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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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中学生の英検準2級勉強法

 中学生のうちに英検をとろうか・・とお考えの方も多いでしょう。内申書の加点になる場合もありますし、英語の勉強のために取り組んでおけると良いですね。英語の勉強のモチベーションにもなります。中学2年生で、英検準2級に合格した長女の勉強法をご紹介します。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

英検準2級に合格している長女の勉強法についてお伝えいたします。英検準2級は高校在学程度の難易度になりますので、中学生にとっては少し難しいです。しかし、手がつけられないほどの難しさではありませんので、しっかり勉強してぜひ挑戦してみてください。

 

英検CSEスコアって?

英検は2016年から英検CSEスコアに基づく判定に変わりました。CSEとはCommon Scale for Englishの略です。英検CSEスコアはユニバーサルなスコア尺度で英検の各級を表記したものとなります。英検CSEスコアによって、英検の他の級やCSEスコアが表示される英語試験TEAPなどと共通して、自分の英語力がどれくらいなのか?を同じ基準で知ることができます。

 

つまりCSEスコアで表される試験では、試験が違っても自分の英語力の向上を知ることができるのです。

 

英検準2級の難易度は?

英検の配点合格基準がこちらの表になります。

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英検準2級の場合には、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングのそれぞれが600点配点で、満点ならば2400点となります。そして、合格点は1728点となりますので、そこを目指して勉強していくことになります。

 

100点満点に換算すると72点です。

 

ただ、CSEスコアは試験を受けるたびに統計的に点数が割り振られるので、必ずしも正当数だけでスコアを出すことができません。

 

4技能すべてで点数をとっていく必要があることが分かります。

 

英語のリスニングはできますか?

英検を受ける場合にはリスニングができることは非常に大切です。英語を全く聞き取れない状態から目指すのはかなり厳しいといえるでしょう。英語が聞き取れる耳を作っていくことが今後にとっても非常に役立つため、まずは英語を聞くことから始めましょう。

 

長女がリスニングできるようになったのは、オンライン英会話のおかげです。DMM英会話を小学6年、中学1年の2年間、週に4~5回くらいしていました。(本当は毎日1レッスンできるのですから、週に7回してもらいたかったのですが、なかなかできませんでした。)その積み重ねで、耳が鍛えられたようでリスニングに困ることは今のところありません。

 

長女はこのリスニングの部分をクリアする必要がなかったので、準2級のハードルはかなり低かったと言えます。

 

小学6年生の次女は現在ネイティブキャンプでオンライン英会話をしています。DMM英会話と違う点は、予約不要で今すぐレッスンができる点と英会話をし放題という点です。英会話し放題は残念ながらほとんど利用できていないのですが、1日1回のペースで頑張っています。

 

価格はDMM英会話と同じですので、たくさん英会話をしたい人にはこちらがおすすめです。次女の場合には思い立ったときにすぐ英会話ができる「今すぐレッスン」がとても使い勝手が良くて重宝しています。お気に入りの先生がその時レッスンをしていなければ教えてもらうことができますが、いつもというわけにはいきません。いつも同じ先生に教えてもらいたいという場合には予約がとれるDMM英会話のほうがいいかもしれません。

 

DMM英会話

ネイティブキャンプ 

 

オンライン英会話については、こちらの記事も参考にしてくださいね。 

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初心者の中学生にとってどのオンライン英会話がいいのか?についてはこちらを参考にしてください。初めての場合には家族みんなで取り組むのもあり!ですよ。

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オンライン英会話の効果は絶大だと感じているのでぜひ取り組んでほしいです。 

 

ただ、他にリスニングを鍛えるにはどうしたらいいか?ですが、まずは音読です。音読→リスニングのほうが、リスニングからまず入るよりも簡単になります。音読した音を実際はどのように発音しているのか比較しながら聞くことで、その違いや英語独特のつながりを持った発音に気づくことができるでしょう。

 

例えば、I have an apple.で考えてみましょう。appleは日本語ではカタカナでアップルと記載されることが多いですが、実際は「アポウ」のように聞こえますよね。また、日本語っぽく読めば「あい はぶ あん あっぷる」ですが、実際は「アイハバナポウ」のようにhaveとanとappleをつなげたように発音します。このつながりを持った発音は日本語にはないので、よく聞いて分かるようになる必要がありますね。

 

英検準2級を受けるのですから、英検準2級の過去問をつかって、音読→リスニングを繰り返しましょう。暗記できるくらい音読してから、何度も音源を聞いて英語の音に慣れていきましょう。

 

 

英単語を覚えよう!

英単語は確実に覚えましょう。全てにおいて英単語が分からなければ意味が全く分かりません。英単語が分かれば、少しくらい文法があやふやでも意味がわかります。英検は選択式の試験ですから、英単語を知っているだけで解ける問題もあります。英検準2級の英単語を覚えましょう。単語帳なら聞いて覚えられるキクタンがおすすめです。

 

最近はアプリで英検準2級に特化して英単語を覚えられるものもあるので、そういうアプリを使用するのもいいですね。どれを覚えていてどれを覚えていないのかをアプリが判定してくれるのでじっくり覚えるのにはとても有効です。

 

しかし、アプリの動作を待つ必要があるので、単語帳よりも覚えていくのに時間がかかるのと、どれだけの英単語を覚えるのかという全体像が見えにくいので、真剣に早急に集中して覚えるならば書籍のほうがおすすめです。

 

こちらも参考にしてください。

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 過去問を解こう!

