中学生になると自主学習ノートで勉強することが増えてきますね。自主学習ノートをどんな風に活用したらいいのかな?と悩むことも多いのではないでしょうか。
こんにちは!たこあんどわさびです。
成績をあげることを目的とした自主学習ノートについてお伝えいたします。
自主学習ノートってどうやって使ったらいいのかよく分からない・・・
自主学習ノートの目的を考えて使っていきましょう!上手に活用して成績をあげていきましょう。
中学生の自主学習ノートの目的は?
中学生の自主学習ノートは目的によって書き方が変わってきます。中学生の場合にはテストの点数だけが全てではなく、提出物や態度など点数ではかれない部分が成績に関わってくるためにこのようなことが起きてしまいます。
自主学習ノートは、
★本来の意味での自主学習ノートとして自分の学習に役立てていく場合
の2つの場合があるのではないでしょうか。
自主学習ノートの宿題があり高評価を得るため!
宿題として提出が目的の自主学習ノートがある学校も多いでしょう。この場合には自主学習ノートではあるけれど、提出して先生が見て評価をつけるということを意識する必要があります。提出物の点数が評定には関わってきますので、ある意味成績をあげることにもつながります。
自主学習ノートを活用してテストの点数をあげるため!
本来自主学習ノートはこちらの目的で使いたいところです。ノートはテストで点数をあげるために使っていきましょう。先生の目を気にするのではなく、何を書いたら勉強が分かるようになるかな?という点を考えながらノートを活用していきましょう。テストの点数が上がれば成績はあがります。
提出用自主学習ノートはどのように書けばいいのか?
提出用自主学習ノートでは、高評価を得るためにいくつか気をつけたほうがいいことがあります。
- 字を丁寧に書く
- 色ペンを使って美しく仕上げる
- スキマをあまり多くつくらずしっかりと書き込む
- まとめノートは書き込みが多いほうがいい
- 図や絵を丁寧に描く
とにかく丁寧に労力をかけて書いたものが評価されることが多いです。そのため、勉強するということは、丁寧に労力をかけてノートを作り上げることだと思ってしまうかもしれません。そう思っても仕方がないくらい中学生はまだ勉強をはじめてからの時間がたっていません。
提出用の自主学習ノートとテストの点数をあげる自主学習ノートは違うということを覚えておきましょう。
中学生の成績はテストの点数だけではなく、提出物の評価も大きく関わってくるため、丁寧に労力をかけてノートを作成することが必要になります。しかし、字を丁寧に書けば、字を書くスピードが落ちますし、色ペンで美しく書けばやはり時間がかかります。分かっていることまで事細かに書くことにあまり意味はありませんし、見た目のためだけの図や絵はやはり時間の無駄です。
つまり、テストの点数をあげるという点では提出用自主学習ノートの書き方は、効率が悪いのです。
提出用自主学習ノートはそういうものだと割り切って、丁寧に労力をかけてしっかりと書き込んで提出しましょう。きっと高評価がもらえます。それも成績をあげるという点では大切です。
自主学習ノートは勉強がわかるようになるために活用しよう!
自主学習ノートはテストの点数をあげるために活用するのが本来の使い方だと思います。成績をあげるためには限りある時間を効率よく使って勉強していく必要があります。
やってはいけない自主学習ノートの使い方!
