高校受験で志望校を決めるときに偏差値が高いほうと低いほうとどっちにしようかと悩んでしまうことはあると思います。メリット、デメリットを知って、自分の進路を真剣に考えましょう。
こんにちは!たこあんどわさびです。
志望校はどこがいいのか・・・なるべく偏差値の高い学校を受けたほうがいいのか?それとも高校で上位にいられるような学校に行くほうがいいのか?と悩んではいませんか。それぞれのメリット、デメリットをふまえて、実力を過小評価せず挑戦的に選択してほしいと思います。
偏差値の高い学校を選ぶとき
頑張って勉強して志望校は偏差値のなるべく高いところに行きたいという場合は多いでしょう。その場合のメリット、デメリットは次のようになります。
メリット
●進学先が幅広い
●さまざまな推薦枠を持っている場合が多い
●全員が勉強するという環境
●レベルの高い教科書を使っている
偏差値の高い学校では、ほとんどの生徒が大学に進学していきます。そして、代々優秀な生徒がいるため、さまざまな推薦枠を持っている場合が多いです。
偏差値が高い学校では、志の高い人が集まる傾向があるため、勉強を頑張ることが普通であるという環境になります。そういう環境にいることで、勉強を頑張ろうと思えることは非常にメリットになるでしょう。高校生にとって学校の環境は、大きく影響を及ぼします。高いレベルの環境を手に入れることができるのは大きなメリットです。
高校の教科書は実はいろいろなレベルでつくられています。そのため、高校で使っている教科書は学校のレベルによって大きく変わってくるのです。偏差値の高い学校では大学受験を見据えた高いレベルの教科書を使って勉強します。
大学受験に必要な学力を身につけるためには、教科書の違いは大きいということです。教科書の違いは学校を選ぶときに考えておいたほうがいい点の1つです。
デメリット
●5教科以外の活動に力をいれにくい
●勉強についていけない可能性がある
●高校卒業後の進路が大学であることが多い
5教科の勉強以外の芸術系、部活動などに力を入れにくいかもしれません。ただ、偏差値の高い学校では多才な人も多く、上手に両立している様子もみられるかもしれません。
部活動を頑張ってしまうと勉強のほうはついていけないという危険性はあります。
偏差値上位の学校に行った場合には、その学校に合格できる人たちの集まりですから、みんな中学のときには学校上位の人ばかりかもしれません。そういうなかで、授業についていけずに学校内で下位をウロウロしてしまうということもあるかもしれません。今までにはなかったことですから、ショックを受けることもあるでしょう。
勉強はできると楽しいのですが、なかなか理解できず、成績が悪いとあきらめてしまって勉強に対するモチベーションが下ってしまいます。あきらめてしまうと成績が上がることはないと言っていいでしょう。
成績が下がってしまったショックを力に変えて、あきらめずに勉強をしようという気持ちがあるかどうかはとても大切です。
また、高校卒業後の進路が大学であることが多いので、それ以外の進路を希望しにくい、就職への選択肢は(ほぼ)ないという場合もあるでしょう。
偏差値に余裕のある学校を選ぶとき
偏差値に余裕がある学校を選ぶのは、合格できるか不安が大きいとき、家庭の事情で必ず公立に入ってほしいとき、高校で頑張って上位を維持し、推薦を狙うときなどでしょうか。その場合のメリット、デメリットは次のようになります。
メリット
●学力に余裕があるので、部活や趣味にも時間を使うことができる
●学校内で上位をキープし、指定校推薦を狙うことができる
●合格が確実
学力に余裕をもっているため、その他の活動に取り組むことができます。それが、高校生活を充実させるかもしれません。
また、学校内で上位をキープすることで、学校内で指定校推薦の枠を獲得することができるかもしれません。成績が上位であるということが、自信につながり勉強を頑張ることができるでしょう。
高校受験においては余裕を持って合格することができますね。ただ、それが本当にいいことかどうかは考える必要があります。真剣に努力して、自分で勝ち取ったといえる合格と、特に努力せずとも余裕で受かった合格・・・今後の人生にどのように影響するでしょうか。
デメリット
●環境によっては勉強を怠けてしまう
●教科書のレベルが下るため、大学受験では不利
偏差値の高い高校に比べて、勉強への意欲が低い環境になります。流されて勉強をなまけてしまうかもしれません。周囲が勉強しない環境でも、自分で勉強への意欲を持ち続けることができるのかが大切になります。
教科書のレベルが下るため、大学受験を目指した勉強をする場合には授業以上の学習が必要になるかもしれません。
どちらの学校を選ぶべきか?
どちらの学校を選んだらいいのか?・・・というのに正解はありません。
でも、特別にしたいことがないとか、まだ将来やりたいことはわからないというのであれば、偏差値の高い学校を目指すのがいいでしょう。高校生にとって環境はとても大切です。みんなが互いに切磋琢磨している環境で、真剣に勉強することもとてもいい経験です。
また、入るときの学力がギリギリだからといって必ずしも下位になってしまうわけではないのです。
中学のときはまだ真剣に勉強していなかったかもしれないし、高校の勉強はみんな同時に開始するわけですから、努力次第です。入るときはほとんど差がないはずの学力が、卒業するときにはずいぶんと差が開いてしまうのは、結局は高校の勉強でどれだけの努力ができたか?ということなのではないでしょうか。
全国レベルで部活をがんばりたい!など他にやりたいことがあって、偏差値の低い学校を選ぶことはあってもいいでしょう。目的がはっきりしていれば、自分で覚悟を持って入るわけですから、環境に流されず勉強も頑張ることができるのではないでしょうか。
しかし、推薦枠を狙いたいからという理由で偏差値の低い学校を選ぶことはやめたほうがいいでしょう。高校で環境に流されてしまって結局勉強しなかったり、他のさらに優秀な人が希望するなど他との兼ね合いもある推薦枠ですから確実に取れるわけではありません。
推薦枠を狙うという理由ならば、大学進学に必要な学力を身につけられる偏差値の高い学校に行くほうがいいでしょう。
最終的には本人が選ぶ!
さあ、どっち??という状況になったときに、最終的には本人が選ぶことが大切です。本人の選んだ学校が正解といえます。周りが諭してしぶしぶ選んだ学校ではなく、本人の希望で決めるのがいいですね。
本人が選ばなかった場合には、合格しても不合格でも納得できない可能性が高いです。合格してもやっぱりあっちの高校が良かったかも、不合格ならどうせ不合格ならあの学校を受けたかった・・・と人生の大きな選択に悔いが残ってしまうことのないようにしましょう。どちらを選ぶにしても、自分の可能性を信じて自信をもって選んでほしいと思います。
こちらの記事も参考にしてくださいね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。