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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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集団指導塾が向いている子!集団指導で成績があがるのは?

塾の集団指導ってどんな感じかな?集団指導についていけるかしら・・集団指導塾で成績はあがるかな?とお悩みの方も多いと思います。集団指導塾には向いている子と向いていない子がいます。集団指導のメリット、デメリットを知って、集団指導塾を選択するかどうかを考えてみましょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

集団指導塾は塾の中では多い形態ではないでしょうか。講師1人が多くの生徒に講習をするというものですね。集団指導塾を選択する前に、本当にその塾が子どもに向いているのかどうかについて考えましょう。

集団指導塾ってどんな授業をしているの?

集団指導塾では講師1人に対して講義という形で授業が進みます。つまり、学校を同じような授業ということです。内容は学校の内容の補足だったり、さらに高度なものだったりするかもしれませんが、基本的には学校の授業と同じような効果があるということを理解しておきましょう。

 

そういう意味ではカリキュラムはきっちりと決まっています。子どもの気分がのらなくてもどんどんと授業は進んでいってしまうということですね。

 

集団指導塾の特徴は?

集団指導塾の特徴には次のようなものがあります。

①生徒数が多い

②先生との距離感が適度にある

③先生が少数精鋭である

④カリキュラムが決まっている

⑤成績でクラス分けされている

 これらの特長にはそれぞれメリット・デメリットがありますのでお伝えいたします。

 

集団指導塾のメリットは?

①生徒数が多い

切磋琢磨する友達がたくさんいるということですね。勉強がつらいときも一緒に頑張ってくれる友達がいるのは、心強いですし、頑張っている友達がいると思えば頑張れることもあります。自習に行っても誰かが必ず自習しているから、負けないように頑張れるという点は利点です。

 

そして、多くの生徒たちがさまざまな進路を進んでいくため、進学情報が豊富だという利点もあります。どんな道を進んでいくにしても、先をいく先輩がいるというのは心強いですね。

 

②先生との距離感が適度にある

先生との距離感が適度にあることで、緊張感を持続させることができます。先生の目をある程度気にして行動を正すことができます。

 

 

③先生が少数精鋭である

先生の数は少なくなりますが、その分優秀な先生である可能性が高いです。多くの生徒に1度で分かってもらうための授業をしなければなりませんので、言葉の選び方、分かりやすい説明の仕方を常に考えている先生になります。そして、集団に対して1人で授業をするわけですから、時給は個別よりも高額に設定しやすいです。その分優秀な人材は集まりやすくなります。

 

④カリキュラムが決まっている

目的に沿って、考えられた学習内容を決められた学習進度で進めていくことになるので、学習進度ははやくなります。クラスの学力に合わせて学習内容が細かく変えられていてそれぞれの学力アップにむけての計画が練られています。

 

⑤成績でクラス分けされている

 同じ目標を持って頑張る友達がいる環境というのは心強いです。同じ方向を向いて頑張っていくことで、お互いを高めあうことができます。負けず嫌いであれば、さらに成績アップを目指して勉強できるかもしれません。

 

集団指導塾のデメリットは?

①生徒数が多い

他の人の目が気になって質問がしたくても、なかなか質問をすることができないという場合があります。

 

生徒数が多いことが揉め事の原因になることもあります。1人の迷惑行為が全体を巻き込んで授業が騒がしいなどの問題が起きることがあります。

 

②先生との距離感が適度にある

先生が1人1人の学力を把握して細かい指導をしていくことは難しくなります。クラスの平均点はあがっているなどクラス単位での成果は目につきやすいですが、個人の成績の落ち込みがあったとしても実際どこが分からなくなっているのかを先生が把握していないかもしれません。

 

③先生が少数精鋭である

先生の数が少ないため、代わりに誰か・・・が難しいことが多いです。また、相性が合わなくても簡単に交代してもらうことはできません。

 

④カリキュラムが決まっている

欠席をした場合には授業が分からなくなってしまうかもしれません。補講があったとしても、補講時間をとるまえに次の授業があるなど授業についていけなくなる可能性があります。

 

また、自分のペースでの勉強がなかなかできないため、苦手部分を強化したくても時間がとれないこともあります。

 

⑤成績でクラス分けされている

全教科の総合得点でクラス分けがされるため、苦手科目ではクラスのレベルに達していないかもしれません。そうすると苦手科目では授業についていけなくなって、授業時間が無駄になってしまう可能性があります。

 

集団指導塾に向いているのはどんな子?

集団指導塾に向いているのは次のような子です。 

◎学習意欲があり、勉強が得意な子

◎質問が積極的にできコミュニケーション能力が高い子

◎負けず嫌いで、上昇志向がある子

◎予習・復習を自力でできるまじめな子

 

これらの特徴を備えていれば、集団指導塾の決められたカリキュラムをこなして成績をぐんぐんのばしていくことができるでしょう。

 

集団指導塾に向いていないのはどんな子?

◎自分のペースで勉強したい、周りとは競争したくない子

◎苦手科目を丁寧にじっくり教えてもらいたい子

◎勉強法が分からないなど勉強があまり得意ではない子

◎質問ができないなど控えめな子

◎やる気がない

 

こういった特徴がある場合には、その子にあった勉強法を選択する必要があります。集団指導塾では分からないまま授業ばかり進んでいって、分からないことをどんどん積み重ねてしまう可能性があります。

 

指導法が子どもに向いているのかどうかは非常に重要である

集団指導塾は学校と同じように先生1人に対して多くの生徒がいる形態で学んでいくため、学校で成果があがっていない場合には集団指導塾ではなかなか成果があがらないと考えたほうがいいかもしれません。

 

塾を選ぶ場合には、集団指導塾に合っているかどうかをまず考えましょう。親がいいと思っても子どもの性格が集団指導塾に合っていなければ、苦痛なだけで成績もあがらないという場合があるかもしれません。

 

集団指導塾のカリキュラムは考えられているけれど、その勉強についていけなければもったいないだけです。ひとりひとり個性があるように全員に合った塾は存在しません。その子にピッタリの学習方法がきっとあるはずです。

 

無理に集団指導塾で学ぶよりも、子どものペースに合わせて学び方を考えて、ひとりひとりに合った学習方法を選択することが大切です。

 

マイペースに勉強したいなら、塾を利用しないというのも選択の一つです。

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家庭教師にマンツーマンでひとつひとつ勉強の仕方を教えてもらうのもいいですね。

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。