中学生の定期テストは、評定に直結します。評定は、高校受験に関係してくることが多く、定期テストで点数をとっていくことが、高校を選ぶうえでも大切になってきます。高い評定をとるための定期テストの勉強法についてお伝えいたします。
こんにちは!たこあんどわさびです。
定期テストは、範囲が決まっていて、やればできる問題になっています。そういう意味で、定期テストは勉強の仕方をしって、そのゴールに向かって勉強ができればいいということになりますね。定期テストで点数をとりたい場合には、学校の教科書、ワークを徹底的に勉強していきましょう。
- 定期テストまでに頑張っておきたいこと
- 定期テストで高得点を目指す理由
- 定期テストの勉強はいつから始める?
- 定期テストの勉強時間はどれくらい?
- おすすめできない定期テスト勉強法
- 定期テストの勉強法!ワークを3周が基本!
- 勉強をしない場合のサポート方法!
- 定期テストで高得点をとろう!
定期テストまでに頑張っておきたいこと
定期テスト頑張るゾ!!
定期テストはもちろん頑張るべきですが、普段の生活も大切にしてくださいね。
定期テスト頑張っただけじゃダメなの?
はい!授業態度や提出物の点数が悪ければどんなにいい点を取っても「5」は取れません。
「5」への道は厳しいね・・・
はい・・・厳しいんです・・・
定期テスト勉強を頑張る前に、内申点が何を基準に決まっているかを理解しておきましょう。それぞれの教科を5段階で評価されるとして、それは、定期テストの点数だけではありません。
- 授業態度(欠席・遅刻・課題への取り組み姿勢・挙手の頻度・発表の頻度など)
- 提出物(提出期限順守・提出物の評価など)
- テストの点数
これらの中には先生の印象という曖昧な評価も含まれてしまいます。日々の生活の中で常に気をつけていくことが必要です。
こちらも参考にしてください。
定期テストで高得点を目指す理由
定期テストで高得点を目指す理由は、「内申高得点をとるため」=「高校受験に有利となる」ですよね。定期テストで高得点がとれたとしても、授業態度や提出物で点数がとれていないと内申点は取れません。そのためにも普段から気をつける必要があります。
高校に提出する調査書にいつからの評定が必要なのか?は自治体や学校によって違います。中学3年の2学期だけというところもあれば、中学1年から3年間全てというところもあります。例えば、埼玉県では中学3年間の評定が必要になりますが、東京都では中学3年生だけです。埼玉県ではその3年間の評定の点数をどのように評価するかは学校によって決まっていて、評定の点数が大きい学校、小さい学校などさまざまです。学校によってどのように評定が取り扱われるかはなるべく早く確認しておきましょう。
中学3年だけの評定が大切な自治体であったとしても、中学1年生から気をつけておくことは大切です。テストの点数はがんばりによって上がるけれど、先生の印象点はそんなに簡単には変わらないからです。
定期テストの勉強はいつから始める?
定期テストの勉強はいつから始めたらいいのでしょうか?できるのであれば、早ければ早いほどいいですね。授業の始まったところから定期テストに向けて少しずつ勉強できるなら何も言うことはありません。でも、なかなかできませんよね。
できれば1ヶ月前と言いたいところですが、3週間前には始めるようにしましょう。3週間前ではまだテスト範囲は出ていないと思いますが、範囲がでるまでに提出物を完璧にしておくとテスト範囲が出たとたんにテスト勉強を開始することができるのでおすすめです。
定期テストに合わせて、ワークノートや授業ノートの提出があるはずです。これら提出物は提出することが目的となりますので、テスト範囲がでてからそれに時間をとられないように済ませておきましょう。
テスト範囲がでたら、テストで点数をとることを目的とした勉強をしましょう。
定期テストの勉強時間はどれくらい?
勉強時間はとれるならどれだけとってもいいでしょうし、テストで100点がとれる程度勉強したのならどれだけ短くてもいいでしょう。勉強時間がどれくらい?というより、どれだけの内容を勉強したのか?が大切です。
勉強しようと決めた課題を全てクリアできるまで勉強するのがベストです。それが、1日2時間でかなえられる人と、1日5時間かかってしまう人がいるので、一律に何時間勉強したら大丈夫というのは難しいでしょう。
勉強時間をどれくらいか決めてしまうよりも、これだけの問題をしよう!と計画を立てましょう。目標は100点です。
おすすめできない定期テスト勉強法
定期テストの勉強として、おすすめできない勉強法を繰り返している場合には時間がかかって成果が少ないという場合があります。
一夜漬けで!
