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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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大人の漢検2級勉強法!大人が漢検を受けるメリットは?

大人が漢検を受けるメリット、難易度や合格点、勉強法についてお伝えいたします。

 

私は長女が中学1年生で漢検4級を、次女が小学3年生で漢検9級を、それぞれにはじめて受験することにした時に一緒に漢検2級を受検し、合格しました。家族で一緒に勉強するとみんなで頑張ることができておすすめです。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

漢検2級は日常生活を送るうえで必要な漢字を全て勉強できる級になります。つまり、実用性が高い級だということです。

漢検級のレベルや合格点は?

2020年度から小学校学習指導要領が全面移行するため、漢検7級~2級の配当漢字が少し増えていますが、大きくは変わりません。

レベルの目安 漢字数(+前の級との差) 合格点
1級 大学・一般程度 約6000字(+約3000字) 80%程度
準1級 大学・一般程度 約3000字(+約864字) 80%程度
2級 高校卒業程度 2136字(+185字) 80%程度
準2級 高校在学程度 1951字(+328字) 70%程度
3級 中学校卒業程度 1623字(+284字) 70%程度
4級 中学校在学程度 1339字(+313字) 70%程度
5級 小学6年生修了程度 1026字(+191字) 70%程度
6級 小学5年生修了程度 835字(+193字) 70%程度
7級 小学4年生修了程度 642字(+202字) 70%程度
8級 小学3年生修了程度 440字(+200字) 80%程度
9級 小学2年生修了程度 240字(+160字) 80%程度
10級 小学1年生修了程度 80字 80%程度

大人が漢検を受ける場合であっても10級から受けることは可能です。ただ、会場試験の場合、4級くらいまでは子どもの受験者が多いので、居心地が悪いかもしれません。低い級からきちんと復習していきたいという場合にはCBT試験のほうがおすすめです。

 

3級以上になると大人の受験者も増えてきますので、会場試験でも周囲がそんなに気にならず、試験に集中することができるでしょう。

 

大人が漢検をとる目標としては2級は実用性が高いです。2級に合格できれば、普段に使う漢字で困ることはほとんどありません。しかし、合格点が2級から80%程度となってきますので、難易度はあがります。

 

表を見て分かるように、準1級からはかなり難易度があがります。漢字の数が大幅に増えて、読むことさえ難しい漢字が並びますので、かなり真剣に勉強しないと合格することは難しいでしょう。

 

漢検の試験方法!会場試験とCBT試験

漢検は年に3回の個人受検者向けの公開会場での試験と漢検7級~2級は全国各地にあるCBT会場で試験を受けることができます。

 

公開会場では筆記による試験になります。年に3回しかありませんが、準会場と言われる学校や塾などでも受験日が同じでなければ受けることができます。

 

CBT試験はパソコンを使って、キーボード入力、マウス操作、液晶サインタブレットに専用ペンで入力する必要がありますので、簡単なパソコン作業ができる必要があります。会場によりますが、毎日のように受けることができる場合もありますので、自分の勉強具合に応じて、好きな時に受験することができます。

 

大人が漢検を受けるメリット!履歴書に書いてもいいの?

漢字力をあげる!

純粋に漢字力をあげることができます。読めて当たり前な漢字はもちろん、読めるとかっこいい漢字を学ぶことができます。漢字の意味や熟語の意味が分かるようになることで、的外れな言動をすることもなくなりますし、読めない漢字に内心焦ってしまうことも減るでしょう。

 

漢字力は社会人として働いていくうえでも、生活していくうえでも、日本人ならば持っておいたほうがいいですね。

 

履歴書に書く!

せっかく受けるなら履歴書に書きたい!ですね。就職や転職時、履歴書に漢検を書くのであれば、2級以上の取得を目指しましょう。漢検は2級が高校卒業レベルで、つまり、常用漢字を全て読み書きできるレベルです。漢検2級になると合格率もぐっと下がりますし、テストに向けて勉強して、きちんと合格しているという点でも履歴書に書いて問題ないレベルです。

 

漢検の正式名称は「日本漢字能力検定」です。履歴書には「日本漢字能力検定2級」と書くようにしましょう。

 

ただ、それほど大きなアピールではないという点は理解しておきましょう。漢字の読み書きができるというのは日本人としては常識の範囲でもありますので、ややプラスになる程度にとらえておくのがいいでしょう。

 

目標に向かって努力できる!

