もう中学生なのに勉強のモチベーションが上がらない・・・どうしたらいいの?と思うことは多いのではないでしょうか。本人のやる気が1番大切ですが、そのための対策ができるといいですよね。
こんにちは!たこあんどわさびです。
中学生の勉強のモチベーションが上がらない理由とその対策、モチベーションの継続の仕方、モチベーションを下げてしまう親のNG行動についてお伝えいたします。
- モチベーションとは?
- なぜ勉強のモチベーションを保てないのか?
- タイプ別!勉強のモチベーションが上がらない理由と対策
- モチベーションを継続するにはどうしたらいいの?
- モチベーションを下げてしまう親のNG行動!
- 勉強のモチベーションをあげて目標を達成しよう!
勉強のモチベーションなんて・・・もういっそないよ・・・
どうして勉強するのか?を考えて、自分の目標を設定しましょう。勉強ができるようになるための時間や能力には個人差がありますが、勉強することで今の自分は確実に成長します。
モチベーションとは?
モチベーションとは、「人が行動を起こす時の意欲の源となる動機」を意味します。
例えば、「勉強を頑張りたい」という意欲があるとき、「志望校に合格するため」「定期テストで高得点をとるため」という動機がありますよね。この動機のことがモチベーションです。ただ一般的には動機の結果としてあらわれる意欲のことをモチベーションと表現しています。
そのため、「勉強のモチベーションは何?」とか「モチベーションを持ち続ける」などは「動機」、「モチベーションが続かない」「モチベーションがあがる!」などは「意欲・やる気」の意味で使われています。
勉強をするときには、動機と意欲のどちらも大切なことです。
勉強のモチベーションが高いと・・・
- 勉強に集中する
- 勉強をすることで充実する
- 簡単にあきらめない
- 新しいことに挑戦できる
簡単にあきらめずに、試行錯誤しながら勉強に集中することができれば、成果は必ずでてくるでしょう。
勉強のモチベーションが低いと・・・
- 勉強の効率が悪い
- 勉強の質が低下する
- 新しいことに挑戦しない
逆に、このような状態では勉強をしてもあまり成果は期待できませんね。
なぜ勉強のモチベーションを保てないのか?
モチベーションには「外発的モチベーション」と「内発的モチベーション」があります。
「外発的モチベーション」は、例えば「定期テストで10位以内になったらスマホを買ってあげる」などのように、親の言動などによって上がるモチベーションのことです。一時的に高い効果が見込めますが、その効果は続かず、結果として個人の成長にはつながりにくいようです。
「内発的モチベーション」は、本人の興味や関心から生まれた意欲ややる気によって保たれるモチベーションのことです。本人の自覚から維持されるモチベーションであるため、効果は持続しやすく個人の成長につながっていくと言われています。
つまり、報酬を用意したとしても勉強のモチベーションは保てず、本人が勉強したいというやる気を出せば勉強のモチベーションは保てるということです。
本人にとっての「勉強する理由」が重要だということですね。
中学生が勉強することは、大人にとっては「勉強しておけば、いつか役に立つよ」「頑張って受験していい学校に行けば、将来の選択肢が増えるよ」などの理由があります。
しかし、これらは、今を生きている中学生にとっては響かない言葉になります。「今」している勉強が、「今」役立たないならばなぜ「今」勉強する必要があるのか?につながるのでしょう。
中学生が勉強するのは、頭の使い方を学んだり、いろいろな勉強をすることで推察する力を身につけたり、知っておくべきことを知ったり、今を賢く生きていくためにするのです。世の中はきれいごとだけでできてはいないですから、自分の身を守るためにも知識は必要です。
また、勉強は、他人と比べて・・ではなく自分の成長にだけ目を向けると勉強はやればやるだけ必ず成果がでます。コツコツとやり続けること=やり抜く力は、成功に近づくために一番大切な要素だと言われています。コツコツと続けることを学ぶには、中学生にとって勉強は一番身近で効果をはかりやすいものにもなります。
本人の自覚から勉強へのモチベーションが保たれるようにしていけるといいですね。
タイプ別!勉強のモチベーションが上がらない理由と対策
勉強のモチベーションが上がらないところにはいろいろな理由があります。必ずしも理由は1つだけではなく、いろいろな原因が組み合わさっていることが多いでしょう。それぞれに対策もお伝えいたしますので、いろいろと試してみてくださいね。
勉強が好きではないと公言タイプ
勉強が好きではない・・・というのはほとんどの人がそうではないでしょうか。どんなに勉強ができる子でも、勉強が好きで好きでたまらないという中学生はかなりの少数派です。
ですから、「勉強は好きではない→でも頑張る!」と「勉強は好きではない→だからやらない!」の2つに分かれているということです。