一夜漬けで勉強して、もちろん少しは役立ちます。しかし、短期間で覚えたものは短期間で忘れていきます。一夜漬けで大量の情報をその時に覚えたと思っても記憶したことの50%近くを20分で忘れるそうです。定着していない記憶はあっという間に忘れていってしまうのです。
そして、テストが終わったらそのまま勉強しなくなりますので、記憶に定着することなくほとんどを忘れてしまうのです。定期テストを勉強する意味は結局のところ高校受験を有利に進めるというところにつながってくるわけで、高校受験も見据えて勉強しておくほうが結局のちのち役立つでしょう。
そして、一夜漬けでは知識として定着しないうえに、圧倒的に時間が足りません。1日1時間を2週間続けたとしても14時間の勉強ができます。1日2時間なら28時間、1日3時間なら42時間、一夜漬けでは太刀打ちできない勉強時間になります。毎日コツコツ勉強するほうが、無理なくたくさん勉強できるのです。
ノートをきれいに装飾したり、あらためてまとめノートを作っている
提出のあるノートはある程度きれいに書いてある必要がありますが、これは授業中に頑張ればいいでしょう。きれいにノートを書こう!と勉強しているとどうしてもきれいにノートを書くことが目的となり、なかなか記憶できません。
また、記憶するための前段階としてまとめノートを作ろう!と勉強をはじめることもあると思いますが、こちらも時間ばかりかかって非効率的です。時間をかけて1回ノートを書くよりも、すでにまとめてあるものを10回読んで覚えるほうが速くて確実です。
問題の答えだけを覚えている
問題の過程を飛ばしてとにかく答えだけを覚えるのは、そのテストではもしかすると点数がとれるかもしれませんが、結局は高校受験に役立ちません。この問題の答えは「イ」だった・・・ではなく、順番が変わっても、記述形式になっても答えられるように、理由や過程を含めて記憶しましょう。
定期テストの勉強法!ワークを3周が基本!
実際に我が家が取り組んでいる勉強法です。試行錯誤を重ねてたどり着いた勉強法です。長女はこれで学年1位となったこともあります。
定期テストの勉強内容はこちらです。
- 教科書を読む
- ワークを3周以上する
- 教科書準拠ワークを解く
- 教科書の重要部分を覚える
基本的なことだけで、特別なことは特にしていません。
教科書を読む
やはり基本です。どの教科も教科書を何度か読むのが大切です。本文だけでなく、資料部分なども目を通していきましょう。教科書を完璧に理解してから、ワークをするのではなく、教科書を読むのとワークは並行して取り組んでいきます。
教科書を読んでから、ワークをすれば、問題が少し解けるようになりますし、ワークをしてから教科書を読めば理解が深まります。
少し面倒ですが、教科書の範囲も1部ずつコピーします。そうすると、暗記ペンでマークするのも自由ですし、期末テストで9教科だとしても教科書の内容を全て持ち歩くことができます。教科書のまま持ち歩くとあまりに重くなりすぎて危険ですし、教科書だけでものすごい厚さになってしまいます。
コピーしておけば、全てが今回の範囲となりますし、ページを確認して開くというひと手間を短縮することができますので、効率的です。
コピーするのは結構大変で、しかも、そのために全ての教科書を持って帰るのが異常に重たくなってしまうので、来年は教科書をそれぞれ1部ずつ購入して分冊するといいかなと考えています。この点については実行してから再び加筆したいと思っています。
【追記】次女が中学2年生になったのを機に教科書を買ってきました。教科書はどれも立派ですが、思ったよりも安いです。国語、英語、理科、歴史、地理、保健体育、保健体育の補助本の7冊を買って5000円ほどでした。これで大量コピーの苦行から解放されると思うとかなり気分的には楽になりました。次女も教科書を持って帰る必要がなくなったので、テスト前の荷物量が減って、必要なものを1度に持って帰ることができています。また、教科書の美しいカラー印刷で勉強できるので、こちらの方がおススメです。
