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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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【小学生】書初めのコツ!入賞するにはどうしたらいいの?

小学生にとっては書初めが上手に書けることが自信につながることがあります。書初めを上手に書きたいなぁと思っている子は多くいるのではないでしょうか。毛筆は、ポイントを押さえて練習を重ねることで必ず上達します。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

毛筆は練習を重ねることで上手に書けるようになるという点で、努力が必要な技術です。努力をしたら結果がでたという経験はとても大切で、書初めはそういう経験ができる貴重なタイミングです。書初めを上手に書くためのポイントを押さえて、しっかり練習していきましょう。

書初めを上手に書きたいなぁ・・

それなら、ポイントを押さえて練習あるのみです!

書初めを上手に書くことができるのは才能があるからなのか?

書初めを上手に書くことができるのは、毛筆の練習をしているからです。もちろん、才能があれば、同じ練習量でも上達に差は出てきます。でも、練習さえすればある程度上手に書くことはできるようになります。

 

実際、上手なのは習字を習っている子ばかりですよね。習っていないけどすごく上手な子はほとんどいないのではないでしょうか。練習していないのに美しく書ける人はほとんどいないと言っていいでしょう。

 

特に普段使わない筆を使う毛筆では、硬筆に比べてその練習の差は大きくなります。硬筆は普段の授業や勉強でいつも使っている鉛筆ですから、上手に書くことを意識している子がいれば、習っていなくても上手に書くことができる場合があります。しかし、毛筆は慣れない筆を上手に扱う必要があるので、さらに練習している子とそうでない子の差が大きくなるのです。

 

逆に言えば、ちょっと練習すれば入賞に手が届いてくるのは毛筆の方です。上手に書ける子は毛筆の練習をしている子だけで、その数は少ないからです。

 

しっかりと練習をすることで、クラスの中で上手!くらいには上達できます。字を上手に書く練習、筆を上手に扱う練習をしっかりしていきましょう。

 

 

書初めを上手に書くためにはどうしたらいいのか?

では、上手に書くためにはどうしたらいいのでしょうか?練習は必要ですが、その前に間違った方向で練習していてはなかなか上達ができません。書初めを上手に書くためには次の3つが大切です。

  1. 正しい書き方を知る
  2. 正しい字を知る
  3. 繰り返し書く

正しい書き方を知る!

正しい書き方を知ることはとても大切です。毛筆は鉛筆とは使い方が違いますから、正しい使い方を知って、正しい使い方で練習していくことで、線が美しくなります。お手本と同じように書いても、筆の使い方が間違っていると線がきれいに書けないのです。

 

 

正しい筆の使い方!
  • 筆をたてる
  • 筆は斜め45度の始筆の形のまま動かす
  • 大筆は手首やひじはあまり動かさず体で動かす
  • 小筆は手首で支えて書く

 

正しい筆の使い方にはそんなに多くのポイントはありません。基本は筆をたてて、始筆の形を保ちながら動かすことができればいいのです。

 

しかし、これができていないことは多いです。筆は紙に突き刺すような気持でしっかりと立てることで美しい線になりますが、これがなかなか難しいのです。しっかりと立てて始筆の形を作っても、そこから斜めに筆を倒しながら、始筆を残しながら書いてしまうことがあります。筆先が斜め45度を保てず、筆先が線の真ん中を通って1番後ろを保ってしまっている場合もよくあります。

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しっかりと筆を立てて斜め45度の始筆の形を維持したまま手首やひじではなく体で筆を動かしましょう。 

 

大筆と小筆では少し使い方が違います。大きな字はしっかりと体を動かしながら、ダイナミックに書きましょう。

 

そして、小筆は鉛筆のように手首をつけた状態で書くと小さな字を安定して書くことができます。

 

書初めの場合には机の上ではなく、床に下敷きを敷いて書くことが多いです。そのため、手首を床につけて名前を書く場合には少し低くなりすぎて書きにくい場合があります。そういう時には、利き手の下にもう一方の手を敷いて高さを出しながら手首を固定して書きましょう。

 

正しい字を知る!

小学生の場合にはいわゆる正しい字はお手本の字になります。お手本と同じような字を書くことが目標となります。だから、お手本の字をしっかりと脳にインプットする必要があります。

 

お手本をしっかりと見るときのポイントはこちらです。

  • お手本の書き始めはどこか?
  • お手本の書き終わりはどこか?
  • 中心線はどこを通っているのか?
  • どこが太いか?
  • どこが細いか?
  • 縦線と横線どちらがでているか?
  • 始筆の形は?
  • 終筆の形は?
  • 字の流れはどうなっているのか?

 お手本を見るときには、上記のポイントを押さえてしっかりとその細部を頭に入れていくことが大切です。

 

字の位置は?