好きなことしかやらずに生きていける人もやはり少数派ではないでしょうか。もちろんこの少数派に入れるような才能ややりきる力を持っているならば興味のあることに集中するほうがいいでしょう。ただし、特に何にも興味がなくただやりたくないからやらない・・・というのであれば、勉強したほうがいいですね。
やる気というのはやり始めてから出てくるものです。モチベーションが上がるを待っていたらいつまでたっても勉強なんてできません。
こういう場合には、まず何か1つ目標を決めてみましょう。なるべく小さな目標がいいです。例えば、漢字テストで満点をとる!とか英単語テストで満点をとる!など少し努力することで成果が上がることを経験します。
体験が積み重なることで少しずつ「やればできる」と思えるようになって勉強に取り組むことができるようになるかもしれません。
何を勉強すればいいのか分からないタイプ
何を勉強すればいいのか分からない・・・と思っている場合には、モチベーション以前の問題になります。勉強の仕方を知らなければ、勉強のしようがないですね。
実は勉強を本格的に始めたばかりの中学生は勉強の仕方が分からないことがよくあります。初めてのことですから、仕方ないですよね。
この場合にはまず勉強の仕方を学ぶ必要があります。親が教えてあげられるならそれでもいいかもしれませんが、反抗期と重なって難しいようであれば、学習サービスに頼ることも必要です。
集団指導塾、個別指導塾、家庭教師など学習サービスはいろいろあります。
学校の勉強はできるほうであれば、集団指導塾でさらに力をのばせるでしょう。自分のペースで学びたいならば個別指導塾、家庭学習の習慣が全くないのであれば家庭教師、がオススメです。
評判の良い塾が必ずしも子どもに合うわけではありません。成績をあげるためにはその子にあった学習法を選ぶ必要があります。
最近はオンラインでの学習サービスも充実しています。勉強の仕方が分からないならばプロにお任せするのが一番効率的です。
何をすればいいのか?が分かれば、自分で勉強できそうなのであれば、通信教材もいいですね。こちらを参考にしてくださいね。
授業についていけなくて分からないことが増えてしまったタイプ
授業を聞いていても分からないことが増えてしまうとだんだんと勉強のモチベーションは下がってしまいます。そして、分からないことばかりを呪文のように聞いていても成績は伸びていくはずありませんよね。
このタイプの場合には、しっかりと理解できるところまで戻って勉強をし直していく必要があります。初めは時間がかかりますが、中学生が小学生の範囲まで戻って勉強すれば理解力は確実に上がっていますからそんなに時間をかけなくてもきちんと理解することができるはずです。基礎の部分をしっかりと理解してから、勉強を積み上げていきましょう。
自分で勉強できないようなら、やはり個別指導塾や家庭教師などその子に合わせて基礎の部分を教えてもらえる学習サービスがいいですね。
このタイプの場合には常にカリキュラムがあって指導が進められていく集団指導塾の場合には、学校と同じように分からないことばかりの時間が過ぎてしまう可能性が高いためおすすめしません。
また、無学年制の通信教育「すらら」もおすすめです。取り組んでいくことで、分からなくなったところを教材自体が分析してくれてその学年まで戻って勉強することができます。
「すららコーチ」という勉強を伴走してくれるサービスもありますので、メールやLINE等で勉強の仕方を相談したり、親の悩みを聞いてもらえます。勉強に伴走者がいると心強く、実際に「すらら」の3ヶ月継続率は89.1%と高くなっています。
学年ごとの通信教育では難しいのですが、どの学年でも学ぶことができる「すらら」ならば、苦手に合わせて教材を選ぶ手間もなくそれぞれの教科で最適な学習をしていくことができるでしょう。数学は3年さかのぼったとしても、英語は得意だから1年先を勉強している・・・のように苦手や得意に合わせて柔軟に学習することができます。
すららは個人情報を記載する必要なく、メールアドレスだけの登録で無料体験できます。ぜひ試してみてくださいね。
やる気を出すのに時間がかかるタイプ
勉強をはじめてしまえば頑張れるんだけど・・・なかなかモチベーションが上がらなくて・・・ということありますよね。勉強は始めることが一番大変です。始めてしまえば、これもしておこう!こっちも頑張っておこうかな?!と思える場合も多いです。
だから、こういう場合には最初にする勉強を決めてしまいましょう。なるべくやるのに手間がかからないものを選んで、始める時間も決めてしまいましょう。例えば19:00になったら、英単語の暗記を10個する!のように。それくらいなら頑張れる!と思う勉強からまずは始めてみましょう。
親が教材を準備しておいておくというのも時間短縮、モチベーションの維持に役立ちます。「やりなさい!」ではなく、そっと置いておくところがポイントです。
勉強をはじめてもすぐに飽きてしまうタイプ
勉強をはじめてもすぐに飽きてしまって・・・1時間も勉強なんてしていられない・・という場合もありますね。始めた!と思ったのに、すぐにスマホを見ていたりしたらちょっとイライラしてしまうかもしれません。