教科書は、教科書を販売する許可を得ている本屋さんにあります。ネットなどで調べてくださいね。場合によっては、郵送もできるようです。
学校ワークを3周以上する
学校ワーク3周が、定期テスト勉強の一番の基本で、一番大切な勉強です。
なるべく、効率よく解いていくために毎回いろいろとやり方を変えてきています。現状ベストなワークの取り組み方がこちらです。ワークをコピーするのは、問題と答えがすぐに確認できるので、答えだけをノートに書くよりも効率よく勉強するためです。
- 学校ワークを2部ずつコピーする
- 1部は解答用、1部は問題を解く用なので、それが分かるように一番上のページを色分けをする
- コピーした1部に丁寧に答えを書く(黒以外の消えないペンで)
- フリクションポイントノック0.4(黒赤以外)で問題を解く
- フリクションポイントノック0.4の赤で答え合わせをする
- 間違えた答えを消えないペンでチェックする
- アイロンでフリクションポイントノック0.4を消す
- 間違えた問題をフリクションポイントノック0.4(黒赤以外)で解く
- フリクションポイントノック0.4赤で答え合わせをする
- 間違えた答えを消えないペンでチェックする
- アイロンでフリクションポイントノック0.4を消す
- 納得いくまで繰り返す
フリクションはポイントノック0.4がお気に入りになっています。熱でインクが消えるという特徴があります。細いですが、ペンの色が濃く出ますし、軽い力でスラスラと書けるので跡があまり残りません。いろいろな色があるのですが、替え芯が簡単に手に入る色は少ないので、レッドとブルーブラックを使っています。ふたではなくノック式なので使いやすいです。好みのペンを使ってみてくださいね。
コピーは色分けしよう!
学校ワークの教科数が増えると、解答用と問題用がすぐに判断できるほうがかなり楽ですので、最初だけ少し面倒くさいですが、分かるように色分けしておくのをオススメします。我が家では1番前のページを蛍光ペンで枠取りしています。
ペンの種類と色に気をつけよう!
また、学校ワークは白黒で印刷しているので、答えが直感的に分かるように、黒以外の消えないペンで答えを書きこむのがいいです。間違えてアイロンをかけてしまったときに消えてしまうとショックなので、消えないペンがいいですね。
最初に答えを丁寧に書くのは、無駄な時間ではありません。実は、最初から自力で解くとほとんど間違えてしまうのがオチです。そして、全然できずにやる気が落ちてしまいます。
ワーク3周は結局解けるようになるための訓練ですから、最初に答えを書いてしまってもいいのです。そして、1度答えを書いただけなのに、結構覚えてる!と思うことができれば、やればできると信じることができるようになります。自分で答えを転記するので、間違えていては元も子もありません。ここは慎重に転記していきましょう。
提出用にワークをする→1回答えを書く→テスト勉強用にワークをするという流れになるので、テスト勉強用のワークにとりかかるとすでにワーク3周目になります。ここまででもかなり覚えることができるはずです。そして、実はワーク3周目にも関わらず、本人的には1周目の気分ですので、さらに回数を重ねて勉強することができます。
フリクションポイントノック0.4は、ボールペンタイプに比べて筆跡が残りにくいのでおススメです。白黒コピーに黒色で書いてしまうと自分が書き込んだ答えが見えにくくなります。また、答え合わせをするときには赤のフリクションライナーを使うので赤も使わないほうがいいですね。黒と赤以外の好きな色で答えを書いていきましょう。
アイロンで消す時の注意!