形を整えていくためには、お手本と同じ場所からはじめて、お手本と同じ場所で終わればいいのです。一文字一文字中心線の位置がずれてしまうとどうしてもばらばらとした印象になってしまいますので、中心の位置をきちんと押さえておくことも大切です。

 

中心から始まる線がどこから始まっているのか?となると中心からでしょ!と思うかもしれませんが、毛筆では太さがあるため、単純に中心から始めるわけにはいきません。中心を通る線だと、中心から始めてしまうと右にずれてしまいます。だから、中心をとおる線は中心線よりも、少し左に筆をおいて書き始め、線の中心が中心線を通るようにする必要があります。

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字の太さは?

また、どこが細いか?太いか?というのも大切です。あまり意識せずに見ると同じような太さに見えるかもしれませんが、それぞれに太さの違いがあり、これが字にメリハリをつけます。太い線、細い線、太いところから細くなっていく線、スッと入ってぐんと太くなる線など、同じ線にも太さの違いがあります。太さにも注目してみてみましょう。

 

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線の交わり方は?

例えば、「口」なら、3画目は横線がでますし、「日」なら4画目は縦線がでます。このように字によって▢を閉じるときに横線が出ているのか?縦線が出ているのか?というところに注目して見てみてください。

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始筆・終筆の形は?字の流れは?

始筆の形、終筆の形は、とまる場合には斜め45度を目指すとかっこよくなります。

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ただ、必ずしも斜め45度にとまってから出発するのではなく、流れを受けてスッと入ったり、あまり始筆を強く打たない場合もあります。始筆の形がどうなのか?を確認して、きちんと止まってからはいる線、流れを受けてはいる線などどんな始筆で初めているのか?を確認しましょう。

 

また、終筆の形はさまざまです。しっかりととまる場合、左にはらう、右にはらう、下に伸ばす、はねるなど、どのような形になっているのかをしっかりと確認しましょう。

 

始筆や終筆の形は字の流れとも関係しています。字の流れを意識して、字がきちんとつながるように書いていくことも大切です。

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まずは、お手本をしっかりと見てみましょう。お手本が頭に入っていることで、どこに気をつけて書けばいいのか?が分かるようになります。全てを一気に覚えることは難しいですから、目につく場所にお手本を貼っておいて、いつでも確認できるようにしておくのがオススメです。

 

 

繰り返し書く!

正しい字を知り、正しい書き方をマスターしたら、あとは繰り返し書くだけです。書いた字のダメだったところ、良かったところなどを確認してから次に生かして書いていく!を繰り返すだけで必ず上手になります。

 

お手本をしっかりと見ることはとても大切です。一画、一画確認しながら、何度も繰り返して練習しましょう。最初の1枚をとっておくと、どれだけ上手になったかが確認できるのでオススメです。

 

入賞を目指すにはどうしたらいいの?

小学生の場合には、お手本よりも少し大きめ少し太めの線が好まれる場合が多いです。もちろん、選ぶ先生の好みによるところも大きいのですが、大きい字のほうが見栄えがします。

 

また、美しい線を再現するためには字を書くスピードも大切です。始筆や終筆はしっかりと時間をとって止まり、まっすぐとした横線や縦線は少しスピードをあげるとまっすぐかけます。スピードを考えて書くことも美しい線につながります。

 

ちょっとしたテクニックですが、字は左側が少し狭く、右側が少し広いと整って見えます。だから、中心をまたぐ横線の場合には、中心線が完全な真ん中になるよりも、ほんのちょっとだけ右側が長いほうがかっこよく見えます。

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 練習をするときに親が気をつけること

練習を重ねることで必ず上手になる毛筆ですが、親が先導しすぎて、子どもが習字なんて見るのも嫌だ・・・となってしまわないようにすることも大切です。目標は自ら練習するようになることで、力づくで何枚も何枚も書かせることではないですよね。

 

自分からやりたいという気持ちが出てくるまでは、サポートしてあげる必要はあります。最初は毎日1枚から始めるのがいいです。毎日筆を洗うのは大変ですが、1枚なら書こうかなと子どもも思えるかもしれません。そして、毎日1枚書くほうが、10日に1回10枚書くよりも、効果は高いです。

 

完全に楽をしようとすると、全く書かないのが一番楽ですから、少しだけ頑張る必要はあります。小学生には、自分が上達するということがあまりイメージできない子もいますので、上達していることを伝えながらやる気を育てていきましょう。

 

最初の1枚をとっておいて、それと比べて良くなったところを一緒に確認するといいですね。そして、次の1枚への課題はここ!という感じに少しずつ上達していくようにしましょう。

 

入賞することができれば、それは素敵なことですが、それよりも上達したことを喜んでいきましょう。

 

自分ベストを超えていこう!

書初めは、ポイントを押さえて練習することで必ず上手になります。字の形を上手に書くことも大切ですが、正しい筆の使い方ができることで、自分が思ったように筆を動かすことができるようになります。正しい使い方を知ったうえで、お手本の字をしっかり見ながら何度も書いてみましょう。

 

書初めは練習すれば必ず上達しますので、常に自分ベストを超えていってくださいね!

 

こちらも参考にしてくださいね。

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。