中学生の集団指導塾ではクラス分けがあって、多くは成績順で分けられることになるでしょう。塾のクラス分けのメリット・デメリットを知って、子どもに合っているかどうかを考えてみましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
塾のクラス分けは必ずしも全員に受け入れられるシステムではないかもしれません。だから、それによってストレスを受けてつらいような場合には、クラス分けのない塾や家庭教師など別の勉強方法を考えることも大切です。
しかし、クラス分けは自分の成績を他の人と比べる機会ともなり、自分の立ち位置を確認しながら勉強していくことができます。塾に入った時は一番下のクラスでも、中学校を卒業するころには一番上のクラスになっているということはわりとよくあるそうです。そういう子は、クラス分け制度をうまく向上心につなげられたからではないかと思っています。
- もうすぐ中学生!小学6年生次女の塾でクラス分けがありました!
- 集団指導塾でクラス分けが必要な理由
- クラス分けのない塾もある!クラス分けのメリット・デメリット
- クラス分けでは上位クラスがいいのか?
- クラス分けテストで勉強をするべきなのか?
- 中学生で伸びていくためには!
- 毎日の積み重ねを大切にしよう!
もうすぐ中学生!小学6年生次女の塾でクラス分けがありました!
次女の塾では3月の授業から、中学生としてのカリキュラムが始まります。それに向けてクラス分けが行われました。といっても、すでに2クラスに分かれていたのですが、そこから4つのクラスに分かれることになりました。
塾でのクラス分けは単純に成績順です。今までのテスト結果で偏差値によって機械的に分けられます。
次女は前回のテストが偏差値54で今回のクラス分けでは上から2番目のクラスでした。一番上のクラスを目指すためにはテストで2回連続偏差値60以上をとる必要があるようです。目標は明確ですから、目指したいなら勉強するしかありません。
集団指導塾でクラス分けが必要な理由
さて、集団指導塾ではたいてい成績でクラス分けがされているのではないでしょうか。公立の学校ではだいたいどのクラスも同じような学力になるように成績上位から下位まで満遍なくいる感じですが、塾ではそうではありません。
勉強は分からない→分かるに変えていくためにするのですから、分かる問題を何度も解いても仕方ありません。だから、クラスを分けて集団指導でありながらも個人個人のレベルに合わせて授業をしていくことで、成績の向上を目指します。そのためには、成績順でのクラス分けが一番手っ取り早いのです。
塾によりますが、テスト1回ごとに成績順でクラスを分けるような場合やクラスが上がる場合も下がる場合もある程度の成績推移を見てから変更される場合などいろいろな場合があります。
クラスが複数に分かれる集団指導塾では、クラス分けを避けては通れません。でも、クラスが下がるという経験は、大人とは時間の流れが違う中学生にとっては次へのやる気よりも、自分はダメだという無力感につながる可能性のほうが高いので注意が必要です。
クラス分けのない塾もある!クラス分けのメリット・デメリット
そんなわけで、集団指導塾に通うと成績によるクラス分けはほぼ必須となるでしょう。
クラス分けのメリットはこちらです。
- 成績に合わせた指導が受けられる
- 同じくらいのレベルの友達と互いを高めあえる
- 上位クラスを目指してやる気になる
- 上位クラスを維持するために勉強する
クラス分けのデメリットはこちらです。
- クラス分けがストレスになる
- 自分の成績が周囲に分かってしまうのが嫌
- 下位クラスになるとやる気がなくなってしまう
- 下位クラスになると自信をなくしてしまう
- レベルに合わないクラスになってしまうことがある
メリットがデメリットを上回れば、クラス分けのある塾が向いています。デメリットしか感じられないのであれば、クラス分けのある集団指導塾よりも、個別指導塾や家庭教師のように個人個人に合わせてくれるほうが、効果があるかもしれません。
こちらも参考にして、家庭教師や個別指導塾も選択の1つとしてみてください。
集団指導であっても1クラスしかないならば、クラス分けはありませんし、個別指導であればもちろんクラス分けはありません。
クラス分けによって、負けず嫌いを発揮し一生懸命勉強できたり、次へのやる気につなげることができるなら、クラス分けがプラスになります。しかし、クラス分けによって、自分に自信をなくしてしまったり、ストレスになってしまうようならば、クラス分けのない塾を選ぶことも大切です。
それぞれに性格や能力は違いますから、誰かにとってとてもいいと思える塾が、別の誰かにとっては居心地の悪い場所になることはあります。
自分に合った塾を選ぶようにしましょう。
クラス分けでは上位クラスがいいのか?
集団指導塾にとってやはり成績上位者が塾の合格実績をけん引していくと考えると、上位クラスになるほど能力の高い講師が担当する可能性が高くなります。クラス分けでは上位クラスのほうが、指導の質は上がると考えられます。
しかし、基礎ができていないのにいきなり応用問題はできませんから、能力が足りないならば、下位クラスで力を蓄えて上位へ上がっていく必要があります。そうでなければ、質が高いかもしれない上位クラスの授業も役に立ちません。結局は現状を見つめて、今よりも自分の能力を伸ばしていく必要があるということです。
やる気の維持や当面の目標として上位クラスを目指すこともモチベーションの1つです。
クラス分けテストで勉強をするべきなのか?
塾のクラス分けは、能力に応じて指導を受けるためにあるわけなので、クラス分けテストに向けて勉強をしてもいいのか?と思うことがあるかもしれません。確かに現状の能力を反映させるという意味で、特にそれに限った勉強は必要ないかもしれません。
しかし、塾のクラス分けのテストは、中学生にとって必要な力を見るためのテストであり、そのテストができるようになる=学力が上がると考えられます。そして、高校受験でも、最終的には過去問などそのテストを突破するための勉強をするわけです。
だから、それに向けて勉強することは努力の一環として普通に必要です。少し勉強したからといって簡単に成績が上がるようなものではないですから、それに向けて勉強してしまったから、実力以上のクラスに入って困ることになったというようなことはほとんどないでしょう。
それだけの点数がとれるということは、それだけの実力を身につけることができた、もしくは、身につけるだけの力があるということです。
しっかりと勉強してからテストを受けましょう。
中学生で伸びていくためには!
中学生になって、どんどんと伸びていくためには家庭学習が必須です。塾に行ったとしても、家で勉強する時間が大切です。塾に行っていれば安心ではありません。
塾では勉強の仕方や方向性を教えてくれます。しかし、結局実際に勉強していくのは本人です。嫌々勉強していてもなかなか伸びてはいきません。
必要なのは、本人のやる気と自分はやればできるんだ!という自信です。やればできるという気持ちを持っていれば、努力を惜しまず勉強することができます。そのためにも、本人のやる気をつぶさない努力とやればできるという気持ちを育てる努力が親には必要となってきます。
本人の頑張りを認めて、努力が結果につながることを見守っていきましょう。
毎日の積み重ねを大切にしよう!
次女は偏差値54から高校受験を始めます。今後どんな成績をとるようになり、どんな学校に行くのか?はこれからの本人の頑張り次第です。
塾のクラス分けを次女は前向きにとらえており、「偏差値60をまずはとればいいんだね!」と英単語を一生懸命覚えています。自分の偏差値に腐ることもなければ、偏差値60をとることに臆するところもありません。次女は集団指導塾のクラス分けに向いているのでしょう。今後の伸びに期待です。
塾のクラス分けは何かとデリケートな問題も含んでいますが、結局は成績勝負となる高校受験に向けて慣れていくことができます。クラス分けが中学生のやる気につながるように声かけをしていきましょう。
毎日の積み重ねを大切にして、少しずつ自分の学力を高めていけるといいですね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。