自主学習ノートを使って効率的に勉強するためにはやってはいけない勉強法はあります。それがこちらです。
- 必要以上に丁寧に書く
- カラフルに書きすぎる
- 何度も書き取りをする
- いきなりまとめノートを作る
- まとめノートがほとんど教科書の丸写し
- できる問題を何度も解く
- 分からないことをそのままにする
必要以上に丁寧に書く
自分で見ても何を書いてあるのか分からない・・・というのでは困ってしまいます。でも、自分が見れば何と書いてあるのか分かる!という程度であればスピーディに字を書くことは大切です。短い時間で書き上げることができればそれだけ勉強は効率よく進みます。
ただし、テストなどでは読めないという理由で点数をもらえない場合もありますので、人にも読める程度の字を常に書くことは意識したほうがいいですね。字は訓練次第で上手に書けるようになります。こちらを参考にしてください。
だれも見ない自主学習ノートであれば、自分の目的に沿って丁寧さとスピーディさを考えましょう。繰り返し書いて覚えたい場合なら読めなくてもいいかもしれませんし、まとめノートなら自分があとで見直して読めないようでは役立ちません。勉強効率を考えるならば、スピーディに書くことを意識して、丁寧さは読める程度でいいでしょう。
何度も書き取りをする
何度か書き取りをすることで覚えられることもありますので、書き取りが悪いわけではありません。しかし、書くことは非常に時間がかかることです。読んで覚えられるならばそちらのほうがかなり効率はいいです。読んで覚えられないことを書き取りにする、むやみにたくさん書くのではなく、何を覚えたいのか?を考えながら書き取りをしましょう。
いきなりまとめノートを作る
何も勉強していないのにまとめノートを作ってもあまり意味がありません。まとめノートはある程度勉強をすすめてその中でも分からないことがある場合に作ることで頭の中を整理することができるでしょう。いきなり作るまとめノートは読んで分かることを時間をかけて書いていくことになり、効率が悪いです。まずはしっかりとその範囲を読んで何が書かれているのか?を理解することのほうが大切です。
まとめノートがほとんど教科書の丸写し
いきなりまとめノートを作る場合には、どこが大切か分からないため、書いてあることを全て書いてしまう場合があります。また、理解していても書いてあることを全部うつさないといけないような気になってまとめという名の丸写しになってしまうことがあります。
すでにまとめられていることをうつすだけなら、それをもとに覚えることに集中するほうが効率的です。書いて覚えるのは最終手段だと思っておきましょう。
できる問題を何度も解く
ワークを3周しよう!と言われて、全てを3周することは努力は素晴らしいですが、勉強効率の点からみるとあまりいいとは言えません。できる問題は、2度解いても3度解いてもできるはずです。できないことをできるようにするために勉強をするのですから、できない問題だけを意識して勉強するほうがいいですね。
ワーク3周ならば、1回目はすべての問題を解き、2回目は1回目に間違えた問題を解き、3回目は1回目か2回目に間違えた問題を解いていきましょう。そのためには、解くたびに自分が解けたかどうかをチェックしておく必要があります。少し手間ではありますが、できる問題を何度も解くことに比べると効率よく勉強できます。
分からないことをそのままにする
勉強をしていて分からないことが出てきたら、そこが大切なところです。そのうち分かるかな・・・とか、あとでいいか・・・と思っているうちに、また次の分からないにぶつかるかもしれません。後回しにすると何が分からなかったのかをすぐに忘れてしまいます。
分からないことをそのままにすることは勉強の目的からもはずれますよね。だから、分からないことがでてきたらすぐに解決して、理解する!を徹底しましょう。分からない→調べる!がすぐにできれば、必ず勉強はできるようになっていきます。分からない問題が出てきたら、それがすぐに分かるようにチェックしておくことで解きもれをなくすこともできますね。
テストの点数を上げるための自主学習ノートの活用法は?