実はこれはある意味仕方のないことです。集中力の持続時間はそんなに長くありません。この後テストがある!という状況であっても、集中力は40分程度しか続かないそうです。ただ、間に休憩をはさむことで集中力は改善するということも分かっています。
詳しくはこちらを参考にしてください。
だから、気分転換を入れながら勉強していくことを考えましょう。15分したら5分休憩!とか、英語を30分したら数学を30分、そのあと社会で30分のように教科を変えることでも気分転換にはなります。
部活でつかれてしまって勉強まで手が回らないタイプ
部活で疲れてしまって勉強までできない・・・ということもよくあるのではないでしょうか。
この場合にはいっそのこと仮眠を30分程度とってから勉強をはじめるのをおすすめします。仮眠後にお風呂に入ると眠気がとれますので、そのあとに勉強する!を習慣にできるといいですね。
疲れ切っていて寝たらそのまま朝まで寝てしまうという場合には、帰ってきたらすぐ30分勉強する!朝の時間に勉強する!など勉強時間を決めて取り組んでいくのも効果的です。
モチベーションを継続するにはどうしたらいいの?
モチベーションを継続させていくには、勉強の環境を整える、勉強モードへの切り替えを考える、効率の良い勉強をするなどのように勉強自体へのアプローチに加えて、目標を宣言する、マイナスの思い込みを払拭する、などのように精神的な部分へのアプローチも大切です。
勉強環境を整える
- 部屋と机の上を掃除してスッキリさせる
- スマホやテレビ、漫画などを目に見えないところに置く
- 部屋の温度は低めに設定する
- 家で勉強できないなら、塾の自習室や図書館の自習スペースなど自分に合った勉強環境を見つける
勉強する部屋は、なるべくすっきりと片付いていることで脳に入ってくる情報を減らすことができて勉強に集中できるようになります。スマホやテレビなどは目に見えないところに置くことで気にならなくなることもあります。部屋の温度は低めにして頭寒足熱を目指しましょう。
それでも家ではなかなか集中できないようであれば、いっそのこと自宅から離れて勉強するのもいいでしょう。周囲に同じように勉強している人がいることでモチベーションが上がることもあるでしょう。
勉強モードへの切り替えを考える
- 軽く運動する
- タイマーを使って時間を区切る
- 休憩時間にスマホは見ずに目をつむって休む
軽く運動すると血液の流れがよくなり、頭がすっきりとして勉強に集中できる場合があります。英単語や国語の語句などを暗記する場合には動きながら覚えることで、記憶力が上がるとも言われています。
集中できる時間はあまり長くありませんから、タイマーを使って時間を区切りながら勉強するのもおすすめです。その場合には5分~10分程度の休憩をはさみ、休憩時間はスマホを見たりせず、目をつむって情報をシャットアウトすることで脳がしっかりと休むことができて集中力は回復します。
効率の良い勉強をする
- 勉強スケジュールをたてる
- 分からないところを勉強する
- スキマ時間を活用する
勉強のスケジュールをたて、いつから何を勉強するのか?を決めておくと、何をするのか?を考えなくていいのですぐに勉強をはじめることができます。そして、自分ががんばった内容を記録しておくことになりますのでモチベーションも上がります。
スケジュールをたてるときにはなるべく効率よく勉強できるように自分の分からないところをメインに勉強していきましょう。分からないところを分かるようにする!と成績が伸びていきます。
また、スケジュールにはないスキマ時間を活用することも大切です。トイレ時間や休憩時間など、5~10分程度の短い時間であっても積み重ねると大きな時間となっていきます。そのうえ、勉強時間は短いですから、やっておこう!と思えて、することができたら達成感が高い!といいことづくめです。
目標を宣言する
モチベーションを維持するためには、目標を宣言することはとても良い方法です。目標を口に出して誰かに伝えることで、自分の目標を明確にして、そこを目指す決意ともなります。自分の目標を常に思い出せるように紙に書いておくのも有効です。
モチベーションは内発的モチベーションが重要な役割を果たしますから、気持ちをあげていくことは大切です。
マイナスの思い込みを払拭する
自分の目標を宣言することに加えて、どうせ勉強しても成績は上がらない・・・というようなマイナスの思い込みを払拭することが大切です。目標に向けて前向きに頑張ることができればもう無敵です。
親は「本当に大丈夫??」「このままでいいのかしら・・・」など親が不安に思っている言葉は伝えないようにして、「いいね!」「がんばっているね!」「すごいね!」「勉強すればできるようになるよ!」などポジティブな言葉を使っていきましょう。
人はモチベーションが上がれば行動することができるようになります。まず行動ではなく、まずは気持ちを大切にしていきましょう。
モチベーションを下げてしまう親のNG行動!
