2020年7月19日に、慶應義塾小中高で学費の改定があることが発表されました。2020年度入学者から適用されます。およそ20年ぶりの改定だそうです。
こんにちは!たこあんどわさびです。
慶應義塾小中高で20年ぶりの授業料の値上げがありました。2020年度入学者から、少し負担が多くなるということです。
改定の詳細は?
改定の詳細はこちらから確認してくださいね。
慶應義塾湘南藤沢中等部、高等部と慶應義塾横浜初等部では、学費が据え置かれていますが、その他の慶應義塾小中高では全て学費アップとなっています。
1番値上げ幅が大きいのが、慶應義塾女子高等学校で、111,850円の値上げとなります。公立高校の授業料とほとんど同じ額の値上げになりますので、大きいです。ただ、それでも、慶應義塾女子高等学校が附属校の中では1番安い学費となります。だからこそ、の値上げのようですね。
施設設備費と教材費に分かれていた費目が、教育充実費としてまとまった費用に変更になりました。教育充実費として費目を気にせず使えるほうが何かと便利なのかもしれません。
学費アップの目的は?
教育の質の維持向上のため、あらたに少人数教育の導入を目指しているそうです。その他にも国際化に対する教育環境の充実、施設設備の維持改善等、一貫教育の発展を持続可能なものにするため、財政基盤の安定化が必要とのことです。20年変わっていなかったというところと消費増税などもあり、今回の改定になったのではないでしょうか。
慶應義塾附属高校の学費は高いのか?
文部科学省「子供の学習費調査(平成28年)」をもとに、私立高校にかかる学費の平均を調べました。全日制の私立高校に行く場合の1年間の学費の平均は、学校教育費が755,101円、学校外教育費が285,067円で合計1,040,168円となります。
学校教育費には授業料をはじめとして、修学旅行やPTA会費、学校納付金など、学校内での教育全般にかかる費用が含まれます。また通学にかかる交通費もこちらの費目に入っています。
この点で慶應義塾附属高校は修学旅行費、PTA会費、交通費等が入っていない学費で880,000~1,130,000円(入学金を除く)かかります。ここにさらにプラスでいろいろな諸経費がかかってきますので、平均よりはだいぶん高額だといえます。
ただ、この調査では就学支援金等の給付金が給付されたあとの実際に支払った額になりますので、給付のことを考えずにただ比べたのではかなりの高額に思えるかもしれません。実際には家庭により支払額はかなり違ってくるということです。
学校外活動費は学校以外でかかる費用のことです。学習塾や家庭教師、習い事の月謝や家庭での学習に必要となる参考書代などが含まれます。
学校外の活動にも平均で30万円程度かかるということですから、学費以外にもさまざまな出費があるということを考えておく必要がありますね。ただ、この点についても平均ですから、家庭によって学校行く以外何もしないのであれば、ほとんどかからないかもしれません。
まとめ
●慶応義塾小中高で2020年度より学費がアップ
●慶応義塾附属高校の学費は平均よりも高い
それでも、とても魅力的な学校ですね。大学附属校ということで、塾に行く必要がなく、大学受験時の受験料、押さえの学校の入学金など受験関連費用はかからないというのはいい点ですね。ただ、費用と教育とを天秤にかけずにすむときがくればいいのに・・と思ってしまいます。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。