学習障害(LD)とは先天的な脳の機能のかたよりによって、学習上の困難が起きている状態です。学習障害(LD)と一口に言っても、学習困難の原因はさまざまで、それぞれの状態に合わせてサポートをしていくことが大切です。
こんにちは!たこあんどわさびです。
学習障害(LD)がある場合には、まずは気づくことが重要です。学習障害(LD)があることに気づくことができれば、その学習困難の特徴でできることとできないことを確認し、的確なサポートをすることができます。学習障害(LD)の困難の原因とそのサポート、おすすめの通信教育についてお伝えいたします。
学習障害の困難の原因は?
学習障害(LD)がある場合には、読み書きが苦手、計算が苦手、聞くことが苦手、話すことが苦手、推論することが苦手などいろいろなかたよりがみられます。これらには次のような原因があるのではないかと言われています。
文字と音を結びつけることが難しい
単語や文章を見たときに、それが頭の中で音に変換されないので、正しい読み方が分からないことがあります。逆に、読み上げられた単語や文章を文字に変換することが難しいこともあります。
話はしっかり分かっているのに文字に書くことができなかったり、しりとりがうまくできなかったり、小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」の読み書きが難しいというような悩みを抱えてしまうことがあります。
この場合には、単語カードなどで視覚的に文字と音を理解していくと少しずつ改善がみられる場合があります。
視覚的に文字をとらえることが難しい
例えば「りんご」という言葉を通常はまとまりとしてとらえて「🍎」と理解するのですが、「り」「ん」「ご」というようにまとまりでとらえることができず、「🍎」と認識するまでに時間がかかります。
その場合には音読をすると一音一音で区切ってしまい内容がよくわからなかったり、「りんご」を「りん」「ご」と区切ってしまったりすることがあります。
また、目を動かす機能が弱く視点をうまく移動できない場合や、見たものを空間としてとらえて形や大きさ、位置などを正確に把握する機能にかたよりがみられる場合があります。
この場合には書き文字の左右が入れ替わったり、鏡文字になったりします。読書中に1行飛ばして読んだり、読んでいる場所が分からなくなってしまうことがあります。算数の小数点やグラフの線をうまくとらえられないという場合もあります。
単語をまとまりとしてとらえる訓練をしたり、聴覚を使って学習するようにサポートしていくといいでしょう。
聴覚的に理解することが難しい
音を聞き分けることが難しい場合があります。文字を耳で覚えられないため、九九が身につきにくかったり、単語の読み方を間違えて覚えていたりします。
イラストなどで視覚的な手がかりを使いながら、サポートしていくのがいいですね。
記憶の弱さがある
読み書きを一度教えてもらっても、それを記憶しておく機能が弱いため、なかなか記憶に定着させることができない場合です。
この場合には漢字の読み方や書き順を何度教わっても覚えられないという悩みを抱えることが多いでしょう。記憶できないため、勉強しても無駄だと意欲を失っていることがあるかもしれません。視覚や聴覚を使った繰り返し学習でサポートしていく必要があります。
文章を読みながら理解できない
文字を読むことはできているけれど、それを理解することができていないという状態です。
会話をしていても話がかみ合わなかったり、要点をまとめようとすると理解できていない場合があります。読んだり書いたりすることには問題のないことも多いです。
文章の内容を視覚的にとらえることで、理解を促すことができます。
語彙が不足している
文字や単語の意味を理解するのが苦手な場合です。言葉を知識として習得するのが難しい場合や記憶力が弱い場合があります。
「舌」と書くべきところを「下」と書いたり、必要な言葉が思い浮かばずに「あれ」「これ」などの指示代名詞で済ませることが多かったりします。
写真や体験を利用して、具体的に説明することで、語彙を増やしていきましょう。
漢字が覚えられない
漢字をいくつかの部品に分けたときに、部品の名前や形、位置、意味を知識として習得するのに時間がかかります。「手へん」「はね」などの名前を聴覚的に覚えることが難しかったり、部品の形や位置を視覚的に覚えるのが難しかったりします。
漢字の部首がなかなか覚えられなかったり、はらいやはねを書き忘れてしまったり、書き順が覚えられないという悩みを抱えることが多いです。
漢字を部品に分けてそれぞれを覚えられるようにサポートしていく必要があります。視覚が弱い場合には聴覚を、聴覚が弱い場合には視覚をつかって覚えられるようにしていきましょう。
学習障害(LD)の場合には視覚・聴覚を使ったサポートを!
学習障害(LD)の場合に、読む書くに困難があるのは8割程度と言われています。つまり、読む書くにこだわらない学習をしていくほうが学習障害(LD)のある子には有効であるということです。見る聞くを中心に学習を進めていくほうが効果が高いでしょう。
また、文字を書くことは難しいけれど、キーボードを打つことには全く問題がないという場合もあるので、その子にとってどのように学習するのが効率的なのか?というのは専門家の意見を聞きながら取り入れていけるといいですね。
大切なことは、できないことに注目するのではなく、できることを伸ばして、できないことはサポートし、無力感を感じさせないようにすることです。
脳機能のかたよりがあるため、通常より能力を獲得することに時間がかかってしまいますが、できたことを認めて少しずつ努力を重ねることでできるようになっていく分野はあります。とても苦手な分野を得意にするのは大変ですから、得意な分野をより得意にしていくようにサポートしていきましょう。
おすすめ通信教育は?
学習障害(LD)がある場合には、視覚と聴覚を使って学習していくほうが効率がいいでしょう。
おすすめの通信教育は「すらら」です。「すらら」は無学年方式のオンライン教材です。
「すらら」の講義は、アニメーションのキャラクターがずっと語りかけてくれ、時には問題を出してくれながら、講義がすすんでいきます。一方的に話をされるのではなく、自分に向けて話しかけてくれて、質問されたことに答えるという対話的な講義になっています。一方的に話をされるだけの講義とは違いますので、集中して取り組むことができます。
そして、よくわからなかった問題を何度でも聞き返すことができるのもよい点です。
「すらら」は無学年方式です。今の学年だけではなく分からなくなった学年までいくらでも戻って学習できるので、教材を選んだり購入したりする手間が省けてお得です。
また、理解を促すためにイラストや画像が豊富に使われていて、イメージがわきやすいような工夫がされています。
見る聞くことでしっかり理解した問題をプリントアウトすることができますので、学習障害(LD)では苦手な読む、書くについても繰り返し学習することができます。
そして、現役の塾講師である「すららコーチ」が学習管理をしてくれるので、一番大切だけれど大変な継続へのサポートもついています。「すららコーチ」は学習障害の場合の困りごとの相談相手にもなってくれます。
学習障害(LD)が抱える困難にこたえて基礎的な学力を着実に身につけていける「すらら」は、詳しい個人情報の必要はなくメールアドレスだけで無料体験できますので、試してみてくださいね。
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1回15分程度の講義ですのでまずは1日1回から、きちんと講義を受けることができたら「よくできたね!」と認めてあげましょう。1日1回だけ頑張ろう!をまずは続けて、日々の習慣にしていけるといいですね。
では!最後まで読んでいただきありがとうございます。