テストの点数をあげるためにはどうやったら勉強が分かるようになるのか?を常に考えながら勉強していくことが必要です。言われたからやっている、言われたようにやっているでは目的が見えなくなってしまいますよね。今、何のために自主学習ノートに書いているのか?を考えることで効率よく覚えていくことができるでしょう。
例えば英単語を覚える場合には、日本語→英語 英語→日本語に変換できるようにしたいわけですよね。だから、英語ばかりを書き取りしていても結局どういう意味?では役に立ちません。書き取りをする場合にも、「apple apple apple・・・・」よりも「りんご apple」をセットで書くほうがあとから思い出しやすくなるでしょう。
また「apple」の「pp」を重ねるところが覚えられない・・・という場合には「apple」のように気をつけるところを赤ペンで書いたり、まるで囲ったりするのも記憶に残しやすくできるのでおすすめです。
このように目的を明確にすることで何を覚えたらいいのか?どのように覚えたらいいのか?が分かってきます。さて、そういう点を踏まえて、自主学習ノートに何を書いたらいいのか?がこちらです。
- 分からない分野のまとめ
- 間違ったところとその理由
- 覚えるための図や表
- 問題を考えてみる
どれも、あとから見直すことを前提に書きましょう。1度書いただけではなかなか覚えられません。それを何度も見ることでだんだんと記憶に定着してきます。テストの点数をあげるための自主学習ノートは、覚えていないことを何度も確認してきちんと覚えるために使っていくことが目的です。
だから、最初の勉強は分からないところがどこなのか?を確認するところから始めます。自主学習ノートは、最初にとにかく問題を解くノートと最後に分からないところをまとめるノートに分けておくとテスト前に間違いだけを見直すことができておすすめです。
分からない分野のまとめ
何度読んでもよく覚えられない分野をまとめることで系統立てて記憶できるようになるかもしれません。覚えられるところはわざわざまとめる必要はありません。よく分からないところだけ、自主学習ノートにまとめて何度も繰り返して復習しましょう。
間違った問題とその理由
ワークを解いていていつも間違えてしまう問題が自分の苦手分野です。この問題を間違えないようになれば、1つできるようになるわけです。だから、間違った問題はとても大切です。間違った問題をまとめて、間違った理由も書いておきましょう。
間違いがケアレスミスであっても、どういうケアレスミスなのか?を考えて間違いの理由を書いておきましょう。そうすることで、自分がやりがちなミスが分かるようになります。自分のやりがちなミスをしないようにするだけでも点数はぐんと上がるでしょう。
間違った問題とその理由を把握することが成績をあげていきます。
覚えるための図や表
図や表で見ればすぐに分かることでも、言葉にすると分かりにくいことはありますよね。そういう問題は図や表で覚えてしまいましょう。詳しく丁寧でなくていいので、自分が分かる限り簡素化したものを描いておくといいですね。画像として覚えることで思い出しやすくなります。
人を覚えるときに顔は分かるけど名前がでてこない・・・ということはよくありますよね。これは記憶されている場所が違うからです。人間の脳は、画像のほうが記憶を取り出しやすいということです。
問題を考えてみる
問題を自分で考えてみるのもいいですよ!真ん中で折って問題と答えに分けて書いておくとあとから何度でも見直して覚えることができます。自分で問題を作ろうと思うとしっかりと教科書を読んで理解しないとできませんので、その過程がとても勉強になります。先生の気持ちになってどんな問題を出すかな?と思いを巡らしながら、自分に問題を作ってみましょう。
自分流の自主学習ノートで成績をあげていこう!
自主学習ノートは提出用の場合には丁寧にカラフルにたくさん文字を書いて仕上げましょう。でも、これは提出物の点数をとるというのが目的です。いつもこの方法で勉強していると効率が悪いので、提出用だと割り切って作成しましょう。
テストの点数をあげるための自主学習ノートは、スピーディに自分の分からないところだけをあとから見直しても役立つように書きましょう。分からないを分かるに変えていくことが目的です。自分ができなかった問題をまとめて、あとから見直すことで必ずできることが増えます。
とにかく問題を解くノートと間違いをまとめるノートの2冊を準備するといいですね。定期テストの勉強なら、1冊のノートに全ての教科の分からない点をまとめると、教科によってノートを探す手間もなくなりますし、一気に全教科の復習ができるのでおススメです。
自分流に自主学習ノートを工夫して、成績をあげていきましょう。
こちらも参考にしてください。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。