高校受験は何から勉強すればいいのか?まだ過去問が解けるレベルにないし・・・とお悩みかもしれません。県公立高校の入試問題は教科書からでます。県公立高校を目指す場合には、教科書をしっかり活用しましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
私立高校や国立高校ではその学校独自の入試問題となりますので、教科書だけでは対応しきれない場合もあります。でも、県公立高校では、どの学校を受ける場合にも基本的には同じ入試問題で、教科書をしっかり勉強していれば解ける問題になっています。ここでは、県公立高校を受ける人の教科書活用法をお伝えいたします。
全ては教科書に書いてある!
店頭には多くの参考書や問題集が並び、目移りしてしまいます。高校受験に向けてまず基本を徹底的に勉強するにはこの中のどれがいいんだろう・・・と悩むならば、まずは教科書を攻略していきましょう。
中学生が学ぶすべては教科書の中に書かれています。県公立高校の入試問題では教科書を超える問題は出ませんので、教科書を完璧に理解しておけば多くの問題を解けるようになるでしょう。
勉強は、知識を身につけるインプットと、インプットした知識を使って問題演習=アウトプットをしていくことが大切です。アウトプットをする前のインプット、アウトプットをした後に理解が不十分なところを補足するインプットのために教科書を使っていきましょう。
教科別!教科書活用法!
教科によってそれぞれ活用法は変わってきますが、基本的に音読は非常に有効です。目で追って、声に出して、耳で聞くので、身につきやすくなります。時間が許す限りしっかり音読をしましょう。目標は10回です。
国語
同じ問題が出るわけではないのに音読しても・・と思うかもしれませんが、教科書に採用されている文章はどれも吟味された素晴らしいものばかりです。文章の構成を学んだり、言葉の意味を理解するためにも何度も音読することは効果があります。
特にすらすらと読めない場合には、音読を繰り返してすらすらと読めるようになるだけで、文章を読むスピードが速くなります。高校受験では例えば1教科60分など問題を解く時間が決められています。そのため、文章はなるべくスピーディに読めるようになることで、問題を考える時間をたくさん確保することができるようになります。
文章が速く読めるようになれば、5教科どの教科でも役立ちます。とにかくスピーディを意識して音読をしているうちに必ず文章を早く読めるようになります。
また、古文や漢文などは音読を繰り返すことで独特の言い回しや文章の流れが分かるようになるでしょう。時間がない場合には古文、漢文だけでもしっかりと音読しましょう。音読しながら現代語訳が分かるくらいに繰り返すことで、県公立高校の入試問題は問題なく解けるようになるはずです。
漢字は意外と配点が大きいので、コツコツと覚えていきましょう。教科書に出てくる漢字が高校受験に出てくる漢字です。
数学
数学は自分で計算し、自分で問題を解いていくことが必要です。教科書の問題を順番に解いていくことで徐々にステップアップした問題が解けるようになるでしょう。
数学は分からない分野があるならば、その前段階にもどって学習をしなおすことが大切です。どこが分からないのか分からないならば、とりあえず、中1の教科書に戻りましょう。しっかり時間をとってひとつひとつ確認していきましょう。
教科書には丁寧な解説がついているので最初から全ての問題を解くつもりで取り組んでみましょう。分からない問題を教科書に沿って解いていくことできちんとステップアップしていけるでしょう。教科書を読むだけでなく、自分で解いてみてきちんと解けるかどうかを確認しながらすすめていきましょう。
本当に分かったかどうかを確認するためにはだれかに説明してみるのもいいですね。分からなかった問題を理解したと思ったら親や友達に説明してみましょう。すらすらと説明できたら完璧に理解できていますよ。
英語
音読がとても大切です。言語の習得は赤ちゃんの頃を思い出してもらえれば分かると思いますが、まず聞いて、そして話すことから始まります。音読は文章を読んで口に出して、それを聞きますので、リーディングとスピーキングとリスニングの3技能を使っています。
自分が口に出して言える言葉は聞くことができるようになります。リスニングが苦手な場合にも音読は効果的です。教科書用のCDを用意して、時折発音を確認しながら音読していきましょう。やはり目標は10回です。
音読がすらすらとスピーディにできるようになると長文を読むスピードも上がります。スピーディに音読する場合には、英語を日本語変換せずにイメージでとらえていくことでさらに長文読解のスピードは上がります。時間制限のある高校入試ではやはりスピードが大切になってきます。
中1~中3まで全ての文章を暗誦できるくらい覚えられたら、リスニングもリーディングも問題なくなるでしょう。
単語や熟語、文法の細かい部分などはしっかり音読したあとに確認すると、しっかりと理解することができるようになるでしょう。
理科
とにかく、隅から隅まで読むことです。本文だけではなく、実験の方法や結果、資料の説明まで本当に隅から隅まで読んでみましょう。これも音読することが効果的です。読んだら、問題集を解く、それからまた読んでを繰り返して、教科書のどこに何が書いてあるか分かるくらいになりましょう。
社会
社会の学習も理科と似ています。地図や資料の説明まで隅から隅まで音読していきましょう。回数を重ねることで知識は定着していきますので、1回ではなく、2回、2回よりも3回、目指すは10回です。
地理の分野は地図が頭に入っているのと入っていないのとでは大きく理解が変わってきますので、常に地図で場所を確認することを忘れないようにしましょう。教科書を読みながら、場所が分からなければすぐに地図で確認です。
そして、歴史は流れを掴むことが大切です。教科書では、文化、政治等に単元が分かれていて必ずしも流れどおりでないことがあるのでそこは問題集や他の参考書で確認することも大切です。
そういう点では、歴史学習に漫画は非常に有効です。長女・・はあまり興味がないのですが、次女は喜んで読んでいる「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻」は絵がきれいで流れがしっかり分かるので、教科書で学んだ知識を整理するのにとても役立ちます。
次女は最初にこの漫画を音読してみたところ面白くなってきてどんどん続きを読んでいます。え?この人ってこの人の孫なんだ!とかこんなことがあったからこうなったんだ!とあらためて気づくことも多くおすすめです。
教科書を制するものは受験を制する
教科書の勉強の友としておすすめは、文理の「教科書ワーク」です。長女は定期テストの勉強で利用していました。教科書準拠のワークですので、定期テストにはぴったりです。5教科全ての教科書ワークがありますので、必要なものだけ購入して使うのもいいですね!
オールカラーでとても見やすく、教科書の出版社にあわせてあるので、どこを勉強したらよいかもすぐに分かります。自分の教科書の出版社がどこなのかを必ず確認してから購入してくださいね。教科書を勉強したあとの知識を確認するのに非常に有効なワークになっています。教科書の知識を定着させるために活用してくださいね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。