで、どうしても気になってしまいます。思わずテレビを見始めてしまって、気づくと1時間たっていた・・・なんてことも多いのではないでしょうか。

 

緊張感がない

また、自宅はリラックスする場所でもありますし、気を遣わなくてもいい家族と暮らす場所ですから、どうしても緊張感がありません。勉強には基本1人で取り組まないといけないけれども、家族との生活もありますので、その様子に気をとられてしまいますね。そして、睡眠をとる場所ですから、眠くなってしまうし、眠くなったら眠れる環境がそろっています。

 

図書館や塾の自習室等ならこのような誘惑はないということを考えると、自宅学習では集中しにくいということは分かるのではないでしょうか。

 

自宅学習で集中するためには?

それでも、自宅学習は本当に大切です。できれば、集中して自宅学習に取り組みたいところです。自宅学習で集中するためのアイデアを5つお伝えいたします。

勉強環境をスッキリさせる!

勉強環境をスッキリと片付けて、目に入るものが少なくなると集中できる環境になります。目に入るものが多すぎると誘惑されるだけでなく、脳が疲れてしまいます。余計なものはなるべく学習環境には置かないようにしましょう。

 

誘惑されるものが目に入らないところで勉強する

テレビや漫画やスマホなど目につくと思わず誘惑されてしまうようなものを学習環境にはおかないようにしましょう。目につかなければ気になりませんが、目に入ってくるのに我慢するのは大変です。

 

家族の協力を得る

家族が楽しそうにしていたり、テレビを見て笑っていると気になってしまいますよね。勉強に集中してほしいなら、ある程度家族の協力も必要です。

 

時間を区切って勉強する!

集中する時間は続きませんから、タイマーなどで時間を区切って短い時間で勉強することは有効です。30分に1回など休憩を入れながら勉強するほうが、効率的です。この30分についても勉強内容を決めて取り組むのがいいですね。例えば、数学のワークを2ページ解く!のように。

 

また、いつでも勉強することができる自宅ですから、細切れに勉強タイムを作るのもいいですね。ハミガキをしたら、英単語を10個覚える!とか、寝る前に理科の重要語句を暗記しよう!とか。毎日することに習慣づけるとスムーズに勉強タイムを作れるかもしれません。

 

何を勉強するか決めてから始める!

集中するためには何か1つのことに取り組むべきです。何をしようかなぁ??と考えて、勉強道具を用意して、やっぱりこっちにしようかなぁと思っていると時間も無駄ですし、集中までに時間がかかります。

 

何を勉強するのか?はあらかじめ決めておきましょう。これから30分は、数学の復習をする!その次の30分で、教科書の英文を覚えよう!など決めておくことで、迷わず集中できるでしょう。

 

自宅学習で集中できない時の解決策は?

自宅学習ではどうしても集中できない・・・ということはよく起こります。仕方ありませんね。生活の場ですから。だから、いろいろ対策をしてもどうしても集中できない・・・というのであれば、せっかくなので、自宅学習だからこそできることを勉強に取り入れるのがいいでしょう!

 

集中してしたい勉強は、集中できる環境のときにとっておきましょう。自宅学習に集中できないときの勉強を3つお伝えいたします。

リスニングなど音を出す勉強

リスニングなど音を出す勉強は自習室などではなかなかできません。家ならば、イヤホンなどせずに大きな音で聞くこともできます。実際、多くのリスニングテストではイヤホンで音を聞くのではなく、みんなで1つの音源を聞きますね。それに近い練習ができるのは家ではないでしょうか。

 

イヤホンだとほとんど雑音の入る余地がなく、はっきり聞こえるかもしれませんが、実際のテストになるとさまざまな雑音がある中でリスニングをしていく必要があります。

 

家で本番と同じように練習ができますし、リスニング練習ならば音が流れてくれば集中するしかありません。

 

音読など声を出す勉強

英語や国語、そのほか記憶が必要となる教科では音読することは、非常に効果が高い勉強法です。しかし、自宅学習でないとなかなかできない勉強法ですね。しかも、ただ読むだけですから、勉強したくない・・・と思っても音読ならハードルが低く取り組めるのではないでしょうか。

 

やる気がどうしても出なかったら音読する!と決めておくといつの間にか流れで勉強に集中しているかもしれません。

 

体操しながら勉強!

何をしながら勉強してもいいのが、自宅学習のいいところですね。自宅学習なら体を動かしながら、歴史を記憶したり、英単語を覚えたりすることもできるでしょう。

 

体を動かしながら勉強すると、記憶しやすいとも言われています。体を動かしているときの記憶と覚えたものが紐づけされることで覚えやすいそうです。血の巡りもよくなりますし、気分転換にもなります。

 

体を動かしながら勉強!を1度取り入れてみてくださいね。

 

自宅学習で集中しよう!

自宅学習で集中するためには、時間を区切って、何をするか決めてから取り組みましょう。誘惑の多い自宅なので、なるべく目に入らないように環境を整えて、勉強のスケジュールをたてましょう。そして、タイマーなどで時間をはかって、休憩をはさみながら集中力を持続させましょう。

 

どうしても、集中できない時には、外ではできないようなリスニングや音読などの音を出す勉強をしたり、体を動かしながら勉強してみましょう。

 

自宅学習は、勉強時間を確保するためにとても大切です。どんなに忙しくても、自宅にいる時間はやはり長いからです。自宅にいる時間を勉強時間として有効活用することは、受験や資格試験を突破していくためには必須になります。

 

自宅学習で集中して成果をあげてくださいね!

 

自宅でないとできない勉強の1つとしてオンライン英会話はおすすめです。こちらを参考にしてくださいね。

www.takoandwasabi.blog

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。