我が家では小学生は家であんまり勉強しません。なぜなら、学校で勉強してくるから。でも、その前提が崩れてしまったのが、休校による家庭学習の長期化でした。
こんにちは!たこあんどわさびです。
休校によって、家で学習するしかなくなりましたが、そんなに家で勉強してこなかった小学6年生の次女。これ幸いにゲーム三昧の日々を送っておりました。それでも、学校にずっといけないのは楽しくなかったようで、6月1日から学校再開となり、楽しそうに登校していきました。
しかし、行きはじめて、あれ・・・もしかして休校による学力格差は思ったよりも大きいのかもしれない・・・ということがありました。休校による学力低下は気にしながらサポートしていったほうがいいかもしれません。
次女の休校中の勉強の様子
小学6年生の次女は、塾には行っていませんので、家で勉強するしかありません。今回のコロナ休校では塾もお休みになったところが多かったので、多くの場合、そうだったかもしれませんね。
なんにしても、家で勉強するのに、長時間の計画は立てられません。小学生は勉強以外に忙しくしています。次女の場合には、ゲームとお絵かき、漫画を読むなどです。
その合間をぬって勉強時間も入れていかなければいけません。休校始まってから5月半ばくらいまで学校からは必ずするよう言われた勉強は特になく、家では、教科書ワークを各教科と国語の音読、オンライン英会話に取り組んでいました。5月半ばから映像授業が始まって、それにプラスして課題も出るようになりました。
ここまででも実は学力格差はあるのではないかということもありました。同じ市内の小学校ですが、映像授業が始まるまでの5月半ばまでの期間にも、課題がでて、提出もあってという対応をしていました。
次女の学校ではやってもいいよという課題なので、やる気がない子は一切やりませんし、実際やっていない子がかなりいるようです。次女も全てできるわけではなく、できそうなものにちょっと取り組むくらいがせいぜいでした。
そんな中での映像授業は、授業と課題でかなり量があり、さらに映像の分かりにくさから結局親がつきっきりで一緒に作業しないと全うできない難しさがありました。仕事が少なくなっていたため、ぎりぎり対応することができたけれど、6年生ですら子どもに任せてできるような内容にはなっていないように感じました。
ここでも、親がついて一緒にできる家庭とそうでない家庭で学力に大きな差ができたのではないかと感じます。
課題はこなしていた次女
さて、なんとかぎりぎり課題をこなしていた次女。1日ためてしまうとかなりつらい量になってしまうので、毎日取り組む必要がありました。学校で1日45分×6時間の時間で取り組む量の大きさをあらためて感じた休校中でした。
ここで何が言いたいかというと、次女は本気度は別としてもきちんと課題をしていたのです。実際、学校に行った次女は、「課題なんてしてない人がいっぱいいたから、別にしなくてもよかったんじゃない?」という不届きな感想をもらしていました。
学力差は大きいかもしれないと感じたこと
学校が始まった途端に、漢字50問テストのテスト日が発表されました。確かに課題にはでていて、今も毎日漢字ドリルは宿題で出ます。
でも、学校で全くしないのにテストなんだ・・・ともやもやしながら、なんとなく危機感を感じ、漢字50問テストの範囲の漢字を解かせてみることにしました。
今までは、漢字50問テストの前にそんなに勉強することはありませんでした。次女は4年生くらいまではだいたい80点くらい、5年生になると、1回目が60点くらいでした。その結果に本人もちょっとやばいかなと思ったらしく、1~2回確認してテストを受けるようになると80~90点くらいとっていました。
そんな感じの成績だったことを前提に、一応課題もこなしていたし・・と思いながら、挑戦させた漢字50問テストの結果は~~なんと12点!!6つしかかけていません。そして、今までなら1度見直して、2度目の確認時にはそれなりにできるようになるのがわかったのですが、1度見直して2度目にテストしても26点・・・明らかに漢字を覚えていません。
おそらく今までは学校で1回くらい漢字の確認がされて、それから宿題に出されて、それを何度か繰り返すという作業が当たり前にされていたのだと思います。
でも今は、初めて課題ででた漢字を見ることになり、その漢字に触れるのは1回だけで、繰り返し作業が全くないという状況だったため、記憶するに至っていないというのが現状なのでしょう。
休校による学力格差は思いのほか大きいかもしれません。それなりに課題をこなしていた次女でも漢字の学習でこれだけの負債を抱えています。目に見えていないけれど、おそらく他の学習でも同じことは言えるでしょう。
次女の学校では、漢字テストに加えて、いろんな教科でテストの予定が入っています。おそらく、学校側も休校での積み残しを把握するためではないかと思っています。
学力差を埋めることは難しい!けれど!
学力差をすぐに埋めることは難しいかもしれません。でも、次女は小学生ですから、その影響はそれほど大きくなく、いつか取り返すことはできるのではないかと思います。
もちろん、中学受験をする場合などには早く学校でも勉強を教えてほしいということもあるでしょう。でも、多くの場合、学校の授業だけでは太刀打ちできない、自分の家から通える範囲での受験であるため、受験生同士の環境は大きく変わることなく、影響はそれほど大きくないかもしれません。
高校受験生はこのままでは、最後まで単元をこなせないかもしれません。でも、やはり高校受験生も基本的には地域が限定されるため、出題範囲に融通がきいたり、同じような履修環境になることが多いでしょう。
ただ、大学受験生は?ここが1番問題なのではないでしょうか?学校によって、オンラインの整備のされ方は大きく違い、休校期間中でも双方向で授業が行われた学校と、課題は出ているけど・・・という学校ではだいぶん違うでしょう。
そして、休校期間は地域によって違い、きちんと授業が受けられた地域と長引く休校に悩まされた地域とではやはり学力に差が出てきてしまいます。学校が再開されたとはいえ、短縮授業・分散登校の学校と全日授業が行われている学校ではやはり、月日を重ねるほどに学力格差は大きくなっていくでしょう。
そんななかで、全国的に行われる大学受験。ライバルは全国にいて、地域による学力格差はやはり問題ではないかと感じます。
小学生でさえそうなのですから、進度がはやく、多くの知識を得なければならない高校生にとっては1日の違いが大きくなってくるでしょう。日々の積み重ねの大切さを痛感します。
しかし、だれが悪いわけでもなく、もう現状に合わせていくしかありません。学力差は大きいかもしれないことを知って、努力できるかどうかで、今後は変わってくるのではないでしょうか。
休校による学力格差は大きいかもしれない・・・ということを前提に、対策していけるといいですね。・・・とりあえずは、漢字テストに邁進します。
小学生の学習はこちらも参考にしてください。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。