中学生のモチベーションを親が下げてしまうことのないようにNG行動には気をつけましょう。心配でつい・・・ということが多いと思いますが、子どものことが大切だからこそ、一歩離れて見守ることも必要です。
親のNG行動はこちらです。
- 無理やり勉強させる
- 兄姉・友人と比べる
- 夢を否定する
無理やり勉強させる
勉強を全くしない様子をみているとどうにかして勉強してほしいと思ってしまいますよね。
しかし、無理やり勉強させたとしてもほとんど身につきません。内発的モチベーションが大切だというお話をしましたが、中学生以降は本人が勉強しなければ!と思わない限り、勉強の効果を感じることはないでしょう。無理やり勉強させることは親子間でのもめ事が増えるだけでなく、互いの信頼感を損ねることにもなります。
全く勉強しなくても何か没頭していることがあるならば、見守っていきましょう。いっそのことその没頭していることを応援して仕事につなげていく道を見つけられるといいのではないでしょうか。
何もしていないようであれば、本人の意思を確認してプロの学習サービスにお願いすることも1つの手段です。親の言うことと塾の先生の言うことが同じでも、子どもに響くのは塾の先生の言うことだったりします。
無理やり勉強させても間違いなく役立ちません。親ができるのはモチベーションをあげることくらいですから、焦る気持ちはわかりますが、マイナスな言葉を封印してやる気を育てていきましょう。少しくらい時間を無駄にしたとしても、やる気を育てることができれば短い時間でもぐんと伸びることができます。無理やり勉強させることは勉強しているように見えて時間を無駄にしています。
やる気の育て方はこちらを参考にしてください。
兄姉・友人と比べる
兄や姉と比べることはやはり本人にとってモチベーションが下がる原因です。親としては負けずに頑張れ!と励ましているつもりかもしれませんが、全く響きません。本人は兄や姉のようにはできない・・・と思うだけで、自分にもできる!とはなかなか思えないからです。
同じように友人と比べるのも響きません。兄姉・友人との関係悪化につながることもあるのでやめましょう。
本人の頑張りや成長を応援していきましょう。
夢を否定する
夢を否定されることは、本人が否定されているのと同じです。まだ幼い中学生にとって親に否定されることは悲しいことです。
どんな夢であっても応援していきましょう。その夢を実現するにはどうしたらいいのか?を真剣に考えることが勉強につながる場合もあります。
例えば、アイドルになりたい!というのであっても、夢を実現させていくためにはしなければならないことがたくさんあるでしょう。歌も踊りも練習しないといけないでしょうし、オーディションなどその道につながるための行動も必要となります。服装や振る舞いにも注意が必要ですね。
夢があるならば実現に向けてどうしたらいいのか?を一緒に考えてみましょう。もうすでに実現に向けての行動をとれているのならば、今は勉強するときではなく、こちらに集中するときなのかもしれません。
しかし、多くの場合には漠然とアイドルになりたいから勉強は必要ない!と思っているだけかもしれません。どんな夢でも実現に向けて大変な道のりがあります。夢を実現するために今何をするのか?を真剣に考えることが今の現状を見つめることにもなります。
むしろ、中学生で具体的な夢があるなんてすばらしいですよね。ぜひ、応援してあげましょう。
もし、いろいろと実現に向けて必要なことを考えたときに、今その行動をとることが無理なのであれば、勉強しておくことが選択肢を広げることになるでしょう。アイドルになりたいとしても、勉強をして常識的な知識を身につけておくことで賢く生きていくことができるからです。それに気づくことができれば、自発的に勉強に向かうことができるかもしれません。
親はいつだって子どもの最大の味方でいてほしいです。
勉強のモチベーションをあげて目標を達成しよう!
モチベーションは親があげることができるものではなく、本人がやるぞ!という気持ちを持たない限りあげていくことが難しいものです。親は1歩さがって、見守りながら、子どものやる気を待ちましょう。
勉強のモチベーションが上がらないのはいくつかタイプがありますので、対策できるものは対策をしていけるといいですね。
勉強のモチベーションをあげて目標を達成していきましょう。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。