アイロンで消す前に、間違えた問題に消えないペンでチェックを入れたかを確認しましょう。1度できた問題はだいたい2度目もできます。間違えた問題は次も間違える可能性がありますし、それができるようになれば点数が上がるわけです。できた問題を勉強対象からはずすことで、効率アップして勉強することができます。
コピーのインクはアイロンの熱で溶けます。製本されているようなものだと問題ないことが多いのですが、コピー機のインクはアイロンについてしまうので必ずあて紙をして熱をかけていきましょう。そうしないとアイロンに黒いインクが付いてしまいます。
アイロンをあてるとインクが少し解けて付着するので、少しコピー面が汚れた感じになりますが、使ううえで問題になるほどではありません。
以前はドライヤーで消しているときもあったのですが、圧倒的に時間がかかります。消えたと思ってもあとから浮かび上がってくることもあって、アイロンのほうが断然早く色が消えます。全体的に熱をかければ5ページ分くらいなら簡単に消えてしまうので、そんなに消す作業は大変ではありません。5教科全てのワークを、全ページ消えているか確認しながら丁寧に消しても5分程度です。
あて紙を忘れないようにしてくださいね。熱によるインクの解け具合などはさまざまですので、ご自身の責任の上でお試しください。
教科書準拠ワークを解く
学校ワークを納得いくまで解くことができたら、余力があれば、教科書準拠の別ワークを解くことをオススメします。
学校ワークで問われていたことでも、本が違うと別の角度からたずねられたり、別のタイプの問題があったりと意外と新たな発見があります。次女も、教科書準拠ワークはやっておくほうがいいと言っていますし、長女も必ず取り組んでいました。
学校ワークがきちんとできるようになってから取り組むとほとんどの問題は分かると思うので、自信にもつながります。
教科書準拠ワークは文理などいくつか出版されています。塾で配られる場合もあるでしょう。中学校の採用教科書の出版社を調べてから購入してくださいね。
教科書の重要部分を覚える
ここまでで、ほとんどの教科が90点以上とれるようになるのではないでしょうか。さらに理解を深めるためには教科書を熟読するといいですね。
コピーを取っていれば、覚えたい語句を暗記ペンなどでマークし、赤シートなどで隠して理解を確認しながら読んでいくといいでしょう。
勉強をしない場合のサポート方法!
さて、やる気があるならば特別なサポートをしなくても、勉強するようになってくるのが中学生です。ただ、やる気があってもなかなか勉強が持続しない場合には、勉強の仕方が分からない場合があるかもしれません。
課題を出されれば、取り組むことができるけれど、勉強しなさいと言われてもどうしていいか分からないのです。そういう時は具体的に勉強内容を一緒に考えてあげるのがいいですね。定期テストなら、学校ワークの範囲の部分を学習しやすいようにコピーしてあげるといいですね。範囲の分だけならば、ワーク1冊を目の前にするよりも薄くてやる気につながります。これだけをすればいいという目安にもなります。
しかし、やる気がない場合にはどんなに言葉を尽くしても荒げてもどうしようもありません。まずは小さな成果を認めて、認めて、少しずつやる気を育ててあげることが1番の近道になります。
どうしても口に出してしまいがちな「勉強しなさい」「何やってるの?」「またゲームしてる!」などお決まりの言葉は全く響きません。口に出すだけ無駄・・だけでなく、むしろ害となることもありますので、我慢が大切です。少しでも何かしたことに対して認めていくことを言葉の中心にするといいですね。
どうせ口にするなら「よく頑張っているね。」「しっかりやっているよ!」「何か手伝おうか?」「一緒に勉強しよう!」などやる気につながる言葉にしていきましょう。親が何かの勉強をしている姿を見せるのも効果的ですよ!
やる気の育て方はこちらを参考にしてください。
定期テストで高得点をとろう!
定期テストは範囲が決まっているためしっかりと勉強すれば必ず点数をとることができます。内申点をしっかりとっていくためには、普段の態度から気をつけていきましょう。
そして、テストまでにどれだけの問題をこなしていくのか?を考えて計画的に学習していきましょう。学校ワークを3周することが基本です!
また、期末テストでは5教科に加えて、実技4教科がありますので、こちらの勉強も必要になります。高校への調査書では5教科でも実技4教科でも点数の重みが変わることはありません。むしろ、テストしない実技の評定がより重要視されることもありますので、実技4教科で手を抜くことはやめましょう。
実技4教科は範囲もそんなに広くなく、きちんと勉強した人が点数をとります。こちらを参考にしてください。
基礎がないのに難しいことをしても仕方ありません。まずはレベルに合わせて勉強していきましょう。こちらも参考にしてください。
塾に行ってもあまり成績が良くならない・・・という場合には今の塾が子どもに本当に合っているのか?を考えてみましょう。こちらも参考にしてください。
しっかり勉強して定期テストで点数をとっていきましょう!
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。