漢字を闇雲に勉強しようと思ってもなかなかできません。でも、漢検合格を目指すとなれば勉強の目標になります。漢字を身につけるスピードがあがるでしょう。漢字がどうしても苦手であれば、中学卒業程度の3級から少しずつ難易度をあげながらマスターしていくのがいいですね。

 

少しずつステップアップしながら、合格という目標に向かっていく日々は充実しています。

 

 

漢検2級勉強法!

 私が漢検2級に合格したときの勉強法です。最初は2級の漢字を端から端まで勉強しようと参考書を広げたのですが、一瞬で挫折しました。ただただ漢字を書くだけって面白くないんですよね。そういうわけで、過去問を使った勉強法に切り替えました。

 

まずは、漢検の試験用紙を13部×2の26部を印刷して、13部ずつホッチキスで止めておきます。これで、勉強前の準備は終了です。あとは解いていくだけです。

 

13部ずつ印刷するのは、過去問に13回分の問題が入っているからです。そして、2回同じ問題を解くために×2の26部を印刷します。そして、1部は1回目解くよう、もう1部は2回目解くように分けておきます。

 

最初から何も勉強せずに過去問を解き始めました。2級の場合には200点満点の80%、だいたい160点前後の点数がとれれば合格ですから、この点数を超えることが目標です。

 

私の場合には、最初からほとんどの常用漢字は読むことができました。読みの問題は、ほとんどできていたのですが、それ以外は無残な結果でした。100点にも届いていませんでした。勉強していませんから、仕方ありません。読むことはできても、簡単な字でも書くことは難しかったです。

 

しかし、過去問は13回分もありますので、あきらめずに解いていくことが大切です。

 

1回の試験は60分ですから、どんなに時間をかけても1時間で解き終わりますが、漢字は書けるか?書けないか?という問題なので、時間をかけたからと言って正答率が上がるわけでもなく、どんどん解いていけば、20分程度で1回分を解くことができます。

 

それから、丸付け!1回1回丸付けして点数を出して、それから間違えた漢字を練習します。1日目はこれで終了です。丸付けして点数を出す時は久しぶりのテスト感を楽しく感じました。大人になると何かに点数がつくことが激減していることに気づきます。

 

2日目からは、過去問1回目を解いてから、過去問2回目を解いて、両方の間違えた漢字を練習しましょう。過去問の解答用紙の裏の白紙部分に復習すると紙が無駄になりません。

 

テストまで2週間程度しか時間がない場合には、この勉強で、過去問1冊を2回解くことができます。これだけ過去問を解くと、よく出てくる部首の問題など出題されやすい字の傾向が分かってくると思います。

 

1日30分程度しか時間が取れないならば過去問を1回分だけ解いて復習をする!を繰り返してみてください。ポイントは1度解いた過去問は190点程度とれるくらい復習をするという点です。

 

この勉強法は合格を最短で目指したい場合ですので、過去問に出てこない漢字が出題されれば間違えてしまいます。200点満点を目指すためには不足する知識を参考書で補充していくのがいいですね。

 

何度も解いているうちに自分の苦手分野が分かってくると思います。そうしたら、分野別の問題集が役立ちます。苦手分野だけを集中的に勉強してみてください。

 

漢検では優秀な点数で合格した人を表彰する制度があります。本当に少数の人だけを表彰してくれるので、条件によっては初めから難しい場合もありますが、満点を目指してみるのもいいですね。

 

また、家族で受けた場合に、個人ごとの合格証にプラスして申請することで、家族合格表彰状を作ってくれます。私が2級に合格したときには長女も次女も合格できたので、無事3人の名前と合格級を書いた表彰状をいただきました。

 

漢検を利用して、漢字能力のアップを目指そう!

大人になるとなかなか集中して勉強する時間が取れないこともありますが、合格を目指して勉強する時間は充実します。

 

私はご紹介した勉強法で200点満点で160点というかなりぎりぎりでの合格でした。同じ勉強法で勉強した長女は、中2のときに200点満点で175点で漢検2級に合格しました。しっかり復習することで、過去問だけでも十分に合格を目指せます。それにプラスして参考書があると、苦手な分野だけ知識の穴を埋めていけるのでおすすめです。

 

漢検2級合格を目指して、漢字能力をアップさせていきましょう。

 

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。