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2023年度:早慶大学1年生の長女と公立中学3年生の次女。2人の子育てから分かってきた効率の良い学習や効果の高い勉強法などについてお伝えしていきます。その他、経験に基づいた記事を心がけながら、勉強に役立つ情報をお伝えいたします。

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高校受験と中学受験のどっちがいいの?信念をもって進もう!

高校受験と中学受験どっちがいいの?と子どもの進路を考えることもあるでしょう。特に中学受験の場合には、小学3年生の終わりにはその方向へシフトしていくという点を考えても親の意向が強いでしょう。高校受験と中学受験の目的を考え、子どもの可能性を信じて選択をしてほしいと思います。

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こんにちは!たこあんどわさびです。

 

高校受験・中学受験どっちがいいとは言えません。どんな道を進んでも間違いではありません。全員にとってベストな選択というものはありません。大切なのは子どもが自分の道を信じて、進んでいくことです。

中学受験からの道

中学受験からの道を考えてみましょう。どんな中学、高校時代を過ごし、大学を目指すのか?ということです。中学受験をする場合には4・5・6年生は受験勉強に向けていく必要があるということも考えておきましょう。中学受験での難関校では、私立中高一貫の進学校、私立大学附属校、公立中高一貫の進学校、国立附属校というのが選択となる可能性が高いですね。

私立中高一貫の進学校

私立中高一貫の進学校では、大学入試に向けての勉強が軸となります。多くの難関大への合格者がいることでしょう。この場合には、中学受験で難関を突破した後も、大学受験まで勉強を継続していく必要があります。大学受験までの6年間を高い学力をもった友達と切磋琢磨できる環境はとても良いでしょう。

 

ただ、全員が中学受験を突破した人たちばかりの中で、日々の勉強を積み重ね、大学受験までそのモチベーションを維持していくということを考えるとそれなりに余裕のある合格を目指したいところですね。成績がいいというだけで、勉強へのモチベーションは保てます。成績がどんどん下がってしまうと勉強をしても無駄なんじゃないかと感じてモチベーションを維持できなくなることもあります。

 

そういう点からも、中学受験合格をゴールに設定するのではなく、入学後も同じように勉強が必要であることを受験生に理解させながら取り組んでいく必要があります。

 

地元中学ならトップ層で学校生活を送れるかもしれないということと比較して本当に適性があっているのか?は判断が必要でしょう。

 

私立大学附属校

私立大学の付属校では多くの場合内部進学で大学進学できるでしょう。大学が決まってしまうので親としては安心かもしれません。

 

しかし、中学、高校と成長するにつれて自分が目指したい職業が見えてきたときに希望する学部が大学にないことも考えられます。外部受験で進学を考えるときにカリキュラムが必ずしも対応していないこともあります。大学は専門的に勉強するためにあるのですから、その大学に行きさえすればいいというものではありません。

 

小学生の時に将来の職業まで想像することはとても難しいことではありますが、その子の興味や関心に合わせて本当にその大学でいいのか?行きたいと思える学部があるのか?というのは考えて受験する必要があるでしょう。

 

公立中高一貫の進学校

公立中高一貫の進学校でも、私立中高一貫の進学校と同様に大学入試に向けての勉強が軸となります。公立ですので、教員の移動があり、良くも悪くも環境の変化があることが私立とは違う点かもしれません。

 

費用は地元公立中学に通うのとほとんど変わりません。費用が安く、勉強するための環境が整っているのがいい点ですね。

 

懸念点は私立中高一貫進学校と同じです。

6年間を通して大学受験を目指す継続力が必要になります。

 

国立大附属校

国立附属の中学校の場合には、多くの場合高校受験が必要になります。附属高校がある場合でも全員が内部進学できない場合もあります。

 

そのため、もともと高校受験を視野に入れて進学を考える必要があるでしょう。中学受験をして、高校受験をして、大学受験をするということに耐性があるかどうか?は大切な要素ではないでしょうか。小学校3年生の末から3年ごとに受験というのはかなりの長期間を受験勉強に費やすことになります。

 

途中で疲れてしまわないように取り組んでいく必要があります。

 

また、国立の場合には進学指導に力を入れていない場合もありますので、受験については自分で対策をとっていく必要があるかもしれません。

 

高校受験からの道

中学受験をしない場合には小学校時代は教科書を理解できるレベルを維持していれば特に問題ないでしょう。高校受験が初めての受験ならば、地元公立小学校、地元公立中学校に通ってきている人がほとんどですね。高校受験から難関校を目指すならば、進学校か、大学附属校かという選択となるでしょう。

進学校

進学校ならば、3年後は大学受験です。そこに向けて、努力していく必要があります。高校受験での合格をゴールにしてしまうと勉強へのモチベーションを保てないかもしれません。最初から、将来の職業、そのための大学受験があり、その過程での高校受験であることを理解して臨むのがいいと思います。

