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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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中学校の先生から気に入られる方法!理不尽な内申システムを攻略する!

公立中学の内申点をあげていくために中学校の先生から気に入られることは必要なことです。この点が内申点システムのとても理不尽なところだと思っていますが、現状それが変わることも難しいのでうまく攻略していくしかありません。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

以前中学生だった高校2年生の長女と中学1年生の次女。長女は、人見知りで引っ込み思案ですが、次女は誰とでも親しく話ができるタイプです。中学1年生1学期の評定で比べてみると、偶然にも2人とも期末テストが29位という同じ順位だったのですが、評定になると長女は39点、次女は42点です。

 

中学1年生の場合には、点数的に大きな差がないことも多く、先生の印象点が内申点に直結しているのは仕方のないことかもしれません。中学校の先生から気に入られる方法についてお伝えいたします。

 

公立中学の評定とは?高校受験での扱われ方は?

公立中学の内申は高校受験にとって非常に大切です。中学での成績は調査書として高校に提出することになります。調査書の内容についてはこちらを参考にしてください。

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調査書にかかれる内容は自治体や学校によって違いますが、成績は必ず書かれるものになります。この成績が評定ですね。調査書にかかれる評定がいつのものか?については自治体や学校によって異なります。例えば、東京では中学3年生の成績だけですし、神奈川では中学2年生と3年生の2年間分、埼玉、千葉では中学1年生から3年生までの3年間分が書かれることになります。

 

そして、その評定の点数が受験する学校ごとの基準によって高校受験の点数に反映されることになります。実際に受ける試験の当日点と評定の点数を合わせて合否が決められるということです。学校ごとに評定の点数の扱い方が違うため、受験する学校によっては、評定が足りないから受験自体をあきらめるしかない・・・という場合もおきてきます。

 

埼玉県のある公立高校の入学選抜基準を例とすると、当日の試験の点数を500点、評定の点数を180点、委員会や生徒会活動、部活動の記録などを90点、その他の資格取得や総合の時間などを90点として評価されます。評定だけではなく、それ以外も点数化されて受験結果に影響するということです。この点数配分は学校ごとに全く違います。自分の志望校について必ず確認しましょう。

 

ただ、委員会、生徒会活動、部活動、総合の時間の評価などは、特に優秀な成果がある場合を除いてそんなに大きな差が出ないようにはなっているようです。資格取得については学校によって認められる資格が違う(例えば、漢検準2級以上を評価する学校、漢検準1級でないと評価されない学校など)ので、この点はチェックしてから挑戦するといいですね。

 

受験当日点の500点に対して180点が評定の点数とすると、かなり比重が重いことが分かりますね。ほとんど同じレベルの人が受験すると考えると、評定の差をひっくり返すのがかなり大変なことであることも理解できるのではないでしょうか。

 

高校受験ではこれだけ重要な位置を占める評定なので、おろそかにするわけにはいきませんよね。そんな重要な成績を決めるのがテストの結果だけなら分かりやすいのかもしれませんが、中学の成績はそれだけでつけられません。

 

確かにどんなにテストの点数が良くても、他の人も聞いている授業を邪魔するような場合には問題がありますよね。だから、テストの成績だけではなくて、授業態度や提出物などの状況も成績には加味されます。

 

このあたりが評定が理不尽だ・・・と思われる原因にもなっているかもしれません。

 

中学生の生の声!

中学1年生の次女。次女の話を聞いているとやっぱり女の子は大人になるのがはやいなと感じます。

 

次女だけではなく、友達の話も総合すると先生対策としてこのようなことをしているそうです。

  • 体育の先生とは出会ったときに話しかけて仲良くなるようにしている
  • 先生には必ず「はい」で答えるようにしている
  • 授業中はおしゃべりをしないようにしている
  • 提出物はカラーペンを使ってきれいに丁寧に仕上げる
  • 質問を投げかけた先生が答えがなくて困っていそうだったら積極的に答える
  • 先生に頼まれたことはすぐに行動する

 

評定が高校受験の評価に含まれることを理解しての行動です。自分が中学生時代には先生からどう見られているのか?を考えて過ごしたことはなかったので、今の子は大変だな・・・と思ってしまいました。

 

公立中学の内申の理不尽なところは?

テストの成績は点数としてでるので分かりやすいのですが、それに生徒の授業態度とかやる気とかの先生の主観が入ってしまうからなんだか理不尽な気がする・・・というのが実際のところでしょう。先生に気に入られていれば点数があまり高くなくてもよい成績がつき、先生に気に入られていなければ点数がとれていても評点はあまり高くつけてもらえないということです。

 

この点については、中学生も感じていることでしょう。

 

ただ、さらに理不尽だと感じる点は学校によって評定のつけ方が違うということです。さらに、学校によって生徒のできるできないに違いがあり、よくできる子が多い学校だと評定をとることが非常に大変だという点もあるでしょう。これらの点は学校内にいるだけでは感じることができないのであまり考えたことがないかもしれません。

 

でも、塾での話を聞いていると、別の学校の様子が見えてくることもあります。塾内では同じような成績の子が学校の評定は非常に良かったり、逆に学校の評定は全然とれていなかったり。学校によって違いがある点も知っておきましょう。

 

先生から気に入られる方法!

