子どもの忘れ物が多くて困っている・・・という方は多いのではないでしょうか?届けたほうがいいのか?届けないほうがいいのか?子どもが忘れ物しなくなるにはどうしたらいいんだろうと悩んでいる場合にはこの記事を読んでみてくださいね。
こんにちは!たこあんどわさびです。
子どもの忘れ物が多いとイライラしてしまうことありますよね。いつまでも親が準備してあげるわけにはいきません。自分の準備くらい自分でできるようになる必要がありますね。そして、子どもに任せてしまうとどうしても忘れ物をしてしまうことがあります。では、どうしたらいいのでしょうか?
子どもが忘れ物をしたときに届けたほうがいいのか?どのように対応していったらいいのか?についてお伝えいたします。
- 自分の準備は自分でできるようになろう!
- 忘れ物を届けるのか?届けないのか?
- 忘れ物をした子どもにどのような言葉をかけたらいいのか?
- 忘れ物が多すぎる場合には・・・
- 忘れ物をするのは仕方のないことだが!?
- 忘れ物をしないようにするための考え方
- 将来忘れ物で困らないために!
自分の準備は自分でできるようになろう!
将来自分のことは自分でできるようになってほしいですよね。だから、自分の準備は自分でできるようにする必要はあります。もちろん最初は一緒に準備をして、どういうところに気をつけるのか?いつ準備したらいいのか?を教えてあげられるといいですね。
でも、いつまでも一緒に準備をし続けていると結局親が準備をしてくれると思ってしまうかもしれません。その子の様子によって準備を任せる時期を決めればいいとは思いますが、小学校3~4年生くらいには準備の主導権は子どもに移動させましょう。
いろいろと準備の仕方を教えてあげていても実際に自分がし始めたら、「面倒くさいな・・・」という気持ちから後回しにしがちです。一緒に準備をしていた時には前日寝る前にできていた準備が翌日出発前に慌ててするようになってしまうかもしれません。
それでも、きちんと時間に間に合って、忘れ物せずに学校に行けるのであれば様子をみていていいと思います。その子なりにこれで大丈夫だと思って準備をすすめていて、実際に大丈夫であれば見守っていきましょう。
そんな状況が続くとは思えないのが大人です。だからといって、親の思うように準備させることは、子どもが考える機会を奪ってしまうかもしれません。親は先が見えるからこそ言いたいことがあると思いますが、結局は本人が自分で気づくことが大切です。
出発直前に慌てて準備をしているような状況が続くならば、おそらくずっと完璧に準備をし続けることは難しいでしょう。
忘れ物を届けるのか?届けないのか?
そのうち時間がなくて確認不足で忘れ物をしてしまったり、急いでいて用意したのに忘れていったりと忘れ物をしてしまうことがあるでしょう。この時、どうしたらいいのでしょうか?
忘れ物に気づいた場合には、それを届けるのか?届けないのか?という問題はきっと永遠に答えは出ません。子どもが困っているだろうから届けたほうがいい!とかいつも届けていたら忘れ物をする危機感が薄れてしまうから、届けないほうがいい!とかそれぞれに意見はあるでしょう。そして、それはどちらも正しいように感じます。
ですから、この問題は、子どもの問題ではなく、親の問題だととらえてみましょう。親は忘れ物を届けたほうがいいと思っているのか?それとも届けないほうがいいと思っているのか?それぞれに個人の思いでいいのです。
今ならまだ間に合うし、届けてあげたら助かるだろうな・・・と思うなら届ければいいでしょう。忘れ物が家に残っていたら気になって仕方ない・・・と思うなら届ければいいのです。
でも、今日は時間がないし・・というならば届けなくてもいいでしょう。忘れ物をしたら大変だということを分からせたいから届けない!と思うならば届けなければいいのです。
忘れ物をした子どもにどのような言葉をかけたらいいのか?
でも、それは親の問題としてそういう行動をしたということが大切です。親がそうしたかったから届けたなら、子どもに過度な感謝を求めるのはおかしいと分かるでしょう。
そして、忘れ物を届けなかったからと言って、「あなたのためにそうしたんだから!しっかり反省しなさい!!」と言われても、忘れ物をしてつらかったのにさらにつらくなってしまいますから、やめたほうがいいですね。
届けたなら、「間に合った?」くらいで軽く話題にする、届けなかったなら「時間がなくて届けられなくてごめんね!」くらいにしておくのがいいでしょう。
つまり、忘れ物をしてしまうのは子どもの問題であり、届けるかどうかは親の問題です。この点を混同しないようにしましょう。
届けるかどうかは親の問題ですから、「子どもが忘れ物をする」→「届けなければいけない」→「忘れ物をしないで!と怒る」ではないということです。「忘れ物がある」→「届けるかどうか悩む」→「自分の選択に従う」ということであり、忘れ物を叱ることは届けたこととは関係ないということです。叱りたくなるなら、届けなければいいのです。
大切なのは今後どうしたらいいのか?を考えることです。「どうして忘れちゃったのかな?次はどうしたら忘れないかな?」を一緒に考えましょう。
本人が今後どうしたらいいのか?を自分で考えることが大切です。
忘れ物が多すぎる場合には・・・
ただ、忘れ物が多すぎる場合には少し対応を考えたほうがいいでしょう。ADHDなどの発達障害がある場合には、本人にやる気があってもいろいろな要因によって忘れ物が多くなってしまうという場合もあります。そうではなくても、個人差はありますので、その子に合わせた対応が必要です。
忘れ物が多すぎるならば、一緒に準備をして忘れ物をしないように対応していくことが第一段階となります。子どもが忘れ物が多すぎる状況に慣れないようにしましょう。
忘れ物をするのは仕方のないことだが!?
