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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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中学2年生の中だるみ対策はどうしたらいいの?

中学2年生の次女は、中だるみ真っ最中!やっぱり、中学2年生は中だるみの時期だから・・・というこのあきらめがダメなんじゃないかと最近思いいたりました。

こんにちは!たこあんどわさびです。

 

中学2年生の次女が、「私は中だるみの中学2年生だから!」という理由で、中だるみしています。「中学2年生は中だるみの時期だから、中だるみしないようにしましょう!」という注意喚起が、中だるみに誘導している可能性についてお伝えいたします。

次女が中だるみを口にするようになったのは?

次女が中だるみを口にするようになったのは、中学2年生になってすぐでした。

先生がね、中学2年生は中だるみの時期だって言ってたよ!

しばらくすると・・・

男子とか、中だるみの時期だからって中だるみしすぎなんだよ!

勉強になかなか取りかからない時には・・・

中だるみの時期だから仕方ないんだよ・・

中間テスト前には・・・

みんなあんまり勉強してないみたい!中だるみ中だしね~

中だるみを口にしすぎではないか?と感じていたころ・・・

先生の話が中だるみのことばかりだから、中だるみしたほうがいいのか?って思うよね~

中だるみしてる場合ではないぞ!と思っていると・・・

中だるみ中だるみって言われすぎるともう自分は中だるみしてるんだって思うよね!影響されやすいんだよね~

 

もしかすると次女は中だるみなんて言葉知らなかったかもしれません。「中だるみ」という言葉を聞いてきてすぐに使いたくなってしまうあたり、初めての言葉だった可能性が高いです。

 

中学2年生になった途端、先生に「中だるみしないように!」とか「中だるみしているぞ!」とか集まるたびに声をかけられるようになれば影響されてしまいますよね。

 

ゴーレム効果とピグマリオン効果

これをゴーレム効果といいます。ゴーレム効果とは「ある人物に対して周囲の期待が低い場合、その人物は周囲の期待通りにパフォーマンスが低下してしまう」という心理学的効果のことです。先生は中学2年生=中だるみに注意!と思っているから、中だるみしないようにと心配して声をかけているのでしょうが、それが、逆にゴーレム効果を生んでいるのではないかと思うのです。

 

もちろんそれだけが中学2年生の中だるみの原因ではないですが、一因ではないかと思っています。

 

ゴーレム効果の逆の効果をピグマリオン効果といいます。ピグマリオン効果とは、他者からの期待を受けると勉強や仕事のパフォーマンスがあがる心理学的効果のことです。できれば、こちらの効果を上手に使っていけるといいですよね。期待するだけで、パフォーマンスがあがるのですから、「あなたに期待しているよ!」とさりげなく伝えていけるといいですね。

 

中だるみの原因は?

中だるみの原因には次のようなことが考えられます。

  • ゴーレム効果
  • 学校生活に慣れてくる
  • 悪い方向に効率化する
  • 部活・恋愛・友達関係などが充実
  • 勉強の目標が見つけにくい
  • 学校の授業についていけなくなる

ゴーレム効果

親が「中だるみしてる場合じゃないよ!(やればできるんだから!)」と実際には期待込みで伝えていたとしても、本人には「あなた中だるみしてるよ!」と聞こえるわけです。そうすると、ゴーレム効果発動!でよりやる気がなくなってしまいますね。

 

何もしていないことが気になったら、中だるみには触れずに、「次のテストまでに教科書を一緒に読んでみよう!」とか、「テスト範囲の確認を一緒にしよう!」とか親も一緒に勉強に参加する姿勢をみせることで、勉強に誘導していきましょう。

 

こちらも参考にしてくださいね。

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学校に慣れてくる

2年目になるといろんな行事も2回目です。やっぱり学校生活にも慣れてきます。そうすると緊張感がなくなりますので、どうしても中だるみしてしまいます。

 

悪い方向に効率化する

「この先生の提出物は出さなくても大丈夫。」とか「この先生の授業は手を抜いても問題ない。」とか1年間の経験で悪い方向に効率化してしまう場合があります。中だるみで手を抜いている状態になってしまいますね。