授業を真面目に取り組んで、提出物をきちんと出し、テストで良い点数をとることが基本になります。でも、それだけでは気に入られるまではいきませんね。

 

授業では・・・

積極的に挙手して、発言機会を増やしましょう。先生の中には主観を嫌う人もいますので、挙手の回数を記録していて、純粋にその回数を授業態度の基準にするという場合もあります。そうでなくても、挙手の回数が多いのは授業態度が良いと感じるきっかけになります。ただし、闇雲に発言すればいいというわけではありません。的外れな発言を繰り返したり、発言すべきでないときに発言するのは逆効果になりますので気をつけましょう。

 

また、班活動のときには、班内をまとめて、作業がはやくきちんと完結するようにしましょう。活動に真面目に積極的に参加している態度が大切です。

 

提出物では・・

提出物は丁寧に詳細に仕上げましょう。よく分からないレポートだったとしても、文字数を多めにまとめましょう。文字数が多いことで、時間をかけたんだな・・・というのはよく分かります。カラフルにまとめることで、さらに美しさを演出することができます。

 

文字はなるべく丁寧に読める字で書きましょう。ワークなどは、空白のないようにして、丸つけも丁寧にします。空白を数える先生がいる場合もあるので、問題を解き切ったことを確認して提出してくださいね。

 

普段の生活では・・・

先生に積極的に話しかけることも存在を認識してもらうためには大切かもしれません。ただし、先生が急いでいる時を感じ取って邪魔しないことも必要です。先生が手伝いを必要としているときにはさっとお手伝いできるといいでしょう。

 

また、相談事を持ちかけるのもいいでしょう。理想は簡単に解決できそうな小さめな悩み事です。ただし、本当に深刻に悩んでいることは内申点を気にしてするものではなく、その悩み事解決を目的に相談してくださいね。気をつける点はチクることばかりにならないようにすることです。他人の悪口ばかりを言う人を快く思う人は少ないですよね。

 

無理する必要はありませんが、委員会や部活動、生徒会活動などにも積極的に関わっていきましょう。無理して引き受けて、全く仕事をしない・・・となると逆効果になりますので、自分ができることに挑戦しましょう。

 

大人になるしかない?!内申点を上げるには?

内申点を考えるならば、やはり大人になるしかない・・・かもしれません。先生の顔色をうかがう必要があるのが、残念ながら現状です。

 

上記にも書いた通り、次女も含めてその友達たちは、先生の顔色をうかがいながら生活しています。そのおかげか、評定はいい点数がついているそうです。こんなふうに考えながら生活するのと、自分のやりたいように生活するのとでは違いが出ても仕方がないですね。

 

実際に実社会にでても、上司の顔色をうかがったり、同僚とのコミュニケーションを考えながら生活する必要があります。提出期限を守る、提出物の出来栄えが良い、生活態度が良い、人とのコミュニケーションに問題がないなどは大人として生きていくうえでも大切なことです。内申点のために先生の顔色をうかがうなんて理不尽だと思っても、それは社会に出るまえの学びの場としてとらえましょう。

 

理不尽だとあきらめてしまうのではなく、生きていくうえで役立つ能力を身につけるのだと考えて、内申点をあげるために努力してみましょう。先生に話しかけるというのはハードルが高い場合があるかもしれませんので、提出物を少し丁寧に仕上げてみる、授業で1日1回は挙手するなどできる範囲から実践するといいですね。

 

理不尽な評定がついていると思ったら・・

テストの点数がいいのに、評定では点数がとれていない・・・という場合には、まず本人に心当たりがあるかどうかを尋ねましょう。

 

提出物をあまり出せていない、提出物の評価が悪いなどの場合にはそれが原因かもしれません。授業態度が悪いかも・・・という場合にはそれが原因かもしれません。原因を究明して、少しでも良い方向に持って行けるように今後に向けての話し合いができるといいですね。

 

本人にも特に思い当たる節がない場合には、先生に聞いてみるのもいいでしょう。納得できない点は確認しておくほうが今後のためになります。ここでも、詰め寄るような態度にならないように気をつけましょう。

 

「定期テストの点数はとれていると思ったのですが、今後のためにどういう点に問題があったのか?を確認させていただきたいのですが。」という感じで尋ねてみるのがいいですね。多くの場合には先生の方でその点数をつけた根拠が記録されているはずです。どの点に問題があったのか?をきちんと確認して次につなげられるといいですね。

 

ただし、あまり頻回に尋ねるのは先生の手間となりますので、どうしても納得できない時に限りましょう。聞いたからと言って成績が変更となることはかなり稀です。成績の変更は、よっぽどの先生の手違いがない限り難しいですから、純粋に今後のために尋ねましょう。

 

生活態度を見直して評定をあげよう!

公立中学の内申は理不尽だと思うこともあるかもしれませんが、人生を生きやすくするための能力を身につけると考えてしっかりと対策をしていきましょう。実際に対策を考えながら生活するのと、何も考えずに生活するのでは違います。

 

評定のことを意識しすぎて萎縮してしまう必要はありませんが、少し意識して生活するといいですね。生活態度を見直すことで、評定が上がるなら一石二鳥ですね!

 

こちらも参考にしてくださいね。

 

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。