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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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高校受験入試当日に体調不良にならないために!体調管理方法!

受験期は、ストレスや睡眠不足で体調を崩しやすい状態になっています。そして、冬はノロウイルスやインフルエンザの流行期に入っていますので、体調管理は非常に重要になります。普段よりも体調管理には細心の注意を払いましょう。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

受験が冬にあるのは、現状仕方ないため体調管理の知識をしっかり持っておいたほうがいいですね。なるべく体調を崩さない生活管理と体調不良時に気をつけたほうがいいことをまとめました。本番を全力で乗り越えることができるように体調管理に気をつけましょう。

体調を崩さないために免疫力をあげよう!

私たちは、体の外からの細菌やウイルスの脅威、体の内からはがん細胞の脅威にさらされています。それらの脅威には常にさらされていますが、免疫細胞たちのがんばりのおかげで私たちは健康を保っていられます。

 

高校受験生が、免疫力をあげることができれば、あらゆる感染症にかからないでいられるかもしれません。

 

免疫力をあげるためにはどうしたらいいのか?

では、免疫力をあげるためにはどうしたらいいのでしょうか?受験生にとってはおろそかになりがちな日々の生活の質をあげていきましょう。

食生活

免疫力をあげるために、食生活はとても大切です。免疫力をあげる効果があるのではないか?と言われている食品には次のようなものがあります。

 

R-1ヨーグルトなど発酵食品:免疫細胞はその6割が腸内に存在します。腸内環境を整えることが免疫力アップにつながります。

 

しょうが:体温を上げると免疫力はアップします。体温を上げる作用があるしょうがを食べてぽかぽかと体を温めましょう。

 

ニンニク:殺菌作用が強いため、免疫力の補助をしてくれます。

 

ビタミン・ミネラル:免疫細胞の働きを活性化させます。バランスよくとることが大切です。

 

食べたら良いものはいろいろありますが、一番大事なことはいろいろなものをバランスよくとることです。

 

睡眠時間

睡眠時間が短いと免疫力が下がります。勉強をしないといけないのである程度は仕方ありませんが、あまり短いと風邪を引いてしまう原因にもなります。受験直前で頑張れる!と思うかもしれませんが、体調管理の面から言えば寝たほうがいいですね。

 

ストレスの管理

ストレスも免疫力を下げてしまいます。受験生は受験への不安や勉強へのストレスを常に抱えているため、免疫力が下がりやすくなっています。時々息抜きをして、上手にストレスと付き合っていきましょう。

 

感染しないように予防しよう!

まずは感染しないように予防することが大切です。冬に流行しやすいインフルエンザとノロウイルスについてお伝えいたします。

 

インフルエンザ

インフルエンザの流行のピークは1月〜2月です。まさに受験期ですので、気をつけたいですね。

 

インフルエンザには予防接種があります。今までインフルエンザの予防接種を受けて特に問題ないのであれば予防接種を受けておきましょう。予防接種をしてもインフルエンザにかかることはよくありますが、重症化は防げると言われています。できれば、家族全員受けて家庭内にインフルエンザウイルスを持ち込む確率を下げておくのがいいですね。

 

予防接種を受けても、しっかりと感染予防をしましょう。感染予防では基本のうがい・手洗いですが、やはりとても大切です。うがいも大切ですが、手洗いはさらに大切になります。「ハッピーバースデー」を2回歌い終わるくらいの時間をかけて、指の間や爪の間、手首までしっかり洗いましょう。そして、マスクで鼻と口を防御しましょう。

 

また、インフルエンザに1度かかったとしても、同じ年に2度かかることもよくあることです。かかったから、安心と思わず、常に予防を意識してください。

 

ノロウイルス

ノロウイルスは12月〜1月が感染のピークで、10〜100個というとても少量でも感染してしまう感染力の強いウイルスです。

 

ノロウイルスの感染には食べ物からの感染と感染した人からの感染の2通りが考えられます。

 

食材からの感染では牡蠣などの2枚貝が原因となります。熱を通せば大丈夫なので、受験期には生で食べるのはやめて、しっかりと火を通しましょう。

 

また、ノロウイルスへの感染場所は、飲食店や旅館、仕出し料理屋など外食産業であることが全体の80%程度だと言われています。

 

ノロウイルスの感染源の牡蠣などの食材が集まることで、ノロウイルスを持っている食材がある可能性が高くなります。そして、それを提供するために同じ人がたくさんの食材に触るわけですから、少量のウイルスで感染してしまうノロウイルスが広がってしまうのです。

 

受験期には外食せず、家で食事をした方がノロウイルスに感染する可能性は低くなります。

 

人から人に感染することを二次感染といいます。二次感染は、家族が罹患したり、トイレのドアノブなどから感染する場合です。家族が感染した場合には、ノロウイルスの消毒をすることが重要です。

 

嘔吐物等は、すぐに片付けましょう。放置して乾燥するとノロウイルスが空気中を飛散するようになり、それが口から入ることで感染してしまいます。速やかに片付けた後に次亜塩素酸で消毒する必要があります。

 

次亜塩素酸は手指消毒には向きません。薄めたものなら使えるという意見もありますが、手荒れのことを考えればおすすめできません。以前はノロウイルスにはアルコールは効かないといわれていましたが、最近pH を酸性にしたアルコールが効果があるのではないかと言われています。手指消毒はしっかりと手を洗ったあとに、アルコールを2度つけて消毒すると良いそうです。

 

 

体調を崩してしまったときの対処法

どんなに気をつけていても、目に見えないウイルスですから、体調を崩してしまうことはあります。そんな場合の対処方法を知っておきましょう。

 

インフルエンザ

いつ受診すればいいの?

