「百人一首」というと、一般的に今からおよそ730年前の鎌倉時代に藤原定家によってまとめられた「小倉百人一首」のことをいいます。長女が小学生の時に一緒に音読していたことは今となっては、やってて良かった!と思っています。
こんにちは!たこあんどわさび です。
今日は9教科学年1位の長女が小学生の時に取り組んでいて良かった!と思う百人一首についてお伝えしていきたいと思います。
百人一首をなぜ学習したのか?
百人一首をなぜ学習しようと思ったかというと、ただただ、私が好きだったというのが1番の理由になります。百人一首は音の響きが美しく、長い年月をずっと伝えられてきた点が素晴らしいのですが、きっと好きでなかったら子どもに教えたいと思わなかったかなと思います。
百首まとまっているというのも魅力的ですね。歴史を堪えてきた歌たちが百首もあって、その当時の人たちの感情や様子が垣間見える点を子どもとの話題にすることもできます。また、古文の響きや言葉の並び方など、歌なのでそのままというわけではないですが、今とは違う日本語があったということを感じてほしいなと思いました。
百人一首の学習の仕方は?
実際何をしたのか?といっても、毎日一首の音読をしたのと、まれに百人一首のかるた取りゲームをして遊んだくらいです。毎日音読は、続けることがむずかしくて、たびたび中断していますが、思い出したようにまた始めたりしていました。
小学生の低学年のうちは、多くのかるたでゲームをすると100枚という数がネックとなってゲームがなかなかすすまないのと序盤で飽きてしまうという難点がありました。
そこで、何かいい方法はないかな?と調べたところ「5色百人一首」という百人一首を5色にわけて20枚ずつでゲームができるというかるたを見つけました。なるほど!と思ったのですが、すでに普通の百人一首は家にあり、わざわざ購入するほどゲームをしていたわけではなかったので、自作することにしました。
5色百人一首の上の句だけを小さく表示し、それぞれに色分けした紙を普通の百人一首の取り札の裏に貼りました。これだけだと読み札を分けるのが大変だったので、同じようにそれぞれ色分けした紙を読み札の裏にも貼って、分けようと思えばすぐにできるように加工しました。
経年劣化による色あせには目をつむってくださいね。赤字は決まり字です。
このように加工したことで、1回20枚でゲームを開始することができるようになりました。色によって分けることでかたよりなく歌を楽しむことができます。また、1回のゲーム時間は短くなるので、飽きることなく、ゲームにつき合うこともできるようになりました。
取り札の裏面に上の句が書いてあるので、ゲーム中に「ちょっと待って!これだけ覚える!」とその場で上の句を覚えたり、「これの上の句って・・あ!合ってた!」と確認することもできるのでとてもよかったです。
また、のちのちになって思ったことですが、一見は普通の百人一首と同じように遊べるので、色に惑わされたり、色がないと思い出せないといったことはありませんでした。
百人一首をしていてよかったことは?
小学生時代には、特によかったなと思うようなことはありませんでした。淡々と音読して、時々かるたで遊ぶ程度で、特に子どもも興味を持っているようではありませんでした。
中学生になって、冬の時期に国語の時間、クラスで百人一首をすることがありました。目に見える結果といえば、このときになって初めて百人一首を覚えようと取り組んで、6人班で70枚以上を取ってきたことでしょうか。「人よりちょっとだけ得意なことがある」というのは自信につながると思うので、百人一首に取り組むという基礎を作ってあげられていたかなと思っています。
伝えたいことを伝えよう
私は百人一首が好きで、音の響きが素敵で、これを子どもに伝えたいと思って、百人一首の学習に取り組んできました。だから、必ずしもそれが百人一首でなくても、親が、「これは大事だ!」「これは伝えたい!」と思うことがあれば、伝えてあげてほしいと思います。すぐには結果がでないかもしれないけれど、子どもは何かを受け取っていると思います。
子どもの長い人生において、いつか、やって良かったと思える日がくるように、親の知っていてほしいことを伝えていけるといいですね!
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。