さて、忘れ物はしてほしくない!と思いますが、実際忘れ物は大人になってもしてしまうことがありますよね。忘れ物はしないほうがいいですが、どうしても起こりうるミスの1つです。ですから、全くなくしてしまうことは難しいですし、忘れ物をしてしまったときにどうするのか?を考えることも大切です。
そして、忘れてしまってもどうにかなる忘れ物と忘れたらとても困る忘れ物があります。忘れてしまったらとても困る忘れ物は、それがないと授業に参加できないような忘れ物です。例えば、絵具・習字道具・工作道具などを忘れてしまうと授業に全く参加できなくなってしまいますよね。こういう忘れ物は特に気をつける必要があるでしょう。
また、提出課題なども忘れてもいいやと思うことがないようにしていきたい忘れ物ですよね。
全て忘れないようにしようとしてもなかなか難しいと思うので、まずは絶対に忘れてはいけない忘れ物をしないようにするにはどうしたらいいのか?を考えていきましょう。
忘れ物をしないようにするための考え方
忘れ物をしないようにするための考え方ですが、ただただ気をつけよう!というだけでは結局忘れてしまいます。ですから、忘れてしまっても思い出せるようなシステムを考えるのがいいですね。
例えば、「出発前に時間割を言う!」これだけで、「あ!今日は図工があって絵具を使うんだった!」と思い出せるでしょう。「出発前に連絡帳を見る」という習慣にしてもいいですね。「前日に用意していても持って行くのを忘れてしまった!」を防ぐことができるでしょう。
教科の準備をするときに曜日を間違えて、教科書を忘れてしまうのが嫌だった長女は自分で考えて毎日全ての教科書を持って行っていた時期がありました。「前日に準備しなくてもいいし、忘れ物もなくなっていい!」と本人はご満悦でした。
大人としては、前日にちょっと用意すれば重たい思いをしなくていいのに・・・と思うのですが、実際にこれで忘れ物は減って、本人は納得していたので見守っていました。次第に成長して、重いことに気づき前日に用意ができるようになっていきました。
この解決策も大人の提案では本人が納得できないかもしれませんし、自分で考えなければ検証もできません。自分で考えて納得して対策していけるようになることは、将来忘れ物だけでなく、さまざまな場面で役立つ考え方です。
忘れ物をしたことは子どもなりに反省しています。そこにさらに「どうして忘れ物なんかしたの!だめでしょ!」とたしなめても、「分かってるよ!」とイラっとするくらいです。過去の忘れ物よりも、未来の忘れ物をなくしていけるような声かけをしていきましょう。
私はよく忘れ物をする子どもだったので、母はよく忘れ物を届けてくれていました。そんなときも特に怒られることなく、感謝を求められることもありませんでした。だからと言って、忘れ物をしても届けてもらえるから大丈夫と思うことはありませんでした。申し訳ないな・・と思う気持ちと、ありがとうという感謝の気持ち、そして、どうして忘れちゃったんだろうという後悔を感じていました。
何よりも忘れ物をしてしまったときに、届けてもらえるうれしさは格別でした。その気持ちが分かるから、私は子どもの忘れ物に気づいて、時間に余裕があるならば届けることにしています。
子どもも忘れ物をしてしまったとき、もしかしたら届けてもらえるかもしれない!という期待はしてくれますが、私が忘れ物に気づかなかったからと言って「どうして持ってきてくれなかったの!!」とは言いません。準備は任せていますから、忘れ物は自分の責任だと思っています。
次女は、担任の先生が忘れ物に厳しい先生だったときは本当に忘れ物に気をつけていました。前の日から準備して、絶対忘れてないよね・・・と何度も確認していました。
それでもある日、絵具を忘れてしまったことがあったそうです。でも、私は気づかず届けることができませんでした。次女は校門のところで私を待っていたそうですが、来てくれないと分かって、涙が出てきてしまいました。それを見ていた校長先生が、一緒に担任の先生の所に行って一緒に謝ってくれたそうです。次女はもう忘れないようにしようとすごく思ったと言っていました。そして、今でもその校長先生が大好きです。
そして、そんな学年を過ごした次女ですが、先生が変わったとたん、忘れ物対策を全くしなくなりました。出発直前に準備して、ときどき忘れ物もあります。これは結局、先生が怖いから忘れ物をしないようにしていただけで、怖くない先生になったら忘れ物をしてもいいやと思うようになったからかもしれません。
忘れ物が多いからと怒っていても効果は一時的です。日々成長する子どもですから、いつか大人になった時に自分で考えて忘れ物をしないように対策をとれるようになっていくことが大切です。
将来忘れ物で困らないために!
忘れ物は、いつだって起こりうるミスの1つです。大人になって、誰かに自分の準備をしてもらうわけにはいきませんし、自分で忘れ物をしないように対策していくしかありません。
そのためには、忘れたことを怒るよりも、忘れないように対策をとることを考えましょう。子どものうちの失敗を恐れず、子どもの力を信じて、準備を任せていきましょう。
子どもが自分でこうしたらいいのではないか?と考えていくことは、いろいろな場面で役立つ考え方にもなります。子どものうちから、自分で考える経験を重ねて、大人になった時に忘れ物をせずにいられるように長い目で成長を見守っていけるといいですね。
では最後まで読んでいただきありがとうございます。