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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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【高校受験】 親が受験生に言ってはいけない言葉!大人として配慮しよう!

受験期にはどうしてもピリピリとした空気が漂ってしまいます。親も受験生も不安を抱えています。そんな中で不用意な一言を言ってしまうことで、受験生の気持ちをさらに不安にさせたり、投げ槍な気持ちになってしまうことは避けたいですね。受験生に言ってはいけない言葉をお伝えいたします。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

多くの場合に人生初の大きな人生の選択となる高校受験では、受験生も親もそんな状況に慣れていません。心配だからこその言葉だったり、良かれと思って言った言葉で、受験生を不安にさせないようにする必要があります。

 

受験期を通じて言ってはいけない言葉、受験当日に言ってはいけない言葉、どのような関わり方がいいのか?についてお伝えいたします。

受験期を通じて言ってはいけない言葉

言いたい言葉をぐっと我慢です。思ったとしても言わなければ大丈夫!

長い受験期ですから、常には頑張り続けるのは難しいですよね。それでも、だらだらとしている姿を見ると一言いいたくなるかもしれません。でも、言ったからといって改善はほとんど見込めないでしょう。どれだけ見守りながら本人の頑張りを待てるのか?という忍耐力が親には必要です。

 

大丈夫?合格できそう?

「大丈夫?」と聞かれるのは、「大丈夫じゃないでしょ。」と言われているのと一緒だと受け止めてしまいます。本人も大丈夫なのか、合格できそうなのか、不安に思いながら受験勉強に取り組んでいるはずです。大丈夫なのか?も、合格できそうなのか?も分からないのに「大丈夫?」と聞かれると「分かんないよ!!」と思ってしまう可能性が高いです。

 

頑張って!

「頑張って!」という言葉は難しいですね。自分にできる限界まで頑張っているのにさらに「頑張って!」と言われるとまだこれ以上頑張らないといけないのか?とつらい気持ちになってしまうかもしれません。自分は頑張っているつもりなのに、「頑張って!」と言われると、頑張っていないように見えているのか?と思ってしまうかもしれません。

 

「頑張って!」という言葉は使う場面によっては本人に頑張ろうという気持ちを持たせることができるかもしれません。使う相手と使うときを間違えないようにしましょう。今がその時なのか分からないようであれば、使わないほうが賢明でしょう。

 

もし落ちたら・・・もしダメだったら・・・

「もし落ちたらどうしよう・・もしダメだったらどうしよう・・」という言葉はいろいろな場面で口にする機会があるかもしれません。もちろん、第一志望の学校だけでは不安ですから、もし落ちたら・・を考えて、第2志望、第3志望の学校を考えておく必要があります。しかし、第一志望に基本的には受かるという前提で常に話をしましょう。

 

常に、「もし落ちたら・・もしダメだったら・・」を口にしていると、その学校には合格できそうにないと受験生が思ってしまいます。無理だと思った時点で勉強に身が入らなくなり、もし・・・が現実になってしまうのはもったいないですね。

 

お金の話

お金の話は微妙な問題です。やはり、お金であきらめなければならないという希望もあるでしょう。しかし、進学先をお金だけを優先させて決めることのないようにしてほしいと思います。

 

自治体や収入によっては、いろいろな補助金の対象となる場合もあります。知ることで不安がなくなる場合もありますので、情報収集は怠らないようにしましょう。

 

兄弟と比較する

「お兄ちゃんはできたのにね・・」とか「お姉ちゃんはこの学校に行けたのに・・」というように兄弟間で比較することは絶対に口にしてはいけません。

 

口に出さなくても、本人はすでに分かっていることです。それを言われたからと言って、反抗したい気分を刺激するくらいで有益なことは何一つないでしょう。本人が兄や姉を目指してライバル視することは問題ありませんが、親は常に中立の立場にたち、個人個人を尊重することが大切です。

 

こっちの学校にしなさい!

親が主導で進学先を決めるようなことはないようにしましょう。受験生本人が自分で決めたという思いがあれば、自分主体で受験に取り組むことができます。親が言うからこっちの高校にしたけど、あっちの高校に行きたかったな・・と思いながらの受験に気持ちがのるとは思えません。

 

親がこっちの学校もいいんじゃない?という提案をすることは、子どもの見聞を広めますので問題ないのですが、親が決めてしまうことが問題です。いろいろな選択肢の中で自分が選んだという思いをもって、自分の責任で受験に取り組んでもらいましょう。 

ちゃんと集中しなさい!このままじゃ無理よ!