 

学力レベルが同じような学生たちの集まりになりますので、勉強の環境はとてもいいでしょう。その分成績を保っていくことは大変ですが、目指す大学が決まっているならばそこへ向けての勉強をしていくのがいいですね。推薦入試を目指すのでないならば内申点よりもそれぞれの大学ごとの対策が重要です。

 

大学附属校

高校受験の時点で大学がほぼ決定となり、大学受験に向けたカリキュラムではない勉強となります。その分、大学受験で外部に出るということは、大変なことになりますので、本当にその大学でいいのか?はしっかり考える必要があります。なりたい職業を叶える学部があるのか?は必ず確認しておきましょう。

 

また、学部があったとしてもそこへ行くには内部での成績順となりますので、場合によっては希望を叶えられないことがあります。大学に行けるという点で安心して、高校入学後に勉強しないのはリスクがあるということです。

 

 

中学受験と高校受験の違い

中学受験と高校受験の大きな違いは真剣に勉強を始める時期だと思います。中学受験の場合には小学3年生の終わりごろ、遅くとも小学5年生の時点では決めておかないと・・というのがスタンダードのようです。この時期はまだ将来を考えていくには幼いという点があります。

 

そして、公立中学ならば高校受験はほとんどの人が受験するのに対して、中学受験では全員が受験するわけではなく、受験しない人のほうが多いでしょう。みんなが遊んでいるという環境の中でも勉強していかなければならないというのは負担になることがあります。

 

そして、高校受験ではほとんどの場合どこかには合格します。きちんと対策していればどこも行くことがないということはほとんど起こりません。

 

しかし、中学受験では全部不合格ということが普通に起こります。小学校時代の半分を勉強に費やしたけれど、全て不合格になるという経験をしてしまうかもしれません。それを前向きな経験に変えていけるかどうかは親の手腕にかかっています。

 

中学受験では、親の言うことを聞いて素直に勉強に取り組むことができるかもしれません。でも、高校受験のころは反抗期となるので、場合によっては受験どころではないかもしれません。

 

中学受験と高校受験で目指す同じ目的

中学受験でも高校受験でも親の気持ちとしては、いい大学に入って学歴を身につけてほしいということではないでしょうか。実際には自分でご飯を食べていける大人になってほしいということだとは思うのですが、分かりやすい目標として大学受験があると思います。

 

大学受験で一番頑張るためにはどのような進路がいいのか?を考えてみてください。

 

子どもの成長ははやい!

子どもを心配してなんとか楽でいい道はないか?と思う場合もあると思います。しかし、子どもの成長は早く、親が関与できる期間は本当に短いです。小学生時代にはまだ自分で将来を設計できないかもしれませんが、中学生ならば、自分の好きなこと得意なことを把握できるようになりどんなことをしたいのか?もはっきりしてくるでしょう。

 

小学生時代からしっかりしている子もいれば、中学生になってしっかりしてくる子、高校になったらぐんと伸びる子などさまざまな子がいます。

 

中学受験をするのか、高校受験からでいいのかというのは子どもの成長を感じながら選ぶ必要があるでしょう。中学受験には向き不向きがあります。子どもの適性や気持ちを考えて、親の意見だけで選択しないようにしましょう。

 

子どもの可能性を信じて!

この子大丈夫かな・・・と心配して先回りしすぎてしまうのは、もったいないこともあります。親は子どもがどんな道を選んでも受け入れる広い心と子どもの可能性を信じて必要があれば時を待つということも大切ではないでしょうか。

 

小学生が小学生らしい日々を過ごせないようであれば、本当にこの道でいいのかな・・と立ち止まることも大切です。

 

勉強だけができても、仕事の現場で役立たないということもあります。子どもは、遊びの中からコミュニケーションの大切さを学んだり、約束を守ることを学ぶでしょう。

 

将来、人と人との関係を円滑にすすめていくための基礎をつくっているのが小学生時代です。ぶつかっても次の日にはケロッとして一緒に遊べる小学生の時期は人間関係の勉強をするのにとても良い時期です。この大切な時期を勉強だけで終わらせることがないようにと願っています。

 

選んだ道を信念をもって進もう! 

中学受験では受験しなければ入れないような学校に入り、良好な環境の中で勉強をすることができるという利点はとても魅力的です。しかし、そのための適性をもっているのかどうかは親が判断して、まだ小学生の子どもが心を壊してしまうほど追い詰められることがないようにうまく中学受験に取り組んでいけるといいですね。

 

どんな道を選ぼうとも、1人の子が行ける中学は1校、高校は1校です。どんな道でもその道で本人が最善を尽くせるように親は心を育てることに注力できたらいいのではないかと思います。どんな環境であっても結局は本人の頑張りが1番重要です。

 

選んだ道をふりかえるのではなく、信念をもって前に進んでいけるといいですね。

 

では!最後まで読んでいただきありがとうございます。