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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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北辰テストで偏差値70をとるための考え方!

埼玉県民にとって北辰テストは高校受験で避けては通れない重要なテストです。なるべく高い偏差値をとって私立高校入試を確実なものにしたいところです。偏差値が70あれば・・・と思うことは多いのではないでしょうか?偏差値70をとることができれば、北辰テストを使うことができる私立なら一部特待コース等をのぞいてどこでも入ることができるでしょう。偏差値70をとる目安についてお伝えいたします。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

北辰テストで偏差値70をとることができれば、北辰テストを利用する私立入試で困ることはないでしょう。偏差値70をとるのは難しいことではありますが、そこをめざして勉強することで少しずつ近づくことができると思います。

北辰テストってどんなテスト?

北辰テストがどんなテストなのかを知ることで、どのように対策するべきかが見えてきます。北辰テストは、埼玉県の中学受験生が全員受けることが想定されているテストです。つまり、あらゆるレベルの受験生が北辰テストを受けるわけです。ということは、あらゆるレベルの受験生をそのレベルごとに振り分けることができるテストでなければなりません。

 

そう考えると、北辰テストは非常に簡単な基礎的な問題から解ける人は少数しかいないような難問までを段階的にちりばめたテストであるということがわかります。あらゆるレベルの受験生を確実に振り分けていくことができる北辰テストだからこそ、埼玉県私立入試で非常に重要視されているのだと思います。

 

偏差値70は上位何%か?偏差値70を理解する

偏差値70について考えてみましょう。偏差値70は上位2.3%の位置になります。つまり、1000人いれば、上位23位までが偏差値70以上ということです。

 

2018年度の埼玉県の国公立中学校に通う中3生60,530人のうち1回でも北辰テストを受験したことのある人は55,848人だったそうです。埼玉県で北辰テストを受けた55,848人で、偏差値70以上は1284人になります。偏差値70をとることがかなり難しいことであるのは理解できるかと思います。

 

ただ、これは1回だけ北辰テストを受けたと仮定した場合ですから、何度か受けることで実際に偏差値70以上を取ることができる人数は増えるはずですね。

 

偏差値70をとるための各教科の点数の目安

では、偏差値70をとるための各教科の点数の目安を考えてみましょう。2018年度の過去問の第1回~第7回の偏差値70の点数の平均は次の表のようになっています。第8回は選択検査と学力検査に分かれるため今回は計算に入れていません。

 

  国語 数学 英語 社会 理科 3科 5科
点数分布 88~92 76~84 88~92 88~94 79~93 247~255 413~424
平均点 89.9 80.4 89.9 90 87.4 250.4 418.4

 

各科目で偏差値70をとるためにはだいたいどれも90点程度をとらなければならないことが分かります。90点はかなりハードルが高いですよね。ただ、実際には各科目はここまでの点数は必要ありません。全て90点をとった場合には、3科、5科の偏差値はどちらも72~73程度になります。

 

3科と5科の平均点をそれぞれの科目数で割ると3科で83.5点、5科で83.7点になります。実際には3科、5科は各科目84点程度が取れると偏差値70が見えてくるということです。

 

偏差値70の平均点では数学が低いですね。数学をしっかり解くことができれば、3科、5科の偏差値を大きく上げることができそうです。

 

点数分布をみると理科と数学の点数の幅が大きいことが分かると思います。理数系科目はそのときの問題によってかなり偏差値が変わってくることが分かります。

 

偏差値70をとるための心得

簡単な問題でミスしない

まずこの点は非常に大切です。北辰テストには基礎的な簡単な問題が必ず含まれています。偏差値70をとるためには簡単な問題でのミスは致命的です。結果には各科目の問題の正答率が記載されていますので、正答率が高い問題がきちんと答えられているかを確認しましょう。

 

難しい問題をいくつか解けるようにする

さらに、正答率の低い問題をいくつか解けるようにならなければ、偏差値70には届きません。正答率の低い問題を解くことができるように難問に挑戦できる問題集を活用することが必要ですね。

 

偏差値70をとるための2つのテクニック

時間配分を考える

 まずは時間配分を考えることです。できる問題を最期まで解けずに終わってしまうのは本当にもったいないですよね。特に国語では、1番最後に作文問題があります。この作文問題ですが、配点が高く、得点源として期待できる問題です。答えもほとんど型が決まっているので、何度か過去問で確認しておけば大きく得点を取れるでしょう。

 

問題文に作文の条件が書いてありますので、そこを落とさないように書いていけるといいですね。

 

 でも、作文は1番最後にあるのです。時間配分を間違えてしまうと点数がとれない可能性があります。国語は特に解く順番が大切です。

 

大問1と大問3の現代文は文章量が多いため時間をとられます。まずは大問5の作文を急ぎ目で終わらしてしまいましょう。それから大問2の漢字・語句等の基礎的問題と大問4の古文までを急ぎ目に解いてしまってから、現代文に取り組むのが良いでしょう。

 

英語も最後の英訳を早めに解いておくのが良いでしょう。英訳なのでさほど難しい問題ではありません。分かる問題だけでも早めに終わらしておくと少し心に余裕ができるのではないかと思います。

 

時間配分はそのときの問題によっても変わってきますが、偏差値70をとるためには時間内に全ての問題を解いて、できれば見直しまでする必要がありますね。

 

 

問題が解けるかどうかを判断する

偏差値70をとるためには100点である必要はありません。各科目84点取れればいいのですから、16点は間違えてしまっても大丈夫です。解けない問題に時間をかけるよりも、解ける問題を確実にとっていくことが大切です。自分が解ける問題なのか、時間がかかる問題なのかをすぐに判断することができると、解ける問題を確実に得点につなげていけるでしょう。

 

解けない問題を後回しに、解ける問題をひとつひとつ積み重ねることが、特に理数系科目では必要です。

 

 

北辰テストで偏差値70をめざせ!

北辰テストはしっかり対策をして、常に自己ベストを更新していけるといいですね。 過去問を解いて、問題の傾向をつかんで、自分に合った問題の解き方解く順番を考えておくと解けるはずなのにという問題を落とさずにすみますよ。健闘を祈ります。

 

偏差値70を取れるレベルであれば難関校への挑戦を考えているかもしれませんね。塾なしでも挑戦できるのか?についての記事がこちらになります。

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 リビング学習の鍵はデスクライトにあり!ですよ。こちらも参考にしてください。

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。