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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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受験に失敗!とは思わないでほしい【受験勉強】の方向性には注意!

不合格ということは誰にでもおこりうることですが、実際希望したところに行けないのはとてもダメージが大きいですね。でも、受ける限りには努力もたくさんしたでしょうし、受験に失敗!ではないと思うのです。

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 こんにちは!たこあんどわさびです。

 

受験にするからには、不合格ということはどんなに対策しても起こりうることです。受験に絶対はありません。ただ、高校受験の場合にはほとんどの場合進学する先が見つからないということはないでしょう。

 

受験に失敗とは、手続きをし忘れて行き先がなくなったという場合くらいでしょうか。第一志望に不合格になることは残念ではありますが、失敗ではありません。不合格だったとしても誰の前にも開けている未来へ向けて進んでいきましょう。

 

 「成績をあげること」と「受験」の違い

 「成績をあげること」と「受験」は近いようでまるで違うことではないかと思います。「成績をあげること」は100点までの距離をつめることであり、自分との戦いです。多少の差はあっても100点までの距離をつめれば必ず成績は上がり、100点がとれれば1番になれます。

 

しかし、「受験」の場合には急に他者との戦いになるのです。100点がとれる人はもちろんどこにでも受かるけれど大多数の人はそこには到達できないので、他者との距離をはかりながら、自分が受験する学校を選びます。偏差値がその指標になりますね。

 

なるべく良い学校に行きたいと思ったとき、偏差値の高さが判断基準になることが多いです。結果、同じくらいの偏差値を持つ人が集まってくるので、どんな高校でも僅差の戦いになってくるのです。

 

偏差値については正しく知っておきましょう。こちらを参考にしてください。

www.takoandwasabi.blog

 

 

また、目標は合格なので、100点をとる必要はなく、そこに戦術も必要になってきます。例えば数学。合格点に届くために自分が解けそうな問題に注力したり、時間がかかりすぎると判断すれば他の点数のためにあえて解かないということもあるかもしれません。問題は受ける学校に合わせて傾向があるためその傾向に合わせた勉強が必要です。

 

勉強の仕方が分かっていない場合も? 

高校受験の勉強は、その学校が解いてほしいと思っている入試問題を解いて、その学校が募集している人数の中に入るためにします。そのため、志望校を決めて、その学校に合わせた対策が必ず必要です。中学校で習った勉強だけでは対応できない場合もありますから、闇雲に勉強していてはいけません。何のための勉強なのかを明確にして取り組んでいくことで合格に近づいていくでしょう。

 

大切なのは志望校合格なのに、模試の偏差値にふりまわされすぎて模試の対策ばかりしてしまった・・・というのは勉強の仕方が分かっていない場合です。模試の偏差値は参考になりますが、どんなに模試で点数がとれなくても、入試で合格できればいいのです。

 

本当は全員が第一志望に行くことができれば1番いいのですが、そういうわけにいきませんので仕方ありません。勉強の方向性を間違えないように、どこに向かって努力しているのか?を見失わないようにしましょう。

 

受験で不合格は失敗なのか?

 不合格は失敗でしょうか?確かに入りたいと思って頑張った訳で、それが叶えられずに残念です。ただ、何が人生にとって良いのか?となると難しいです。人生において高校を選ぶのは普通1回です。たくさん合格しても1つしか行けないし、1つしか合格しなくてもそこに行けば良いのですから。

 

その1ヶ所にしか行かないのですから、どちらが良い!なんて誰にも分かりません。もし、第1志望に受からなくても、第2志望の学校で人生の大親友に出会うかもしれません。第1志望の学校に受かっても授業についていけないかもしれません。

 

誰かにとっては最高の学校でも、誰かにとっては何かが違う学校かもしれません。誰にとっても最高の学校はあり得ません。

 

例として埼玉県の普通科では今年33499人が受験して27749人が合格しました。5750人が不合格になっています。この不合格にも全てにそれぞれの努力や物語があるでしょう。これを全て失敗だとは思いたくありません。

 

全ては気持ちの持ち方次第

 5750人が努力を怠った訳ではないですね。中にはそういう人もいるかもしれませんが、少し届かない学校かもしれないけれどどうしても行きたいと努力を重ねてぎりぎりダメだったのかもしれません。僅差の戦いの中で、ほんの少しミスを重ねてしまったり、ほんの少し運が悪かっただけでしょう。

 

第2志望、第3志望の高校に行くことになって腐ってしまうのが1番の問題です。こんな学校に来たくなかったのに・・こんな学校じゃだめだ・・と思っていて良いことは何もありませんね。

 

残念ですが、不合格を変えることはできませんが、未来は自分の努力次第でどんな風にも変えていけます。だから、どこに行くことになっても、それが自分にとって1番良い道になるんだ!1番良い道にするんだ!と思うことが大切です!

 

「あの時は残念だったけど今から思えば落ちて良かったのかも」「この学校で頑張れてよかった!」と自分の道はやっぱりよかった!と通り過ぎた後に思えるようにがんばれるといいですね。

 

環境のせいにしない

 実はその場所でしかできないことというのはほとんどないです。自分のやる気次第です。環境のせいにして、自分の逃げ道にしないようにしましょう。うまくいかないのは第1志望に落ちたからではなく、今の努力が足りないだけです。

 

「置かれた場所で咲きなさい」と本から引用してよく祖母が話していました。環境のせいにせず、その場で自分の全力を発揮しましょう。

 

受験に失敗!とは思わないでほしい

受験勉強の方向性を間違えないように、どこを目的地としているのか?何ができるようになる必要があるのか?を常に考えて勉強しましょう。そのうえでも、努力が実らず残念な結果になってしまうことはどうしても起こりえます。

 

  でも、どこに行くことが正解なのかは誰にも分かりません。希望が通らないのは悲しいことではありますが、失敗ではありません。気持ちは前向きに自分の道を力強く歩んでほしいと思います。

 

自分の人生この道で良かったと思えるように日々を積み重ねて行けると良いですね!

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。