 

部活・恋愛・友達関係などが充実

部活動は中心的な学年となり、人間関係も充実してくるため、忙しくなりますね。そのため、勉強に使える時間が短くなって中だるみしてしまいます。

 

勉強の目標が見つけにくい

1年生のような緊張感はなく、だいたいの自分の位置が分かるようになり、受験まではまだ時間がかなりある・・・という状況で勉強の目標が見つけにくいため、中だるみします。

 

学校の授業についていけなくなる

中学2年生になると勉強内容が一気に難しくなり、学校の授業についていけなくなることがあります。それによって、やる気は低迷し、中だるみしてる場合じゃないのに、中だるみしてしまいます。

 

中だるみ対策は?

中だるみ対策はこちらです。

  • 勉強環境を変えてみる
  • 新しいことに挑戦する
  • やる気がなくても勉強をはじめる方法を考える
  • 志望校を明確にする
  • 一緒に勉強してみる
  • ピグマリオン効果を活用する

 

勉強環境を変えてみる

家で勉強できないようなら、図書館を使ったり、塾の自習室を使ったり、たまにはカフェで勉強してみたりと勉強環境を変えてみましょう。人の目があることで勉強に集中することができるかもしれません。

 

新しいことに挑戦する

刺激がないと飽きてしまうのは人間だから仕方がありません。だから、新しいことに挑戦してみましょう。例えば、漢検、英検、数検などの資格試験やオンライン英会話に取り組むなど今までしてこなかった勉強をしてみるのがいいですね。

 

漢検や英検、数検なら日々の勉強にも役立つけれど、合格を目指して勉強するため普段の勉強とは少し違う勉強になるでしょう。

 

こちらも参考にしてくださいね。

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やる気がなくても勉強をはじめる方法を考える

勉強はやる気を待っているとなかなか始められません。やる気がなくても勉強をはじめる方法を考えておきましょう。

 

例えば、5・4・3・2・1とカウントダウンしたら、勉強をはじめる!とか、デスクライトをつけたら勉強をはじめる!とか、「さあ!勉強やるぞ!」と大きな声で発声してから勉強をはじめる!とか。自分に合った方法を考えて、それをいつもすることで、その行動をトリガーに勉強をはじめることができるようになるでしょう。

 

志望校を明確にする

目標があるほうが、勉強がはかどります。志望校を明確にして、それを目標にしましょう。志望校が決まっていれば、中学2年生のうちから、文化祭に参加するなど行動をとることができますし、勉強もしなければならないと思えるようになるのではないでしょうか。

 

一緒に勉強してみる

勉強を一人でするのは大人でも大変なことです。一緒に勉強しようと誘って、一緒に勉強することでスムーズに勉強することもできるでしょう。この時、大切なのは、できないことにイライラしないこと。できることを認めて、やる気を引き出していきましょう。

 

ピグマリオン効果を活用する

期待されていると、その期待に応えようとパフォーマンスがあがるピグマリオン効果を活用していきましょう。「あなたなら大丈夫」というメッセージをいつでも伝えられるといいですね!

 

中学2年生の中だるみを乗り越えよう!

中学2年生の中だるみ時期は思春期の難しい時期と重なっていて、こじらせると取り返しのつかないこともあるでしょう。大きく成績を落としてしまうこともある中学2年生ですが、逆に大きく成績を伸ばすことがあるのも中学2年生です。できれば、後者になりたいものですよね。

 

そのためには、中だるみを乗り越えて、しっかりと勉強することが不可欠です。勉強の目標を定めて、コツコツと積み重ねていきましょう。中学2年生の勉強をしっかりとしたうえで、受験生である中学3年生になることが、高校受験にとってはとても大切になります。中学3年生になってから、中学3年生の勉強にプラスして、中学2年生の勉強までするのは大変ですから。

 

ゴーレム効果をはね返して、ピグマリオン効果をうまく活用して、中だるみしない中学2年生がおくれるといいですね!

 

こちらも参考にしてくださいね。

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。