 インフルエンザには、ウイルスを増殖させなくする薬があります。残念ながら積極的にウイルスを殺していくお薬ではありませんので、ウイルスが体内で増えてしまう前になるべくはやく服薬することが必要です。

 

急な発熱や筋肉の痛みがある場合には、はやめに医療機関を受診しましょう。発症後48時間以内でないとお薬をだしてもらえませんので、この点でも早めの受診が必要です。

 

ただ、医療機関によってインフルエンザの検査キットの採用がいろいろと違います。発熱してすぐに医療機関を受診した場合には、普通の検査キットの場合には発熱後12時間程度たたないと正しい検査結果がでないといわれて、再受診を求められることが多いでしょう。

 

しかし、中には高感度の検査キットを採用している医療機関もあり、その場合には発熱後2~4時間でインフルエンザと判定できるので、それだけはやく抗インフルエンザ薬を服薬することができます。受験生がいる場合にはできれば高感度のインフルエンザの検査キットを採用している病院を見つけておくことで早めに対処することができますね。

 

解熱剤の使い方には注意!

 また、発熱しているときに気をつけてほしいのは、解熱剤を使うことです。熱があるからと言って安易に解熱剤を使わないでほしいです。解熱したからといって病気がはやく治るわけではありません。

 

因果関係が完全に明らかになっているわけではありませんが、解熱剤の中にはインフルエンザを起こしているときに服薬するとインフルエンザ脳症を起こしてしまうという危険性を持ったものがあります。必ずしも起こるわけではありませんが、危険性はぜひ回避してほしいと思います。

 

インフルエンザ脳症はインフルエンザのウイルスが脳内に入りこんで炎症を起こしてしまう状態で、インフルエンザにかかってから10数時間で死にいたることもある大変重篤な状態です。現在は死亡率10%、後遺症率25%程度と言われています。

 

解熱剤のなかで安心して使えるお薬は、一般名「アセトアミノフェン」です。医療用だと商品名「カロナール」市販薬だと商品名「タイレノール」などになります。どうしてもつらい場合にはこちらの解熱剤を使うようにしてください。

 

 予防投与は医師と相談すること

 抗インフルエンザウイルスは実は予防的投与も認められています。ただし、インフルエンザにかかった家族と同居している場合に、

  • 65歳以上の高齢者
  • 慢性呼吸器疾患や、心疾患にかかっている
  • 糖尿病など、腎機能に障害がある

というハイリスクであるという条件が付け加わります。

 

そのため、受験生の場合には医師の判断が必要になり、基本的には自己負担となります。この自己負担は診察や検査、薬代の全てが自己負担となりますので、それなりに高額になってきます。また、耐性菌の関係などで、予防的投与はあまり推奨されていません。それでも、直前になって家族がインフルエンザにかかった場合などには医師に相談してみるといいのではないでしょうか。

  

ノロウイルス

 ノロウイルスは潜伏期間が1~2日で、吐き気、嘔吐、下痢等で苦しむ期間は2~3日くらいでその後回復していきます。予後はそれほど悪くない疾患ではありますが、まさに受験日に重なってしまうとかなりつらい状態が想像されます。

 

ノロウイルスの場合にはウイルスを殺す薬はありませんので、吐き気や嘔吐、下痢に対して症状を抑えるだけのお薬が出ることになります。

 

嘔吐や下痢症状が続き脱水状態になるのはとても危険ですから、少しずつでも水分を摂取していく必要があります。OS-1などの経口補水液がいいですね。

 

 

 

どうしても飲めないようであれば早めに医療機関を受診し、必要であれば点滴等の処置をしてもらいましょう。

 

体調不良と受験日が重なってしまったときを想定しておこう!

体調不良と受験日が重なってしまうという不幸はどんなに注意していても避けられないことがあると思います。そういうときにどういう風に乗り越えるのか?ということはあらかじめ考えておきましょう。

 

例えば、埼玉県の公立高校では追試の日程が組まれています。学力検査は2020年2月28日(金)に行われますが、急病などやむを得ない事情で学力検査を受けられなかった志願者は、追検査を2020年3月4日(水)に受けることができるようになっています。

 

こういう救済日程が組まれているようであれば体調が悪いなか、無理して受験するよりもそのシステムを利用するほうが懸命ですね。

 

しかし、追検査がなくてどうしてもその日に受けなければならない学校もまだまだ多いと思います。その場合にあわてないように、そうなった場合にはどのように対処したらよいのか?を受験する高校ごとに確認しておくといいですね。

 

保健室受験を設けている学校もありますし、特に何の対処もしないという場合もあります。知っておくことでどのように動いたらいいかをシュミレーションできるでしょう。

 

体調管理を万全にして全力を発揮しよう!

体調管理を万全にして、全力で本番に臨めるといいですね。本番にもし体調を崩してしまったら、どのようにするのか?は真剣に考えてみてくださいね。

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。