 1番効果的な学習は、英検準2級の過去問を解くことです。英検準2級に合格するためには、英検準2級の問題をクリアしていくことが1番の近道になります。音読&リスニングを過去問を使ってしっかり繰り返しましょう。過去問がばっちり解けるようになれば合格にぐっと近づきます。 過去問が一番たくさん載っている書籍がこちらの問題集です。長女もこれを使って勉強しました。

 

解けた問題と解けなかった問題を振り分けながらまずは1回目を解いていきます。解けた問題は今の英語力なら今後も必ず解ける問題ですから、2回目は解けなかった問題を解いていきましょう。これを繰り返して、解ける問題ばかりにしていきましょう。

 

3回目でも解けなかった問題は覚えられていないところです。何度も見て確認したいので、分からなかった単語、分からなかった文法についてまとめたノートを作成して見直しができるといいでしょう。もし、3回目でも解けない問題が多すぎるなら、4回目、5回目と繰り返し問題を解きます。まとめノートを作れるくらいまで繰り返しましょう。

 

当日はまとめノートをさっと確認して試験に臨めるといいですね。

 

 英検準2級には会場試験とCBT試験がある

英検準2級には年に3回の会場試験と年に各期1回の3回受けることができるCBT試験があります。会場試験とCBT試験を合わせると英検の同じ級を年に6回受験することができます。

 

会場試験では、一次試験のリーディング、リスニング、ライティングに合格した場合には二次試験の面接=スピーキングにすすむことになります。だから、試験日は期間をあけて2日間となります。

 

英検CBT試験の場合には、1日でリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を試験してしまいます。だから、1日で試験が終わってしまうという利点があります。また、各期(4月~7月が第1期、8月~11月が第2期、12月~3月が第3期)で同じ級は1回しか受験できませんが、CBT試験自体は毎月開催されているので、5月に準2級に合格して、6月に2級を受けるというようなダブル受験をすることも可能です。

 

会場試験で一次試験に受かった場合に、二次試験の面接がダメだったときには1年間一次免除資格が与えられます。次の会場試験から一次免除申請をして申し込むことで面接だけを受けることが可能です。

 

CBT試験においても一次免除資格はもらえるのですが、CBTのスピーキングを受けることはできず、会場試験で一次免除申請をして面接だけ受けることができます。つまり、スピーキングだけが不合格だった場合、その後3回の会場試験で面接に臨むことができるということです。

 

面接の練習をしよう!

スピーキングとなる面接は、難しい問題ではありません。傾向をおさえて対策することで合格することは容易です。しかし、どんな問題が出るのかも分からずに全く対策をせずにいくと、思ったように言葉が出てこず戸惑うことになります。過去問にも面接の問題は載っていますので、できれば、誰かに面接官をしてもらって練習していきましょう。

 

長女の場合には

長女は英検CBTで受験をしました。リスニングはかなりできていたので、リスニングを割愛し、英単語と過去問、面接の練習をしてから受験しました。

 

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一次合格の1566点とスピーキングの431点を足すと1997点となり、英検準2級の合格点1728点を余裕で越えて、英検2級の合格点1980点も英検CSEスコア的にはとれているようです。 ライティングが満点なので、ここでかなり点数を稼いだようです。スピーキングは合格点が406点ですから、この点はぎりぎりですね。

 

一次バンドと二次バンドという欄があると思いますが、これは合格点からどれくらい離れているのか?ということが示されています。合格の場合にはどれくらいプラスで合格できたのか、不合格ならばあとどれくらいで合格できるのか?をマイナスで表されます。±1バンドがCSEスコアでは25点になります。

 

つまり、長女の場合の一次バンドGP2+10は、GP2=英検準2級のことですので、英検準2級の一次試験の合格点よりも250点程度よかった!ということで、二次バンドのGP2+1だと英検準2級のスピーキングは合格点よりも25点程度上のぎりぎりでの合格だ!ということを示しています。

 

英検に挑戦しよう!

 中学3年生になっての内申書の点数アップが目的の検定受験は少し考えたほうがいい場合があるでしょう。時間をかけて検定に挑戦するよりも、その分しっかり受験勉強をしたほうが志望校合格にはつながる可能性が高いからです。

 

できれば、中学2年生までの時間に余裕があるときに、ぜひ、英検に挑戦してみてください。しっかり勉強することで英語の実力があがりますよ。

 

検定のタイミングについて考えた記事が次のものです。参考にしてみてください。

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英検受験対策の最高峰である旺文社の 「英検でる順パス単」「英検予想問題ドリル」 「英検全問題集及びCD」の準1級から5級までの 全24種類の教材がまるごと収録されている英検ネットドリルもおすすめです。

 

デジタル教材ならではの便利な機能が搭載されており、 効率的に学習ができます。丸つけやリスニング教材の準備が不要になるので、めんどくさがり屋さんにはおすすめです。間違えた問題を自動でピックアップしてくれるので、苦手のチェックも簡単です。

 

iPhone、iPadかパソコンがあれば、24時間いつでもどこでも学べます。各級1回支払いで1年間使うことができるので、長期的に取り組んでいけますよ。旺文社英検ネットドリル

 

内申点の加点にもなる英検準2級に取り組んでみてくださいね!

 では!最後まで読んでいただきありがとうございます。