「ちゃんと集中しなさい!」というのも言いたくなる言葉ではありますが、ぐっと我慢しましょう。ちょっと休憩しているだけかもしれません。受験が近づけば近づくほど少しでもだらだらしている時間があると気になってしまいますが、ずっと集中して勉強し続けることは難しいです。塾などに通っているようであれば、家にいる間は少し息抜きをする時間としましょう。

 

「このままじゃ無理よ!」は、言われたら発奮するだろうと口にする言葉だと思います。しかし、残念ですが、この言葉を聞いても、これ以上は努力できない、志望校に合格するのは無理だと思ってしまうことがほとんどです。

 

不合格を連想させる言葉は、マイナスにしかなりませんので、口にしないようにしましょう。

 

受験当日に言ってはいけない言葉

受験当日は緊張感がとても高まっています。日々の努力を精一杯発揮してきてほしいですね。当日気持ちよく出発できるように言葉には気をつけましょう。

 

必ず合格できるよ!

前向きな言葉のようですが、受験当日のピリピリした中で言われると、何の根拠もないのにそんなこと言って・・と思ってしまいます。受験勉強に取り組んでいる時期には、合格を連想させることが大切ですが、当日は試験に集中することが最優先です。合格・不合格には触れずにいるのが賢明でしょう。

 

頑張って!

やっぱり当日には声をかけやすい言葉ではありますが、もう頑張ったってどうしようもない・・できるか?できないか?だけだ!と思ってしまうかもしれません。

 

もちろん、深く考えずに、「頑張るね!」と明るく言える子なら「頑張って!」で送り出してもいいでしょう。

 

落ちないようにね・・・

「分かってるよ!」という声が聞こえてきそうですね。落ちないために今まで努力してきたはずですが、その日の問題や体調や環境や気持ちやいろいろなことがテストの点数には影響します。本人の出来だけではなく、他の人の出来も関わってくる受験では、絶対はありません。

 

「落ちないようにね・・」と言われてもイラっとするだけでしょうから、言わないようにしましょう。

 

受験期の心得

では、どのように受験期を過ごしていけばいいでしょうか。基本はどうしたらやる気をだして勉強に取り組めるかなという点を考えることです。

 

努力をほめる

実際にできたことをそっと認めてあげましょう。「今日は3時間勉強できたね。」とか「問題集ここまでできたね。」とか実際にできたことを控えめにほめてあげるといいですね。

 

自分の行動を見てくれている、認めてくれているという人がいるのは大人にとっても嬉しいことだと思います。まだ、子どもの部分が残る中学生にとっては非常に心強い存在となるでしょう。

 

合格すると信じる

受験期を通じて常に第一志望校に合格すると信じて話をしましょう。合格することを想像したり、合格できることを身近に感じることで、どれだけの努力が必要なのかな?と自分で合格に向けて考えることができるようになるでしょう。

 

合格できるかな?→成績が上がってきた→合格できるかも!よりも、きっと合格できる→勉強を頑張る→成績が上がるのほうが効率がいいのです。目標を定めて、最短で努力していきましょう。

 

進路には口をださない

親の希望だけで進路を変えさせるように口出しをするのはやめましょう。進路の相談はいくらでもすればいいですが、受験生が決めた進路があるならば尊重することが大切です。

 

ただ、第一希望だけで、絶対そこに受かるんだと頑張っている場合には、少し柔軟な考えを伝えるほうがいいかもしれません。もちろん絶対の第一希望は譲らなくていいのですが、第二希望、第三希望とどういう状況になったとしても高校生活を前向きに送れるようにしっかりと考えておくことは必要です。

 

受験には絶対はありませんので、いざとなって困ることのないように本人にとって完璧だと思える受験計画をたてましょう。

 

勉強の指図はしない

勉強の仕方をしらない受験生はたくさんいますので、勉強の仕方を教えてあげることはいいのですが、子どもがたてた勉強スケジュールにいちいち口出しして、勉強の指図をすることはやめましょう。

 

「あれやったの?これやったの?どうしてまだしてないの?」受験生でなくても聞きたくない言葉です。

 

受験生を大人として扱い、配慮しよう

全ての言動は受験生を子ども扱いしていると出てきてしまうのかもしれません。受験生を大人として扱うことで、通常大人には言わないなと思うことは口に出さずにいられます。

 

言いたくなる気持ちはあると思いますが、言ってはいけない言葉を口に出すことで受験生のやる気をそいだり、投げ槍にさせてしまったりしてはもったいないですね。

 

受験生を大人として扱い、その決断や行動を見守りましょう。親の意のままにならない年齢になっています。大きく道をはずれていない限り、本人なりに真剣に受験に向かっている限り、親は応援団としてサポートしていけるといいですね。

 

こちらも参考にしてくださいね。

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では!最後まで読んでいただきありがとうございます。